トヨタ自動車が2月27日発表した1月の世界販売は、前年同月比6%減の70万台にとどまった。前年実績を下回るのは2カ月連続。主要市場の中国と北米で半導体など部品不足が響き、全体を押し下げた。一方、国内では新型コロナウイルス禍の影響を受けた前年の反道増で、前年実績を3カ月ぶりに上回った。
北米市場の販売は13%減の15万台、日本を除くアジア市場は12%減の21万台、中国は20%超減少した。
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中国BYD 日本国内で販売のEVバスに六価クロム使用
中国のEV(電気自動車)大手のBYDは、日本国内で販売しているEVバスについて、ボルトやナット「などの部品のさびを防ぐため、化学物質の六価クロムを使用していることを明らかにした。六価クロムは人体に有害な化学物質で、業界団体の日本自動車工業会は自主規制として使用を禁止している。
BYDは2015年から日本国内でEVバスを販売し、各地のバス会社で運行されているが、同社はこの団体に加盟していない。
BYDのEVバスを巡っては影響が広がっている。日野自動車はBYDから供給を受ける予定だったEVバスの発売を取りやめている。また、西武ばすは2月27日に予定していたEVバスのの運行開始を見合わせるとしている。
BYDは今年1月から、EVで日本国内で乗用車市場にも参入しており、その動向が注目される。