米国の首都ワシントンの連邦控訴裁判所は12月6日、中国発の動画アプリ「TikTok(ティックトック)」を米国内で規制する法律を巡り、法律の差し止めを求めたティックトック側の訴えを退けた。ティックトック側は法律が「言論の自由」を定めた憲法に違反すると主張したが、裁判所は違反しないと判断した。米政府は、ティックトックの利用者データが中国に流出するなどし、安全保障上のリスクが高まると懸念している。ティックトック側は今後、連邦最高裁判所で争う構え。
法律が施行される2025年1月19日までに、運営会社の中国のバイトダンスがティックトックの米国事業を売却しなければ、米国内でアプリの配信や更新はできなくなる。ただ、大統領が認めた場合、最大90日まで売却とサービスの停止が猶予される。
インフルエンザ全国的流行期入りから患者数4週連続増加
小池都知事 職員の働き方改革で来年度から「週休3日」導入
神戸アイセンター 初のiPS網膜移植「先進医療」申請へ
尹大統領弾劾案 不成立 与党「戒厳令」謝罪で一転, 結束
学生バイト年収「103万円」引き上げで合意 自公国税調
自民、公明、国民民主3党の税制調査会長は12月6日、「年収103万円の壁」の見直しを議論する3回目の協議で、親が所得税の「特定扶養控除」という減税措置を受ける要件となる子供の学生アルバイトの年収を、現行の103万円から引き上げることで合意した。
ただ、与党と国民民主の隔たりは大きい。国民民主は、本人の非課税枠103万円についても、所得税が原則一律で適用される「基礎控除」などを75万円引き上げ、178万円とするよう求めている。これに対し与党は、物価上昇率に基づき、引き上げ額を10万円程度とする案などを想定。引き上げ時期についても、与党が準備期間を確保すべきだと主張したのに対し、国民民主は2025年からの実施を求めている。
中山美穂さん死去 54歳 自宅浴槽で発見 アイドルから俳優へ
歌手で俳優の中山美穂さんが東京都渋谷区内の自宅で亡くなった。54歳だった。警視庁渋谷署によると、中山さんは12月6日午前、自宅の浴槽で倒れているのを所属事務所の従業員に発見された。駆け付けた医師が、その場で死亡を確認した。中山さんはこの日、大阪市内でコンサートが予定されており、待ち合わせ場所に姿を見せず、不審に思った従業員が自宅を訪れた。
中山さんは「ミポリン」の愛称で親しまれるトップアイドルから、本格俳優へ脱皮。1985年、テレビドラマ「毎度おさわがせします」でデビュー。その後も「ママはアイドル!」や「君の瞳に恋してる!」などに出演。1992年にはNHK大河ドラマ「信長」に、豊臣秀吉の妻・ねね役で出演。1998年には木村拓哉さんと共演、「眠れる森」では殺人事件に巻き込まれる女性の苦悩を好演した。
歌手としては1985年に「『C』」でデビューし、日本レコード大賞の最優秀新人証を受賞。「MAKU MAKUさせて」「ただ泣きたくなるの」などの曲を大ヒットさせた。2025年は40周年記念のコンサートが、全国20都市以上で予定されていた。
10月実質賃金2.6%増の29万3,401円 3カ月ぶりマイナス脱却
10月の実質消費支出 1.3%減の30万5,819円3カ月連続マイナス
秋篠宮ご夫妻 トルコ大統領を表敬訪問 100周年記念式典
トルコを公式訪問中の秋篠宮ご夫妻は12月4日、首都アンカラの大統領府でエルドアン大統領を表敬訪問された。5日は空路で最大都市イスタンブールに移動。同日夜のトルコと日本の外交官系樹立100周年を記念する式典に臨まれた。
宮内庁によると、4日は大統領に「外交関係樹立100周年を機に2国間の友好親善関係の増進を願う」という趣旨の天皇陛下のメッセージを伝えられた。大統領も両国関係の発展を願う言葉を述べ、歓迎した。夕刻にはご夫妻で大統領主催の晩さん会に臨まれ、和やかの雰囲気の中、約1時間にわたって談笑された。5日の記念式典で秋篠宮さまは「両国のつながりが、未来へ向けて今以上に強くなることを祈念します」とあいさつされた。