コタ~ブロックMなど3路線で4月から24時間運行

コタ~ブロックMなど3路線で4月から24時間運行
 インドネシア首都圏専用路線バスを運営する州営トランスジャカルタのブタルブタル社長は2月11日、4月から3路線で24時間運行を開始することを明らかにした。ジャカルタ特別州政府は、深刻化する交通渋滞を受けて、公共交通機関整備の柱としてトランスジャカルタ路線増や車両増に力を入れているが、近年はバス停で市民が襲撃される事件が多発。深夜運行のために、警察と協力し警備を強化する。地元メディアが報じた。
 4月から24時間運行するのは夜間帯の乗客が増加している3路線で第1(コタ~ブロックM)、第2(プロガドゥン~ハルモニ)、第3(カリデレス~バサールバル)。深夜は各路線とも30分に1本程度の運行数になる見込み。
 トランスジャカルタの24時間運行は今年初めにも開始する予定だったが、バスの購入が遅れ、4月に延期された。州は14年中にバスを1000台追加する計画で、バス停の改修も進めている。

東京都が中央ジャカルタで観光客誘致へプロモーション

東京都が中央ジャカルタで観光客誘致へプロモーション
 東京都はインドネシアから東京を訪れる観光客誘致のプロモーションを積極展開している。2月10、11の両日にはインドネシアの中央ジャカルタのホテル・インドネシアで、インドネシアで初の観光セミナーを開催。メディアや旅行代理店を対象に、ショッピング・グルメ情報を含めた東京観光の魅力をアピールした。

ガルーダ航空が6/16から羽田~ジャカルタ線を就航

ガルーダ航空が6/16から羽田~ジャカルタ線を就航
 国営ガルーダ・インドネシア航空日本支社はこのほど、羽田空港の昼間時間帯の国際線発着枠が2014年3月末から3万回から6万回に拡大されるのに伴い、6月16日から羽田~ジャカルタ線(週7便・1日1便)を就航すると発表した。訪日観光客増加による需要取り込みを狙う。
 羽田発の便は出発が午前11時45分で、到着は午後5時15分。ジャカルタ発は出発が午後11時20分で、到着は翌日午前8時50分。使用機材はエアバスA330-300型機(エグゼクティブ席36席、エコノミー席215席)。同路線の就航で、都心へのアクセスが容易な羽田空港の大幅な利用者増加が見込まれるほか、インドネシア人訪日旅行者の増加にも期待が高まる。
 13年12月のインドネシア人旅行者数は前年同月比27.3%増の1万7000人で、13年の年間旅行者数は前年比34.8%増の13万6800人だった。

13年の外国人観光客は880万人で6年連続過去最高に

13年の外国人観光客は880万人で6年連続過去最高に
 インドネシア中央統計局がまとめた観光統計によると、2013年にインドネシアを訪れた外国人観光客は6年連続で過去最高となる880万2129人を記録した。12年に比べ9.42%増えた。入国地別にみると、最多がバリ州ングラライ空港で約324万人(前年比11.71%増)、以下、スカルノハッタ空港が約224万人(同9.09%増)、リアウ州バタムが約134万人(同9.58%増)と続いた。
 平均滞在日数は前年比0.05日減の7.65日。一人当たりの支出は平均149㌦で、年間の総外貨収入は前年比11%増の推計101億㌦としている。政府は中期計画として、14年に1000万人の外国観光客誘致を掲げていたが、世界経済の減速に伴い、920万人に下方修正している。

長距離格安航空エアアジアXが合弁でバリ拠点に国際線へ

長距離格安航空エアアジアXが合弁でバリ拠点に国際線へ
 長距離格安航空エアアジアXは、インドネシアのキラナ・アヌゲラー・ペルカサ(KAP)と合弁企業を設立し、バリを拠点とした国際線サービスを行うと発表した。レスポンスが報じた。エアアジアXがマレーシア証券取引所に提出した資料によると、エアアジアXが49%、KAPが51%出資して、インドネシア・エアアジア・エクストラ(IAAX)を設立する。KAPは1月23日、インドネシア運輸省から航空サービスライセンスを取得した。IAAXは運航者証明書(AOC)取得の手続きを行う。エアアジアXは、バリをエアアジアの第2の国際線の拠点と位置付けている。

「天丼てんや」が年内にインドネシアに1号店

「天丼てんや」が年内にインドネシアに1号店
 ロイヤルホールディングス(福岡市)は1月24日、年内に「天丼てんや」のインドネシア1号店を出店すると発表した。「天丼てんや」を運営する100%子会社「テン コーポレーション」(東京都台東区)が、インドネシアでジャカルタを中心に中華レストラン「Duck King」など2013年末現在27店を展開する「アジア・カリナリー」(シンガポール籍)とフランチャイズ契約を結んだ。5年で30店舗に拡大する予定。「天丼てんや」の海外進出は、13年のタイに続いて2カ国目。なお、13年10月に1号店をオープンしたタイで、同12月5日に2号店を出店したことも明らかにした。

スカパーがインドネシアに日本番組専門チャンネル開局

スカパーがインドネシアに日本番組専門チャンネル開局
 スカパーJSAT(東京都港区)は2月22日、日本の番組を24時間放送する専門チャンネル「WAKU WAKU JAPAN(ワクワクジャパン)」をインドネシアに開局することが分かった。同社が海外で放送するチャンネルを運営するのは初の試みという。朝日新聞デジタルが報じた。
 現地の有料最大手MNCスカイビジョン運営の「インドビジョン」内に開局し、約120万世帯が視聴できるようになる。NHKや民放各局が過去に放送した番組や、「スカパー!」で放送する専門チャンネルのアニメや音楽番組などを流す。

ガルーダ航空が3月5日よりスカイチームに正式加盟へ

ガルーダ航空が3月5日よりスカイチームに正式加盟へ
 ガルーダ・インドネシア航空は、2014年3月5日より世界的な航空アライアンスであるスカイチームに20番目の航空会社として加盟する予定だ。ガルーダは東南アジアでは2番目の加盟航空会社となる。これにより、同航空の乗客は世界1024の都市へのアクセスが可能になり、マイルを貯めることで獲得できるスカイチーム独自の上級会員資格「エリート・プラス会員」および、ファーストもしくはエグゼクティブクラスを利用の乗客を対象とした優先サービス「スカイプライオリティ」が利用できる。このほかにも530以上のラウンジなど、充実したサービスが提供される。

三井物産 インドネシアで高速携帯通信サービス開始

三井物産 インドネシアで高速携帯通信サービス開始
 三井物産は1月10日、インドネシアの大手財閥リッポーグループの通信会社PT Internux社(以下「PTI社」)に7500万米㌦を出資し、インドネシアにおける高速携帯通信事業に参画、2013年12月24日から次世代の通信規格である「LTE」に対応した高速モバイルデータ通信サービスを、ジャカルタ首都圏で開始したと発表した。PTI社への出資比率は三井物産20%、リッポーグループ80%。
 現在インドネシアの携帯電話契約数は2.5億件を超え、複数契約の重複を除いた純加入者数は1.7億人(普及率70%)に達している。全携帯電話に占めるスマートフォン(スマホ)の割合は2010年の15%から2015年には40%に伸長する見通しだ。また同国ではSNSの利用も急速に拡大しており、スマホの普及が進むにつれ画像・動画共有サービスなどの利用が加速し、大容量データ通信の需要も急増すると予想されている。
 PTI社はこれらの需要に応え、圧倒的な通信速度・品質のサービスを提供し、同地域の旺盛な需要を取り込むとともに、現地通信環境の高度化に貢献することを目指す。長期的にはジャカルタ首都圏以外の地域へのサービス拡充やモバイル通信網を核とした周辺事業への参画も視野に入れている。

2013年の訪日インドネシア人は38%増の13万人に

2013年の訪日インドネシア人は38%増の13万人に
 法務省が1月9日発表した出入国管理統計によると、2013年に日本を訪れたインドネシア人は12年比38%増の13万人(速報値)だった。安倍政権の経済政策「アベノミクス」による円安効果で日本への旅行が割安になったことや、ビザの発給要件が緩和されたことなどが寄与したとみられる。13年に日本を訪れた外国人の総数(速報値)は1125万4841人で、初めて年間1000万人の大台を突破した。東南アジアではタイの44万人(12年比77%増)をはじめ、シンガポール19万人(同34%増)、マレーシア17万人(同38%増)、フィリピン10万人(同32%増)などいずれも急増している。
 訪日外国人数は国土交通省が所管する日本政府観光局の推計で13年12月20日に初めて1000万人を超えた。法務省の統計は永住者や特別永住者で一時的に出国して再入国した人も含めており、日本政府観光局の数字より多くなる。