世界人口の5割超がインターネット利用 情報社会への節目
国連機関の国際電気通信連合(ITU)はこのほど、2018年末時点の世界のインターネット利用者が推定39億人に上ると発表した。これは、世界人口の半数超えの51.2%にあたる。これにより、ITUは世界の人々が使える、インターネットによる情報社会への節目となる、重要な第一歩だと指摘している。
本庶さんにノーベル賞医学・生理学賞 メダル授与
今年のノーベル賞授賞式が12月11日、スウェーデンの首都ストックホルムのコンサートホールで行われた。がんの免疫療法を医療として確立した功績により、医学・生理学賞に選ばれた京都大学特別教授の本庶佑さんに、スウェーデンのグスタフ国王から記念メダルと賞状が贈られた。
共同で受賞した米国のジェームズ・アリソン博士とともに、羽織はかま姿の本庶さんは和やかな表情で会場に向かって頭を下げると、大きな拍手が起きていた。会場では、きらびやかな着物姿の妻の滋子さんが招待席でじっと見守っていた。
日本人のノーベル賞受賞者は、米国国籍を取得した人を含めて26人目で、医学・生理学賞では5人目。
外国人就労拡大へ改正入管法成立 2019年4月導入
“生煮え””中身がない”など様々な批判を浴びた、外国人労働者の受け入れを拡大する改正出入国管理法案が成立した。参院は12月8日未明の本会議で、自民、公明両党と日本維新の会などの賛成で可決した。これを受け、政府は2019年4月からの新制度導入を目指し、詳細な制度設計を進め、具体的な制度の多くは法務省令で示していくとしている。
この結果、①「特定技能1号」「特定技能2号」という新たな在留資格を設ける②単純労働の分野でも外国人受け入れを解禁する③農業、建設業、介護、宿泊業、外食など14業種で初年度最大で4万7,550人、当初5年間で最大34万5,150人の受け入れを想定している新制度がスタートすることになった。
また、法務省入国管理局を格上げし出入国在留管理庁を新設する。
中国のインターネット利用者が初めて8億人を突破
中国インターネット情報センター(CNNIC)のまとめによると、中国国内のインターネット利用者が2018年6月時点で8億166万人に達した。2017年12月からの半年間で3.8%増となり、初めて8億人を突破した。
このうちスマートフォンなどの携帯端末によるネット利用者は4.7%増の7億8774万人となり、ネット利用者全体の98.3%を占めた。この結果、同国のネット普及率は1.9㌽上昇し、57.7%となった。
利用者を年齢別にみると、40歳未満が全体の74.4%を占めた。うち20代が最も多く27.9%に達した。収入別にみると、月収3001~5000元(約4万8000~8万円)が全体の21.5%を占め最多で、次いで2001~3000元が15.3%だった。
イオン 中国で小中学生の環境学習「チアーズクラブ」全国大会
イオンおよび永旺(中国)投資有限公司は、中国・北京市で8月8~10日の3日間にわたり、第1回「中国イオン チアーズクラブ全国大会」を開催した。
小中学生を対象に環境学習の場を提供する「中国イオン チアーズクラブ」は、日本で1996年に開始した「イオン チアーズクラブ」の活動をもとに、中国で2014年に本格的に活動を開始した。現在、中国各地の店舗を拠点に77クラブ、約2000名の子どもたちが活動している。各クラブは毎年1つの環境テーマに沿って活動し、その成果を壁新聞にまとめている。
今回、中国で初開催になる全国大会に参加したのは、壁新聞の発表会で選抜された7エリア(北京・天津・青島・蘇州・武漢・広州・香港)、13クラブの代表者27名。全国大会では、壁新聞セッションはじめ、様々な体験プログラムを通じて自然環境への理解を深めた。