阪急電鉄 新大阪ー関西空港の直通運行を検討 31年連絡線開業で

阪急電鉄は8月17日、「なにわ筋線」が2031年に開業するのに合わせ、新大阪と関西国際空港を直接結ぶ列車の運行を検討していることを明らかにした。同社は新大阪と十三をつなぐ「新大阪連絡線(仮称)」、十三と大阪をつなぐ「なにわ筋連絡線(同)」の2つの連絡線について、2031年の開業を目指している。これにより、南海電鉄とJR西日本の路線の双方、またはいずれかに乗り入れたい考え。

凸版印刷 水素エネルギー市場へ独自方式で電極部材の生産参入

凸版印刷(本社:東京都文京区)は8月17日、水素エネルギー市場への参入に向けて、世界初となる独自の製造方式による、触媒層付き電解質膜(CCM)/膜電極接合体(MEA)の生産設備を高知工場(所在地:高知県南国市)へ導入したと発表した。これにより、高性能、高品質なCCM/MEAの量産が可能となり、8月より販売開始する。
CCM/MEAは、水素を製造する水電解装置、水素の貯蔵や運搬に関する電解槽、そして水素を利用する燃料電池において中核となる重要な部材で、水素社会の実現には不可欠なエネルギー変換デバイス。同社は今後、同事業の成長とともにCCM/MEA設備の増強を図り、2028年に同事業で年間売上高100億円を目指す。

USJ 8/15 臨時休業 ひらかたパーク, 白浜, 姫路も 台風7号接近で

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、所在地:大阪市此花区)を運営するユー・エス・ジェイは8月14日、台風7号の接近に伴い15日の営業を中止すると発表した。台風による臨時休業は2022年9月以来となる。前売りチケットの返金については公式サイトで案内する。16日は通常通り営業する予定。
このほか、「ひらかたパーク」(所在地:大阪府枚方市)、「アドベンチャーワールド」(同和歌山県白浜町)、「姫路セントラルパーク」(同兵庫県姫路市)なども15日は終日、臨時休園する。

東海道新幹線 8/15に新大阪ー名古屋で終日運転取りやめ 台風接近で

JR東海は8月13日、勢力の強い台風7号の接近に伴い、東海道新幹線を15日に始発から最終列車まで新大阪ー名古屋館で運転を取りやめると発表した。名古屋ー東京間は大幅に運転本数を減らし、普通車の全車両を自由席とする。
JR西日本は同日、山陽新幹線の新大阪ー岡山間で15日に計画運休を実施する可能性があると発表した。在来線は近畿圏の一部区間で15日の始発から終日、計画運休する。京都、新大阪と関西空港をつなぐ特急「はるか」などに加え、東海道線・山陽線の京都ー西明石間の新快速などの運転は取りやめる。京都ー西明石間の普通列車は運行する。

三菱自 新型SUV「エクスフォース」インドネシアで初披露

三菱自動車(本社:東京都港区)は8月10日、新型コンパクトSUV「エクスフォース」を第30回インドネシア国際オートショーで初披露したと発表した。同車はミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシア(所在地:西ジャワ州ブカシ県)で生産し、インドネシアで販売開始した後、ベトナム、フィリピンなど他のASEAN地域や南アジア、中南米、中東、アフリカにも順次展開を拡大する計画。

ドローンショーJ ドローン安全推進協と安全運用で基本合意

国内ドローンショー実績No.1のドローンショー・ジャパン(本社:金沢市)は8月10日、一般社団法人ドローン安全推進協議会(所在地:東京都港区)との連携によるドローンに関連する技術およびサービスにおける安全運用に関するガイドライン策定に向けて、協定を締結したと発表した。また、これに合わせ無線LAN規格における5GHz帯の屋外実験局免許を取得し、国内最大級となる1,000台規模のドローンショーの提供を開始した。
日本の電波法では屋外での利用制限がある5GHz帯の無線LAN通信で、ドローンショー分野で実験局を開局したのは国内初。

「コーチ」Gが「ヴェルサーチ」を買収 年商120億ドル企業誕生

米国・ニューヨークを拠点に高級ブランド「コーチ」などを展開するタペストリーは8月10日、傘下にイタリア発祥の「ヴェルサーチ」などを持つカプリ・ホールディングスを買収することで合意したと発表した。買収額はおよそ85億ドル(約1兆2,000億円)という。買収が実現すれば、両社が展開する6つのブランドが統合され、年間売上高が120億ドル(約1兆7,200億円)を超える世界有数のファッションブランドグループが誕生する。

長瀬産業, ゼロボード ベトナムGHG排出実証事業がジェトロに採択

長瀬産業(本社:東京都千代田区)とゼロボード(本社:東京都港区)は8月9日、脱炭素に向け共同で取り組むベトナムでのGHG排出量報告システム構築の実施事業が、日本貿易振興機構(ジェトロ)の第4回「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に採択されたと発表した。
同事業は、令和4年度補正予算で措置された経済産業省から日ASEAN経済産業協力委員会への拠出金に基づき実施するもので、事業実施事務局としてジェトロが事業の公募・採択・事業実施支援等を行うもの。

北大阪急行の延伸で新運賃 160円と180円を追加 申請通り認可

北大阪急行電鉄(所在地:大阪府豊中市)は8月9日、2023年度末予定の延伸に伴う新たな運賃設定を発表した。箕面船場阪大前と箕面萱野の2駅の新設で160円と180円の基本運賃を追加する。
同車は現在、江坂ー千里中央間の営業キロに比例して100円、130円、140円の計3つの基本運賃がある。近畿運輸局に延伸部の基本運賃と加算運賃の上限設定を申請。同日に同局から申請通り認可された。

パナソニックエイジフリー 介護向けの歩行車市場に参入

パナソニックグループ100%出資のパナソニックエイジフリー(本社:大阪府門真市)は8月9日、要介護者が買物用と室内用で使用する歩行車2種を、31日から販売すると発表した。福祉介護用品店など法人向けに販売し、消費者は店舗からレンタルで使う。買物用「カウサポ」、室内用「カジサポ」それぞれ初年度1万台の販売を見込む。希望小売価格はカウサポが8万1,000円(税抜き)、カジサポが同5万9,800円(同)。かご位置を高くすることで荷物などを取り出しやすくしたほか、重心を手前にして操作しやすくした。