うめきた第2期 名称は「グラングリーン大阪」

JR大阪駅の北側「うめきた」エリアの第2期の再開発を担う、三菱地所などの事業者は2月7日、プロジェクトの名称を「グラングリーン大阪」に決めたことを明らかにした。
第2期の再開発で、梅田貨物駅跡地のうちおよそ9.1haに、オフィスや高級ホテルが入る複合ビル、高層マンションが建設される計画。現在建設工事中で、2024年夏ごろから順次開業し、2027年度に全面開業する予定。
これに先駆け3月18日にJR西日本が「うめきた」エリアの地下で、JR大阪駅の新しいホームの運用を開始する。

全国知事会が「大阪・関西万博推進本部」初会合

全国知事会は2月7日、オンラインで2025年の大阪・関西万博に向けて、全国的な機運を醸成しようと、知事会の中に設けた「大阪・関西万博推進本部」の初会合を開いた。
冒頭、岡田万博担当相が「世界中の人々に夢や驚きを与え、若者や子どもたちがワクワクするような万博をつくり上げ、全国各地が活性化する機会にしていきたい」とあいさつ。また国の担当者が、修学旅行などで全国の子どもたちに会場を訪れてもらうといったアクションプランについて説明した。そして今後も緊密に連携するため、各都道府県に担当の窓口を設置するよう求めた。

「空飛ぶクルマ」大阪での実用化へ運航管理の実証

「空飛ぶクルマ」の大阪での実用化に向けて1月26日、ヘリコプターを空飛ぶクルマに見立て、ヘリコプターやドローンが近くを飛ぶ中でも安全に飛行できるよう、運航を管理するための実証実験が行われた。実験は、大阪湾の夢洲に向かっていて空飛ぶクルマが、離着陸場の閉鎖を受けて目的地を急遽、変更するという想定で行われた。
大阪府は、「空飛ぶクルマ」を2025年の大阪・関西万博で会場の上空で飛行させるとともに、将来的な実用化を目指している。

年末年始 関空国際線利用者は感染拡大前の37%に

大阪出入国在留管理局関西空港支局によると、2022年12月23日から2023年1月3日までの12日間に関西空港を発着する国際線を利用した人は、出発が約17万8,400人、到着が約15万4,900人の合わせて33万3,300人だった。1日あたりの利用者は約2万7,700人。感染拡大前の2019年から2020年にかけての年末年始の利用者は1日あたり約7万4,200人だったから、およそ37%まで回復したことになる。
関空国際線を出発した人の行く先は韓国が最多で約7万4,100人、次いで台湾、香港、マカオが続いている。

大阪万博に「テーマウィーク」導入 課題解決を訴求

2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の運営主体、日本博覧会協会は1月18日、1つのテーマに絞って1週間程度イベントを開催する取り組み「テーマウィーク」を万博に導入すると発表した。今春をめどに内容を決める。テーマウィークは前回のドバイ万博でも実施され、10テーマを取り上げていた。
テーマウィークの実施主体は日本政府や自治体、万博への参加企業など。1つのテーマに原則としておよそ1週間充て、シンポジウム、国際会議、ビジネスを創出する見本市や商談会などのイベントの開催を想定する。SDGs(持続可能な開発目標)などに関する話題を取り上げ、社会課題の解決を重視する万博として世界にアピールする。

阪神 藤浪投手 アスレチックスと1年契約で合意

プロ野球、阪神からポスティングシステムを使って米大リーグへの移籍を目指している藤浪晋太郎投手がアスレチックスと1年契約を結ぶことで合意したと米国の複数のメディアが伝えた。今後、体の状態について球団のメディカルチェックを受けたうえで正式に契約し、先発ローテーションに加わる見込み。年俸は325万ドル(約4億2,000万円)と報じられている。
アスレチックスはカリフォルニア州オークランドが本拠地で、大谷翔平選手が所属するエンゼルスと同じアメリカン・リーグ西地区の球団。3月30日の開幕戦は本拠地でエンゼルスと対戦する予定。

大阪・淀川河口に迷い込んだクジラ死ぬ 専門家が確認 

1月9日、餌を求め大阪湾・淀川河口(大阪市西淀川区)に迷い込んだとみられていたクジラが13日、大阪市の職員が海遊館の専門家とともに現場に赴き、死んだことが確認された。このクジラは体長およそ8mで、当初は潮を吹き上げたり尾びれを動かしたりしていた。だが、大阪海上保安監部によると、11日からクジラの動きが止まっていた。

25年万博工事入札不成立で会場整備に暗雲,工事遅れも

2025年大阪・関西万博の会場整備事業に暗雲が漂っている。運営主体の日本国際博覧会協会(万博協会)が発注する施設の建設工事で入札の不成立が続出しているからだ。
独創的なデザインが目を引く万博の目玉施設、テーマ館の8つのパビリオンで2022年10〜12月に6件の入札が実施されたが、協会の入札予定を大幅に超えたり、参加事業者がゼロですべて不成立に終わったいる。
クオリティーの追求とコストの削減。一見相反する2つの課題を両立させるには、発注・受注側双方の”歩み寄り”が欠かせない。資材価格の値上がり・高騰が続く中、デザインのレベルを落とさずに、この折り合いを付けるのは容易ではない。
建設業界は資材価格のさらなる高騰を嫌気して応札に慎重な姿勢を崩しておらず、会場全体の建設費上振れや工期の遅れも懸念される状況になってきた。

道頓堀に「IoTゴミ箱」センサー装備 実証実験開始

大阪・ミナミの道頓堀ナイトカルチャー創造協議会、JTB、NTTコミュニケーションズは1月5日、ゴミの量を検知して圧縮し、満杯になると通知する「IoTゴミ箱」を設置する実証実験を始めた。道頓堀商店街の観光案内所の機能を持つカフェ「Pivot BASE」前に設置した。実証実験は2月5日まで。
同ゴミ箱は通常の5倍の量を収容できるという。たこ焼きの紙皿などポイ捨ての多い道頓堀で、ゴミを減らす効果などを検証する。捨てたゴミの種類などを答えるとクーポンがもらえる機能も加えて利用を促す。

松本関経連会長4期目続投 25年万博 成功に導きたい

関西経済連合会(関経連)の松本正義会長(住友電気工業会長、78)は1月5日、5月に3期目の任期を終える会長職について、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)まで続投することを明らかにした。
松本氏は「万博の誘致段階から関わってきた者として、成功に導くためにしっかりと見届ける」と続投を決めた理由を説明した。
4期目の任期満了は2025年5月となり、同年4月の万博開幕を見届けることになる。