ローソン(本社:東京都品川区)は11月13日、日本のコンビニエンスストアで初めてfoodpanda Japan(本社:東京都港区)が運営するフードデリバリーサービス「foodpanda(フードパンダ)」の取り扱いを11月17日より、北海道・札幌市と福岡市の直営店7店舗で開始すると発表した。これによりローソンのフードデリバリーサービスの取り扱い店舗数は22都道府県の1,140店舗となる。
foodpandaは、アジアの12の国と地域の300以上の都市で展開しているフードデリバリーサービス。
明治 中国・上海にアイスクリーム生産拠点を新設
明治(本社:東京都中央区)は11月13日、中国事業を統括する100%出資子会社、明治(中国)投資有限公司を通じて、明治制果食品工業(上海)有限公司に増資し、アイスクリーム生産拠点を新設すると発表した。増資額は6億5,000万人民元(約103億円)で、2023年度より生産を開始する計画。中国におけるアイスクリーム事業の拡大に対応し、海外市場での持続的な成長基盤を確立する。
工作機械の10月受注額823億円余の5.9%減で25カ月連続減
日本工作機械工業会のまとめによると、10月の工作機械受注額(速報)は前年同月比5.9%減の823億2,100万円と、25カ月連続で前年実績を下回った。内需は13.6%減の288億6,600万円と23カ月連続で減少。9月に持ち直しの気配がうかがわれた外需も1.1%減の534億5,500万円にとどまり、2カ月ぶりに減少した。
パナソニック 持株会社に トップ交代 社長に楠見氏
パナソニック(本社:大阪府門真市)は11月13日、常務執行役員の楠見雄規氏(55)が2021年6月24日付で社長に昇格する人事を発表した。津賀一宏社長(64)は代表権のない会長になる。
また、同社は2022年4月に持株会社制へ移行し、社名を「パナソニックホールディングス」に変更する。社長交代と持株会社化で、低収益事業の整理成長軌道への早期復帰を目指す。
コロナ感染症治療薬の開発を目的とした新会社設立 5社が合弁
ペプチドリームなど5社は11月12日、新型コロナウイルス感染症治療薬の開発を目的とした合弁会社「ペプチエイド(PeptiAID Inc.)」を設立することで合意したと発表した。
5社はペプチドリームほか、富士通、みずほフィナンシャルグループの連結子会社、みずほキャピタル、竹中工務店、キシダ化学。ペプチエイド(本社:神奈川県川崎市)の資本金は5億9,900万円(2020年12月末予定)で、出資比率はペピチドリーム25.0%、富士通25.0%、みずほキャピタル24.9%、竹中工務店16.7%、キシダ化学8.3%。
新会社では治療薬の候補化合物について、ペプチドリームから譲渡を受け、前臨床試験からヒトでの有用性確認に必要となる前期の臨床試験までを最短で実施することを目指す。臨床試験の後期以降は、各地域で高い開発力を有する製薬企業との共同開発等を通じて、開発タイムラインの最適化、および早期実用化を目指す。
すかいらーく 21年末までに首都圏中心にさらに120店閉鎖へ
ファミリーレストラン大手のすかいらーくホールディングスは11月12日、不採算店舗など国内店舗の約6%にあたる約200店を2021年末までに閉店すると発表した。物流や保守業務などへの配置転換により、従業員の雇用は維持する。新型コロナ禍で来店客が落ち込んでいるため。
今年はすでに85店を閉店しており、21年末までに首都圏中心にさらに約120店を閉店する計画。一方、持ち帰りや宅配の専門店など約80店を新たに出店する。
トリドールHD シンガポールで香港の米粉麺のヌードルチェーン
トリドールホールディングス(本部:東京都渋谷区)は11月12日、傘下のグループ企業を通じて、香港で人気の米粉麺ヌードルチェーン「譚仔三哥米線」の海外1号店を10月30日にシンガポールに初出店したと発表した。
この米粉麺ヌードルは、中国雲南地方をルーツとし、スパイシーなスープ、選べる多彩な具材や辛さのバリエーションに、一杯約450円の手ごろな価格帯で若年層を中心に幅広い世代から人気を獲得し、香港の飲食店ではトップブランドの評価を得ている。
ベトナム・ハノイ スマートシティ開発で6社が日本コンソーシアム
日本企業6社が11月11日、ベトナム・ハノイ市北部ドン・アイン区の272haのエリアにおけるスマートシティ開発に関して、共同で事業化を検討するためのコンソーシアムを組成したと発表した。
参画するのは住友商事、NTTコミュニケーションズ、東京電力パワーグリッド、、日本電気(NEC)、博報堂、三菱重工エンジニアリングの6社。
これらの6社は技術とノウハウを結集し、ベトナムの社会課題を解決するまちづくりと、50年にわたって持続的に成長する街の開発を推進していく。
シスメックス コロナウイルス抗原検出試薬の薬事承認を取得
シスメックス(本社:神戸市中央区)は11月11日、自社の全自動免疫測定装置を用いて、新型コロナウイルス感染症を引き起こすコロナウイルス抗原の検出が可能なキットについて、11月10日に体外診断用医薬品としての製造販売承認(以下、薬事承認)を取得するとともに、同日付で保険適用されたと発表した。これを受け、11月18日よりこのキットを販売する。
アドヴィックス インドの2連結子会社の経営統合し新会社
アイシン精機グループの自動車部品をを手掛けるアドヴィックス(本社:愛知県刈谷市)は11月10日、ブレーキ製品の生産、販売を手掛けるインドの連結子会社2社、ADVICS North India Private Limited(本社:インド・ハリヤナ州)と、ADVICS South India Private Limited(本社:インド・カルナタカ州)の経営を統合し、新会社「ADVICS India Private Limited」を設立すると発表した。
新会社の資本金は12億8,000万インドルピーで、出資比率はアドヴィックス97.1%、豊田通商2.9%。2021年4月に設立する予定。
将来の事業拡大および電動化への対応に向け、両社のノウハウとリソーセスを融合するとともに、効率的な運営、リソーセスの最適な配分を行うことにより、競争力を強化する。