26年ノーベル化学賞にソ合憲三氏”不斉自己触媒反応”を発見

スウェーデン王立科学アカデミーは10月7日、2026年ノーベル化学賞をソ合憲三(そあい・けんそう)東京理科大名誉教授(76)ら2人に贈ると発表した。右手と左手のように「鏡像体」の構造を持つ化学物質が、片方だけを自ら合成する「不斉自己触媒反応」を発見したことが評価された。ソ合さんは1950年、広島県生まれ。
日本のノーベル賞の受賞は、昨年の坂口志文氏(物理学・医学賞)、北川進氏(化学賞)に続く快挙となる。

国内の不正アクセス 9月末で昨年上回る600件, 最多ペース

セキュリティー会社、トレンドマイクロによると、国内の企業や自治体が今年公表した不正アクセスなどの被害が、9月末時点で昨年を上回る600件に上り、過去最多ペースで推移していることが分かった。直近の不正アクセス件数は、2024年が最多の644件、2025年が593件だった。
連日、様々な業種・業態、団体の個人情報の漏洩が相次いでいる。進化するAI(人工知能)の悪用で、ますます対策が難しくなり、犯罪の流用も懸念される。早急な厳しい法的整備、厳格な執行が求められる。

大阪府 阪神の優勝パレードを11/23御堂筋で実施

大阪府の吉村知事は10月5日、プロ野球セ・リーグ優勝を決めた阪神タイガースの祝賀パレードを11月23日、大阪市のメインストリート、御堂筋で実施すると発表した。パレードは同日の御堂筋を歩行者天国にするイベント「御堂筋ランウェイ」とあわせて開く。
今回は、優勝パレードの実行委員会は立ち上げず、クラウドファンディングも実施しない方針。

政府フードテックに9.7兆円投じ植物工場, 陸上養殖など支援

高市政権は、食とテクノロジーを組み合わせた”フードテック”を戦略17分野の一つに据えた。そのうえで、日本成長戦略に①植物工場②陸上養殖③食品機械④新規食品ーーの4製品・技術を選定した。政府は2040年度までに9.7兆円を投じ、これら4製品・技術開発を支援し、国内外の成長市場開拓をめざす。
日本の食料自給率は低く、カロリーベースで37%と主要7カ国(G7)内で最低水準にある。

「育成就労」で必須の日本語能力, 受け皿は全国で7,500人分

出入国在留管理庁によると、外国人人材の導入で必須となる日本語能力習得のための日本語学校の受け入れ人数が、全国で約7,500人であることが分かった。
技能実習制度に代わり、外国人人材の導入策の一環として、「育成就労」制度が2027年4月1日に始まる。この受け入れの前提となるのが日本語能力だ。技能実習生が多い愛知、埼玉、千葉などで、とくに教員が不足している。
教育就労制度がスタートすれば、年間15万人が来日すると想定される。これらの人が「働きながら日本語力を高めていく」との基本理念が、根本から揺らぐような実態だ。早急な体制の整備が求められる。

ネパール 土石流災害の捜索打ち切り 6,000人超行方不明

ネパールのシャハ首相は10月5日、中国との国境付近で発生した大規模な土石流災害の捜索・救助活動を中断することを明らかにした。ネパール政府は捜索を事実上打ち切り、復旧・復興に重点を移す。今回の土石流災害により、ネパール、中国合わせて1,496人が死亡し、大阪の日本人家族5人を含め6,000人以上がいぜん行方不明のままだ。ネパール政府によると、推計約7,500軒の住宅が被災している。

日本女子オープン シンジエが30勝目飾る, 永久シード権獲得

女子プロゴルフツアー、日本女子オープンは10月4日、兵庫県宝塚GC(6,185ヤード、パー70)最終ラウンドが行われた。通算11アンダーで並んだ38歳のシンジエ(韓国)が、桑木志帆とのプレーオフを制し、30勝目を飾った。優勝賞金3,000万円を獲得した。この結果、史上7人目の永久シード権を獲得し、史上初の日本国内メジャー4冠を達成した。

凱旋門賞 日本馬悲願ならず 武豊12度目実らず ダリズが連覇

世界の競馬の最高峰、フランスG1「第105回凱旋門賞」(芝2400m)が10月4日(日本時間⒋日23時5分発走)、パリ・ロンシャン競馬場で行われた。日本から参戦した2頭はいずれも着外に敗れた。12度目の挑戦だった武豊(57)騎乗の、2番人気に支持されていたメイショウタバル(牡5,石橋厩舎)は14着、C.デムーロ(34)騎乗のアドマイヤテラ(牡5、友道厩舎)は11着に敗れた。レースは1番人気のダリズが連覇した。今回も日本調教馬の悲願は届かなかった。
日本の両馬は積極的なレース運びだった。4角手前まで、逃げたメイショウタバルがトップを守り、アドマイヤテラも3,4番手をキープしていた。だが、直線でいずれも失速し、馬郡に消えた。

日本勢 金83個,メダル総数269過去最多 アジア大会閉幕

45カ国・地域の選手らが参加したアジアのスポーツの祭典、第20回アジア競技大会は10月4日、名古屋市瑞穂公園陸上競技場で閉会式が行われ、16日間の熱戦に幕を下ろした。
1958年東京大会、1994年広島大会に続き日本国内で3度目の開催になった今回の愛知・名古屋大会。日本勢は83個の金メダルを獲得。1966年のバンコク大会の78個を上回り、60年ぶりに最多記録を更新した。銀95、銅91を合わせたメダル総数269個とも、中国に次ぎ2位だった。
18日からは障害者スポーツの祭典、アジアパラ競技大会が愛知県などで行われる。

スイスの氷河 過去5年で2割消失 温暖化、熱波で

スイス連邦工科大チューリヒ校などの研究グループは10月1日、スイスの氷河が過去5年で約2割失われたとする報告書を公表した。地球温暖化や熱波が、氷河の消失を加速させている。これにより、氷河の存続が脅かされていると警告している。
報告書は「前例のない規模の水がなくなった。今後もさらに多くの氷河が消失することになる」と指摘している。調査によると、2026年の氷河の体積は前年比5.5%減り、減少率は観測史上最大だった2022年の5.9%に次ぐ大きさとなっている。