岸田首相は11月13日、訪問先のカンボジアの首都プノンペンで韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領とおよそ45分間、2019年12月以来、およそ3年ぶりに正式な対面による日韓首脳会談を行った。懸案の徴用工問題について早期に解決する方針で一致した。また、ミサイル発射を続ける北朝鮮について協議し、非難した。そのうえで「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、連携していくことを確認した。
岸田首相 EASで中国を名指し批判,主権侵害活動頻発
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カンボジアで11/13 日米韓首脳会談 北朝鮮問題協議
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COP27 開幕 焦点は途上国支援,対策強化の一致
地球温暖化対策を話し合う第27回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP27)が11月6日午後7時からエジプト・シャルム・エル・シェイクで開幕した。会期は18日まで。7〜8日の首脳級会合には約100カ国・地域の出席が見込まれている。議長国・エジプトによると、会期中4万人超が参加する。
今回の会合は①異常気象の被害が多い途上国に対して先進国が支援を拡充できるか②気温上昇の抑制へ、当面2030年までの対策の強化−などが焦点となる。ただ、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格、穀物価格の高騰に端を発した世界的な大幅なインフレによる景気の減速下で、先進国や主要CO2(二酸化炭素)排出国もそれぞれ自国の民政の安定に注力しなければならない。それだけに、途上国支援の拡充や、脱炭素への対策強化に一致したメッセージを打ち出せるのか、協議の行方は全く不透明だ。