ベトナム国鉄 JR東日本の中古気動車を輸入 無償譲渡

現地メディアによると、ベトナム鉄道公社(VNR、ベトナム国鉄)はこのほど、ファム・ミン・チン首相に、JR東日本の中古ディーゼル気動車37両の輸入許可を申請した。VNRは、JR東日本から引退する気動車などを無償で譲渡するとの申し出を受けたとしている。輸入や改造にかかる費用はベトナム側が負担する。
37両は1979~1982年に製造された客車で、いずれも約40年間使用されており、1両当たり客席が68~82人、立ち席スペースが28~34人分。軌道の幅(軌間)は1,067ミリ(狭軌)で、ベトナムの1,000ミリ(狭軌)に近い。輸入後に国内規格に合わせて改造するという。

白物家電9月出荷額 4カ月連続マイナス エアコンなど低迷

日本電機工業会のまとめによると、白物家電の9月の国内出荷額は、前年同月比12.2%減の1,854億円だった前年実績を下回るのは4カ月連続。気温低下や天候不順の影響に加え、ルームエアコンなど前年の”巣ごもり”需要増に伴う出荷増の反動で振るわなかった。製品別ではルームエアコンが24.9%減の385億円と4カ月連続のマイナス、電気冷蔵庫が14.3%減の381億円と4カ月連続のマイナス、電気洗濯機が4.6%減の333億円と3カ月連続のマイナスだった。

「マイナ保険証」10/20から本格運用開始 事前登録が必要

マイナンバーカードを健康保険証として利用できる「マイナ保険証」の本格運用が10月20日から始まる。医療機関や薬局で患者が加入する健康保険の「資格確認」が迅速に行えるほか、服用した薬の履歴なども分かり、適切な診療につながることが期待される。国が進める医療のデジタル化の一環。
利用者はまず、専用サイトや専用のカードリーダーがある医療機関や薬局で、自分の保険証とマイナンバーカードのデータを連結させる事前登録を行う。マイナ保険証を使う場合は、窓口に設置された読み取り機にマイナンバーカードを置き、すでにカード登録されている顔と本人を照合する。暗証番号で本人確認を行うこともできる。
ただ、10月10日時点で全国の医療機関や薬局合わせ22万9,196カ所のうち、必要なシステムの導入を済ませているのは1万8,141カ所(7.9%)にとどまっており、システムの普及が大きな課題だ

中国経済の減速鮮明に 7~9月GDP4.9%増へ低下

中国国家統計局のまとめによると、2021年7~9月の国内総生産(GDP)は、物価の変動を調整した実質で前年同期比4.9%増にとどまった。4~6月の7.9%増から増加率が低下し減速が鮮明となった。素材高による収益悪化で企業の投資が伸びず、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けた移動制限が消費を抑え込んだ。半導体の供給不足や電力不足も加わって、中国景気の停滞感が強まっている。

夏の暑さから一転 列島各地で一気に11月並みの寒さ 初雪も

西日本を中心に日中は果たしていつまで?、暖かさというより夏の暑さが続いていた日本列島。その季節が一気に進み、東北・北海道は秋を通り越し冬に突入した。この時期としては強い強いが流れ込んでいる影響で、10月18日の朝は全国的に今シーズン一番の冷え込みとなり、地域によって11月上旬から中旬並みの寒さとなっている。とりわけ高地・山間部は初冠雪の便りが届いた。

水産庁 日本22年もミナミマグロの漁獲枠6,245トンを維持

水産庁は、ミナミマグロの資源管理を協議する国際会議で2022年の日本の漁獲枠が2021年と同じ6,245トンで維持されたと発表した。2020年の会議で決定した2021~2023年の配分を継続することで合意した。ミナミマグロは南半球の高緯度海域を中心に分布。主に刺し身用に使われ、クロマグロに次ぐ高級品とされている。会議はオンラインで実施された。

競馬の秋華賞 アカイトリノムスメが制覇 良血馬がG1初V

3歳牝馬3冠レースの最終戦、第26回秋華賞が10月17日、阪神競馬場(芝2000m、16頭出走)で行われ、4番人気のアカイトリノムスメ(国枝栄厩舎、戸崎圭太騎手騎乗)が2分1秒2で制した。同馬はG1レースは初勝利で1着賞金1億円を獲得した。戸崎騎手はこのレース初勝利。
2番手追走の1番人気馬で、桜花賞との2冠を狙った白毛のソダシはゴール前で失速、10着に終わった。アカイトリノムスメは父ディープインパクト、母アパパネ(牝馬3冠馬)の超良血馬で、今後の活躍が期待される。

大阪・関西万博に向け万博相と大阪知事・市長が連携確認

吉村大阪府知事と松井大阪市長は10月15日、大阪市役所を訪れた若宮万博担当相と面会し、2025年の大阪・関西万博に向けて、引き続き連携していくことを確認した。若宮担当相は「いろいろな準備を考えると、2025年までそんなに猶予はない。海外はもちろんだが、まずは日本国内で機運の醸成が必要で、力を入れていきたい」と述べた。吉村、松井両氏も、日本全国を盛り上げ、日本の力を結集させ述べたるイベントにし、成功させたいなどと述べた。