日本政府は5月9日、新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)の発生が相次いでいる医療機関や高齢者施設で、早期に感染者を見つけられるよう抗原検査の簡易キットを活用する方針で、最大800万回分配布する。企業はじめ大学でも運動部や合唱部などでクラスターが発生しており、同検査キットの活用を促す。
西村経済財政担当相は、抗原検査キットは「短時間に安価で手軽にできるので、早期に感染者を見つけられる仕組みを広げていきたい」としている。
緊急事態の解除「ステージ2」まで落ち着いた段階で 尾身会長
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、現在の緊急事態宣言の解除の要件について、感染状況が4段階の指標で2番目に低い「ステージ2」相当にまで落ち着いた段階で解除することが望ましいとの考え方を示した。
また、全国各地の開業医に向け、自宅やホテルで療養するコロナ患者の対応に「直接もう一歩関与してもらえばいい」とさらなる関与を求めた。
中国 労働節の連休に2億3,000万人が国内旅行 1.9兆円消費
中国の文化観光省は、労働節(メーデー)に伴う5月1~5日の大型連休に国内旅行したのは前年同期に比べ約2.2倍の2億3,000万人に上ったと発表した。新型コロナウイルスの流行前の比較できる数値と比べても3.2%増だった。
国内観光収入も2020年の5連休に比べ約2.4倍の1,132億3,000万元(約1兆9,100億円)だった。ただ、コロナ流行前と比べると23%減少した。
WHO 中国製ワクチンを初承認 欧米以外の開発分では初
世界保健機関(WHO)は5月7日、中国医薬集団(シノファーム)が開発した新型コロナウイルスワクチンに緊急使用許可を出したと発表した。欧米以外で開発されたワクチンをWHOが承認するのは初めて。今後、発展途上国を中心に、中国製ワクチンの供給拡大が予想される。
コロナ重傷者 過去最多の1,144人に 9日連続で1,000人超え
厚生労働省は5月9日、新型コロナウイルスの感染が確認された人で人工呼吸器や集中治療室で治療を受けるなどしている重傷者が前日から13人増えて、過去最多の1,144人になったと発表した。これでコロナ重傷者は9日連続で1,000人を超えている。
中国の大型ロケット「長征5号B」5/9インド洋に落下か
中国が4月29日、独自の宇宙ステーション建設のため打ち上げた大型ロケット「長征5号B」について、中国の宇宙当局は5月9日、日本時間も午前11時24分、大気圏に再突入したと発表した。残骸は、モルディブ近くのインド洋の北緯2.65度、東経72.47度の周辺海域に落下したとみられる。
コロナ新規感染15道県で最多 全国で7,247人 地方へ拡大
新型コロナウイルスの感染者は5月8日、全国で新たに7,247人確認された。全国の感染者が7,000人を超えたのは1月16日(7,041人)以来。15道県で1日当たりの新規感染者が過去最多となっており、これまでの大都市圏中心から地方への感染の広がりが鮮明になっている。
死者は86人増えて1万859人となった。重症者は1,131人で前日と変わらなかった。
大規模施設の協力金 事業規模へ見直し 1,000㎡ごとに1日20万円
政府は新型コロナウイルスの感染拡大防止対策で、これまで一律としていた協力金支給額を、休業要請に応じた大型商業施設の事業規模に応じた形に見直すことになった。
これにより百貨店や映画館など大規模施設では、休業した部分の面積が1,000㎡ごとに1日20万円を、それらの施設の一部を借りて営業するテナントなどには100㎡ごとに1日2万円を支給するとしている。
東京・大阪の大規模接種会場に看護師200人を派遣へ 防衛省
防衛省は5月7日、新型コロナウイルスのワクチン接種を進めるため、東京、大阪に24日開設予定の「大規模接種センター」について、派遣会社に登録している看護師計約200人を派遣することを決めた。それぞれ1日1万人の接種を目指しており、自衛隊の看護官に加え、民間の看護師を派遣することで接種を加速させたい考え。両会場とも土日祝日含め、毎日午前8時から午後8時まで3カ月間、接種を実施する。
緊急事態宣言延長に伴う措置 休業・時短要請など3府県が決定
緊急事態宣言の5月31日までの延長が決まった大阪、兵庫、京都の3府県は5月7日夜、それぞれ対策本部会議を開き、延長に伴う措置を決定した。
大阪府は、大型施設への休業要請やイベントの無観客開催など今の措置を継続することを決めた。兵庫県は大型施設については、平日は午後7時までの時短を、土・日曜日は休業を要請する。京都府は大型施設には平日は午後8時までの時短を要請したうえで、法律に基づかない形で午後7時までとするよう働きかけ、土・日曜日は休業を要請する。兵庫県と京都府はイベントについては、人数の上限を5,000人かつ収容人数の半分までとしたうえで、午後9時までの開催とするよう要請する。