台湾の蔡英文総統は2022年1月1日、新年の談話を発表した。最大の懸案の中国との「両岸問題の解決には、軍事的な衝突は絶対に避けなければならない」と述べ、軍事衝突は中台の「経済の安定に影響を与える」と指摘した。そのうえで、中台が「人々の生活に配慮し、国民感情を安定させる努力をしてこそ、双方が平和的に問題に直面する土壌ができ、解決策を見い出す余地と雰囲気が生まれる」と述べた。蔡氏の談話は例年に比べると、中国への直接的な批判は抑えられ、中国に自制を促すことに重点を置く内容となった。
中国は2021年、台湾への軍事的圧力を強め、防空識別圏に延べ約1,000機の戦闘機など軍機を送り込んだ。侵入回数は1年で230日以上に上り、台湾人の中国に対する感情が一段と悪化している。
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世界のコロナ新規感染者7日間平均で初めて1日100万人超に
AFPの2021年12月30日のまとめによると、世界の新型コロナウイルス新規感染者の7日間平均が、流行開始以来初めて100万人を超えた。感染力の高い変異株「オミクロン株」の感染急拡大を受けて、12月23~29日の世界の新規感染者は合計730万人以上、1日当たり104万5,000人に上り、過去最多を更新した。これまで最多だった2021年4月23~29日の1日当たり81万7,000人を大幅に上回った。
新規感染者の85%以上は、オミクロン株の流行が特に深刻な欧州と北米で確認された。過去1週間に確認された新規感染者は、欧州が前週比36%増の402万2,000人、北米が前週比83%増の226万4,000人だった。一方、アジアは前週比12%減の26万8,000人だった。