張本智和 難敵 中国選手破り優勝 卓球国際大会

世界ランキング上位の選手などが出場する卓球シングルス国際大会は8月11日、横浜市で準決勝と決勝戦が行われた。日本勢で唯一、ベスト4に勝ち上がった世界ランキング4位の張本智和選手は、男子の準決勝で世界31位の米国の選手を4対1で退け、決勝に進んだ。
決勝の相手は難敵、世界2位、中国の王楚欽選手。今年5月の世界選手権、男子シングルスで金メダルを獲得した選手だ。過去の対戦でも張本選手は2勝12敗と大きく負け越している。張本選手は王選手の威力のあるフォアハンデに苦しんだが、ゲームカウント4対2で勝ち、8連敗中だった王選手からおよそ3年ぶりに勝利を収め、優勝を飾った。

広陵 2回戦の出場辞退発表 大会中 暴力事案で

広陵高校(広島)は8月10日、堀正和校長が甲子園球場の大会本部を訪問し、第107回全国高校野球選手権大会の第9日、津田学園(三重)との2回戦の出場を辞退すると発表した。
広陵は大会直前、1月に発生した暴力事案がSNSで拡散され話題になり、メディアでも報じられて、今大会への出場を巡り、批判的な声も挙がっていた。

トランプ政権発足後 不法移民100万人以上が出国

米国土安全保障省のクリスティ・ノーム長官は8月8日、トランプ政権発足後、100万人以上の不法移民が自発的に米国を離れたことを明らかにした。複数のメディアが報じた。
ノーム氏は今年1月以降、数十万人の「犯罪に手を染めた不法移民」が逮捕され、過去3カ月では不法移民の入国が「ゼロ」だったと明かした。数千人の移民が国土安全保障省が作成したアプリを使用して「自主的に出国」したほか、政府のプログラムを利用ぜずに自ら出国した人が何十万人もいることを把握しているーーとしている。その結果、トランプ政権発足後、100万人以上が自ら出国したと考えていると述べた。

サッカー元日本代表 得点王 釜本邦茂さん死去 81歳

サッカーの元日本代表で1968年メキシコ五輪の銅メダル獲得に貢献した釜本邦茂さんが8月10日、大阪府内の病院でなくなった。81歳だった。
五輪は1964年の東京、1968年のメキシコ両大会に出場。メキシコ大会では日本のエースストライカーとして、7得点を挙げて大会得点王となり、日本初の銅メダル獲得の原動力となった。日本代表の国際Aマッチで男子では歴代最多の75得点を記録している。
京都市出身。早大在学中に日本代表に選出された。日本サッカーリーグ(当時)のヤンマー(現Jリーグ・セレッソ大阪)に所属。Jリーグ発足後はガンバ大阪の初代監督を務めた。

長崎被爆から80年「被爆の記憶を伝え続ける」

1945年8月9日、長崎に原爆が投下されてから8月9日、80年の節目を迎えた。長崎市内の平和公園で行われた平和祈念式典の平和宣言で、鈴木史朗市長は「長崎の使命として、世界中で受け継ぐべき人類共通の遺産である被爆の記憶を国内外に伝え続ける」と決意表明した。
式典には被爆者や遺族の代表、石破首相ほか、米国、英国など核保有国を含む94の国と地域の代表など約2,650人が参列。原爆が炸裂した午前11時2分に黙祷を捧げ、犠牲者を追悼した。

長崎被爆から80年「被爆の記憶を伝え続ける」

1945年8月9日、長崎に原爆が投下されてから8月9日、80年の節目を迎えた。長崎市内の平和公園で行われた平和祈念式典の平和宣言で、鈴木史朗市長は「長崎の使命として、世界中で受け継ぐべき人類共通の遺産である被爆の記憶を国内外に伝え続ける」と決意表明した。
式典には被爆者や遺族の代表、石破首相ほか、米国、英国など核保有国を含む94の国と地域の代表など約2,650人が参列。原爆が炸裂した午前11時2分に黙祷を捧げ、犠牲者を追悼した。

元兵庫県議遺族 NHK党・立花氏を名誉毀損で告訴

兵庫県の斎藤知事に関する百条委員会の委員を務め、今年1月に自殺した竹内英明兵庫県議会議員(当時50歳)の遺族は、政治団体「NHK党」の立花孝志党首を、名誉毀損の疑いで6月に警察に告訴状を提出し、警察はこれを受理したことが分かった。元議員の妻が8月8日、神戸市内で記者会見し明らかにした。
会見で遺族は、立花氏がインターネット上に「(竹内議員が)知事のことが嫌いだから、ありもしないうわさ話を意図的につくり出した」などと発言。また、今年1月18日、元議員が自宅で自殺しているのが見つかった翌日、立花氏はSNSに「元議員は兵庫県警から任意の取り調べを受けていた」とか、自身のユーチューブチャンネルで「逮捕される予定だったそうです」などと発言していた。

クマ被害 全国で55人 過去最多の23年と同水準

環境省によると、今年4月から7月末までにクマに襲われけがをしたり、亡くなった人は全国で55人に上り、年間で過去最多となった2023年(56人)とすでに同水準になっている。被害に遭った人は長野県が13人、岩手県が12人、秋田県、福島県、新潟県でそれぞれ4人の合わせて55人。
6月までのクマの出没件数は、九州と沖縄、北海道を除く全国で7,248件で、2023年同期比1.5倍余増えている。

今年度GDP実質伸び率1.2%⇢0.7%へ下方修正

内閣府は8月7日開かれた経済財政諮問会議で今年度のGDP(国内総生産)の最新の見通しを発表し、実質の伸び率を、2024年12月時点に見込んだ1.2%から0.7%へ下方修正した。米国トランプ政権の関税措置の影響で輸出や設備投資が抑えられるためだとしている。
一方、来年度の実質の成長率は賃上げの定着によって個人消費の緩やかな上昇が続くなどとして0.9%になると見込んでいる。

6月実質賃金1.3%減 6カ月連続マイナス 物価高で

厚生労働省の6月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所対象)によると、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年同月比で1.3%減少した。夏の賞与があったものの、賃金の伸びが物価高に追いつかず、6カ月連続のマイナスとなった。
賞与などの「特別給与」は22万1,391円と3.0%プラスだった。だが、前年6月の7.8%と比較すると伸びは半減した。