関西経済連合会の松本正義会長は11月7日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の約1,850億円の会場整備費について、建設資材の高騰が続く中、その範囲内で収まることは「かなり難しい」とし、上振れは不可避との認識を示した。このため、早急に政府、地方自治体、経済界が話し合う必要がある。
建設・整備費が上振れした場合の経済界の負担は「容認しないと進まないのだから仕方ない」としつつ、関西経済界だけでなく「オールジャパンで」とくぎを刺した。
関経連 兵庫県宿泊業「女将の会」と意見交換
「空飛ぶクルマ」実機に試乗も 大阪万博イベント
2025年の国際博覧会(大阪・関西万博)に向けた機運醸成のためのイベント「HANAZOKO EXPO(ハナゾノエキスポ)」が大阪府東大阪市で11月5〜6日の2日間開催されている。
花園ラグビー場がある花園中央公園の会場には、約200のブースに、今回の万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に基づいたコーナーが設けられている。仮想現実(VR)などゴーグルで最新のデジタル技術を体験できるコーナーもある。
今回の万博の目玉の「空飛ぶクルマ」の実機が出展され、来場者は次々に試乗していた。これは中国・イーハンの機種で、2人乗りのシートを備えている。
主催の東大阪市は2日間で計2万人の来場を見込んでいる。
オリックスの御堂筋優勝パレードに30万人が熱狂
パ・リーグを連勝し、26年ぶりで日本一に輝いたオリックスが11月3日、大阪市の御堂筋で優勝パレードを実施した。主催者発表で30万人の観衆とともに、日本一を祝った。
この日から始まった恒例の冬の風物詩、御堂筋ライトアップ「大阪・光の饗宴2022」の点灯セレモニーに参加した後、オープンカーとバスに分乗し、約1kmをパレードした。中島聡監督、選手会会長の吉田正尚、エースの山本由伸、日本シリーズMVPの杉本裕太郎ら有力選手らが勢揃い、詰めかけたファンの声援に応えた。
歩行者天国のイベントの中で行われただけに、選手らと4、5mの近さで声を掛け合えたりできたことに、遠方から駆けつけたファンを含めパレード目当てに訪れた人らは感激していた。御堂筋での優勝パレードは2005年の阪神以来17年ぶり。