JR西日本、阪急、阪神、京阪、南海など関西の鉄道各社は大晦日の深夜から元日早朝までの終夜運転を2年連続で行わないと発表した。一方、近鉄は2年ぶりに実施を決め、対応が分かれた。
終夜運転を行わないのは、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が広がりつつある中、初詣、年越しイベントが重なることで、感染リスクが高まると判断した。
丸紅と台湾CPC カーボンニュートラルエチレン 国際初取引
丸紅(本社:東京都千代田区)は12月10日、台湾の国営石油元売り最大手、CPC Corporation,Taiwan(本社:台湾・高雄市、以下、CPC)と、丸紅がCPCに販売するカーボンニュートラルエチレン(以下、CNエチレン)の初荷揚げを台湾・高雄で行うと発表した。CNエチレンの販売は、エチレンの国際取引で世界初となる。
カーボンニュートラル化の対象は、米国・テキサス州の天然ガス採掘から、台湾・高雄のCPC需要家工場入口までのエチレンサプライチェーン。両社は今回の米国産エチレンのカーボンニュートラル化にとどまらず、CPCが製造するエチレンを含むアジア産エチレンのカーボンニュートラル化にも取り組み、低炭素化・脱炭素化に取り組む顧客ニーズに応えていく。
三菱商事 マクニカとインドネシアで自動運転実証実験開始
三菱商事(本社:東京都千代田区)は12月10日、マクニカ(本社:横浜市港北区)との共同企業体で、国際協力機構(以下、JICA)の2020年度第二回公示「中小企業・SDGsビジネス支援事業~普及・ビジネス化事業(SDGsビジネス支援型)~」を活用し、インドネシアBSD Cityにおいて自動運転実証実験(以下、PoC)を実施すると発表した。JICAとの業務委託契約期間は2021年12月10日から2023年9月29日となる。
このPoCは、三菱商事とインドネシアの不動産デベロッパー最大手の1社、Sinar Mas Land社(以下、SML社)との都市サービスメニューの第一弾で、「都市の交通利便性を高める自動運転モビリティサービス」に係る地域住民・就業者・来訪者のニーズや今後の当該エリアでの大規模モビリティサービスの事業展開可能性等の検証を目的としていり。また、BSD City内の賑わいの中心となるオフィスエリア並びに商業施設で、この技術を使った自動運転の電気自動車を周回させ、実際に乗車してもらう形で1年間の実証実験を実施する。
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ワタミ すし業態に参入 脱居酒屋へ業態転換 23年度30店舗
ワタミ(本社:東京都大田区)は12月8日、すし業態に参入すると発表した。1号店を9日、JR錦糸町駅(所在地:東京都墨田区)前にオープンする。大手水産会社と連携した仕入れ力を生かし、握り寿司を一貫88円(税込96円)に設定している。寿司は一貫ずつ注文できる。
居酒屋需要の回復に時間がかかる見通しが強いため、居酒屋からの業態転換の柱の1つにすし業態を位置付け、転換をを進める。2024年3月期までに直営店中心に30店舗を展開する計画。
ブランド名は「すしの和」。ノウハウを蓄積して以後フランチャイズチェーン展開も進めて、5年間で100店舗の出店を目指す。すしの和店舗を拠点にすしのデリバリー事業も始める計画。
ヨシムラ・フードHD シンガポールのシャリカット社買収
食品製造・販売のヨシムラ・フード・ホールディングス(本社:東京都千代田区)は12月8日、シンガポールの食品関連の不動産管理会社シャリカット・ナショナル・フード(以下、シャリカット社)を買収すると発表した。同社のシンガポール子会社で海外事業を統括するヨシムラ・フード・ホールディングス・アジアを通じて、シャリカット社の株式7割を327万6,000シンガポールドル(約2億7,300万円)で取得する。株式譲渡実行日は12月17日の予定。現地子会社の拠点を集約し、事業拡大計画の一環。
残りの株式3割はシャリカット社の親会社シャリカット・ナショナルが引き続き保有する。同社とは協業関係を構築し、不動産管理業のノウハウを受け継ぎ、2024年12月に残りの株式を買い取り、完全子会社化する計画。