昭文社 中国のグルメ投稿サイトの大衆点評と提携

昭文社 中国のグルメ投稿サイトの大衆点評と提携

昭文社(東京都千代田区)は9月22日、グルメ投稿サイトで中国最大手の大衆点評(上海市長寧区)と、日本のインバウンドビジネスに関する市場開拓で、提携する覚書を交わした。大衆点評のサイト内で日本の観光情報を提供するほか、中国市場の共同調査を進める。昭文社が推進する訪日外国人を対象としたインバウンドビジネスの一環。

大衆点評サイトを通じて、中国人旅行者が必要な日本のショッピング施設や観光地といった情報を発信する。大衆点評の月間アクティブユーザーは2014年6月時点で約1億3000万人。

学研HD ミャンマーで学習塾 富裕層向けに算数教室

学研HD ミャンマーで学習塾  富裕層向けに算数教室

学研ホールディングス(HD)は、学習塾事業でミャンマーに進出する・現地企業と合弁会社を設立し、10月1日に幼児向けの算数教室をヤンゴンで開く。学研HDが海外で現地の子供が対象の学習塾を開くのは初めて。日本国内の市場が少子化で頭打ちになる中で、経済成長が見込まれるアジアで富裕層を開拓する。

塾は日本と同様、プリントなどの教材を使って学ぶスタイルにする。まずは就学直前の4歳から小学生3年生にあたる7歳の子供を募集。講師はミャンマー人が務め、開校当初は英語で教える。順次生徒の年齢層を広げるほか、ミャンマー語教材も製作する。月謝は日本円で4000~5000 円程度に設定。ミャンマーは教育への投資を惜しまない家庭が多いため、日本とほぼ同水準でも生徒が集まると判断した。1教室当たり20~30人の生徒を集める。日経産業新聞が報じた。

 

ビームス台湾2号店 10/9に台北市信義区で開業

ビームス台湾2号店 10/9に台北市信義区で開業

衣料品や雑貨のセレクトショップ大手、ビームス(東京都新宿区)は10月9日、台北市信義区に台湾2号店をオープンする。ビームスの海外店舗は12店舗目となる。

台湾2号店は複合商業施設「誠品(エスリート)」の信義旗艦店の1階に出店する。店舗面積は37坪で、メンズの「ビームス」「ビームプラス」「ビームスT」、レディースの「レイビームス」「ビームスボーイ」、雑貨の「bpr ビームス」などのレーベルを扱う。

ビームスは2013年6月、台北市の閑静な住宅街の中の富錦街に1号店をオープンしている。ただ、この1号店はビームスのコアファンを対象とした個性的な商品ラインアップを揃えたのが特徴だった。今回の2号店は、より幅広い客層を対象とした品揃えにし、1号店とは異なる市場を狙う。NNAが報じた。

韓国LCC各社が国際線拡充を加速 沖縄、九州へも

 韓国LCC各社が国際線拡充を加速  沖縄、九州へも

韓国の格安航空会社(LCC)が国際線の路線拡充を加速させている。国内線は飽和状態にあることから、増加する海外旅行客の取り込みを狙い国際線に注力する。中央日報などが報じた。

愛敬グループの済州航空は9月16日の釜山~石家庄(中国)線に続き、9月25日には大邱~バンコク線を新規就航する。10月1日に仁川~サイパン、年内に仁川~沖縄など下半期(7~12月)だけで8路線の新規就航を予定している。2015年1~2月の新路線も合わせると、国際線は21路線に拡大する

大韓航空の子会社ジンエアは年内に済州~西安(中国)、済州~泉州(中国)、仁川~福岡、仁川~コタキナバル(マレーシア)の4路線の就航を計画している。また、2015年下半期には大型旅客機を導入し、長距離路線に乗り出したい考えだ。

イースター航空は年愛に清州と中国を結ぶ3路線を開設する。ティーウェイ航空は9月に仁川~大分、12月に仁川~沖縄線の就航を控えている。

 

 

 

 

シルクエアの沖縄へのチャーター便就航

シルクエアの沖縄へのチャーター便就航

シンガポール航空の航空子会社、シルクエアは沖縄への直行チャーター便を就航した。2015年1月上旬までに12便運航する。沖縄県は3月、シンガポールのチャンギ空港を運営するチャンギ・エアポート・グループと相互協力について覚書(MOU)を交わしている。今回のチャーター便運航はその初めての成果となる。

エースコック ミャンマー向け高価格帯の即席麺第1弾

エースコック ミャンマー向け高価格帯の即席麺第1弾

即席麺大手のエースコック(大阪府吹田市)はミャンマー向けに企画・開発した即席麺の第1弾商品「ハナ チキン シージェーカワソエ」を売り出した。同国で親しまれている鶏肉入り油そばを再現。ノンフライ麺で、湯戻しすれば生麺に近い食感を楽しめる。液体スープを添え店で食べる味に近付けた。袋入り製品はベトナムで生産する。店頭想定価格は600チャット(約65円)と現地の標準的な即席麺の約3倍。まず高価格帯品でブランドイメージの定着を目指す。

エースコックは4月にミャンマーの最大都市ヤンゴンに支店を開設。2017年にも十数億円を投じてミャンマーに新工場を建設する計画だ。今回売り出した新商品を今後3カ月かけて10万人以上に試供品を提供、フェイスブックを使った情報発信などにも取り組み、認知度を高めるるとともに、現地ニーズに合った商品を順次開発し売り出していく。

 

中部国際空港と東南アジア 段階的に増便

中部国際空港と東南アジア 段階的に増便

中部国際空港と東南アジア間のアクセスが段階的に、格段に向上することが決まった。まずインドネシアのガルーダ・インドネシア航空が2015年4月から中部国際空港~ジャカルタ間で週5便の直行便を開設、またタイ国際航空も今秋から中部国際空港~バンコク路線を順次、拡充する。愛知県が進めてきた中部国際空港の路線誘致の成果が出始めている。

愛知県の大村秀章知事が9月6~12日に東南アジア各国を歴訪。インドネシア訪問中の8日、ガルーダ航空に直行便就航を要請し、エミルシャ・サタル最高経営責任者(CEO)から「15年4月から就航し、できるだけ早くデーリー(週7便)化したい」との返答を受けた。また、10日にはタイ国際航空を訪問し、現在週10便のバンコク路線のダブルデーリー(週14便)復活、中部国際空港経由北米便の開設を要請。ヴィロ副社長は「14年10が津から週12便、15年1月からダブルデーリーにする」と回答した。

バンコク便は日本航空(JAL)も14年12月から週7便で開設する予定だ。15年1月からがJAL、タイ国際航空合わせて週21便となり、利用者の利便性が格段に上がる。

愛知県を中心とする中部地区は東南アジアに拠点がある企業が多い。特にインドネシアに進出している企業は愛知県だけでも155者に上る。また、インドネシアからの旅行者へのビザ発給は15年から緩和される見通しで、観光客の往来増も見込まれる。日刊工業新聞が報じた。

ジャカルタ近郊に大型ホテルレジデンス 豊田通商など

ジャカルタ近郊に大型ホテルレジデンス 豊田通商など

豊田通商は9月18日、インドネシア西ジャワ州ブカシ県リッポーチカラン地区で長期滞在や出張者向けのホテルレジデンスをオープンすると発表した。これは豊田通商、トヨタホーム、東急不動産と、インドネシアのリッポーグループの4社が建設を進めていた「AXIA  SOUTH  CHIKARANG(アクシア・サウスチカラン)」で、同日、現地でオープニングセレモニーを実施、27日に開業する。

今回オープンするアクシア・サウスチカランはタワー(地上13階建て)177室に加え、家族向けの戸建て(2階建て)3戸からなる180室の客室、他に日本食レストランやスーパー、ジム・プール施設も提供する。

ジャカルタ近郊は日系企業の進出ラッシュで長期滞在者向けの施設が不足し、交通渋滞で工業団地近郊のレジデンスのニーズが高いことに対応した。これにより、ジャカルタから工業団地まで車で2時間前後かかっていた通勤時間が半分以下に短縮できるという。空港や工業団地への送迎サービスもある。

 

観光産業の回復探るタイ 旅行者のビザなし滞在60日に

観光産業の回復探るタイ  旅行者のビザなし滞在60日に

タイ軍事政権はこのほど、国外からの旅行者が査証(ビザ)を取得せず滞在できる期間を、これまでの2倍の60日まで延長した。格安航空会社(LCC)タイ・エアアジアXが中国からの直行便で新路線を追加するなど、企業も積極的な誘致策を相次ぎ導入し始めた。暫定政権が本格始動し、同国主要産業の一つ観光産業で、外国人観光客誘致へ向け動き出したとみられる。

8月訪日外国人19カ月連続プラス 羽田発着枠増など寄与

8月訪日外国人19カ月連続プラス 羽田発着枠増など寄与

日本政府観光局(JNTO)が9月17日発表した8月の訪日外国人客数(推計値)は前年同月比22.4%増の110万9600人で19カ月連続プラスとなった。8月としてこれまで過去最高だった2013年(90万6379人)を上回った。円安や3月末の羽田空港の国際線発着枠の拡充、アジアから地方空港へのチャーター便の就航などが追い風となった。この結果、3月から6か月連続での100万人超えとなり、1~8月累計では前年同期比25.8%増の863万7800人で、過去最高のペースで推移している。

8月の地域別内訳をみると、トップは中国で前年同月比56.5%増の25万3900人。2位は小差で韓国が16.7%増の25万1400人、3位は台湾で17.9%増の22万9900人だった。一方、これまで好調が続いていたマレーシアやインドネシアは旅行の需要が高まるラマダン(断食)明け休暇の時期がずれ込んだことなどが響き、それぞれ1年7カ月ぶり、2年8カ月ぶりに前年同月を下回った。