法務省は12月19日、今年の「犯罪白書」を公表した。今回は精神障害のある性犯罪被害者について、初めて調査した結果を掲載した。これによると、事件当時に「被害を受けた」と認識していた人は38.6%にとどまった。精神障害がない被害者の79.7%と比べ大幅に低かった。
調査は、2023年6月時点で強制性交罪などで有罪が確定していた事件の被害者を対象とした。精神障害のある男女176人と、精神障害のない男女349人について、判決文などを基に分析した。
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災害関連死「審査」の規定が未整備6割
内閣府が実施した初の調査で、全国の市町村の6割が、地震などの災害で遭遇する災害関連死の認定に必要な「審査会」についての規定を整備していないことが分かった。
今回、内閣府は全国1,741市区町村を対象に、8月時点の規定の整備状況を調査した。その結果、条例で審議会設置について定めたうえ、委員の選定方法など運営に必要な規定も整備した自治体は685(39.3%)にとどまった。1,055自治体(60.6%)は条例で審査会について定めていないか、運営に必要な規定を設けていなかった。
避難生活による体調悪化などで亡くなる関連死については、医師や弁護士らでつくる自治体の審査会が死亡診断書などをもとに災害と死亡の因果関係を調査し、関連死にあたるかを判断する。審査会がなければ関連死の認定は事実上できないため、同法では審査会の設置を条例で定めることを各市区町村の努力義務としている。
自治体が迅速に災害関連死を認定できなければ遺族への災害弔慰金の支給が遅れる恐れがある。そのため、内閣府は各自治体に調査結果を周知し、規定整備を進めるよう求めている。