ヤンマーホールディングス(HD、本社:大阪市北区)と回転すし「スシロー」を運営するFOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)は6月18日、養殖ブリに遠隔でエサやりをするシステムの実証実験を始めたと発表した。人手不足や物価高が続く中、効率的にエサやりができる体制を目指す。
尾鷲物産(所在地:三重県尾鷲市)の養殖場で実証する。ヤンマーの農機や建機を遠隔で操作する技術を活用する。2026年1月末まで約1万4,000匹のブリを対象に、生育状況やシステムの運用を検証する。このブリは2026年中にスシローの一部店舗で販売する予定。
大林組, アイシン ペロブスカイト太陽電池実用化へ実証実験
大林組, アイシン ペロブスカイト太陽電池実用化へ実証実験
大林組, アイシン ペロブスカイト太陽電池実用化へ実証実験
大林組, アイシン ペロブスカイト太陽電池実用化へ実証実験
ミズノ, カネカ 人工芝に水中分解素材 海洋へのプラごみ削減
ユニ・チャーム, 王子と協働 パームヤシ空果房使用段ボール
大成建設, ユーグレナ「サステオ」建設現場に初導入, 脱炭素
リニア中央新幹線工事 愛知県でシールドマシン使い本格化
遺伝性アルツハイマー病 iPS創薬で見つけた薬で最終治験
京都大学グループ、大阪の医薬品メーカー、東和薬品は6月3日、遺伝性のアルツハイマー病治療について、iPS細胞を薬の開発に応用する「iPS創薬」と呼ばれる手法で効果がみられた、パーキンソン病の既存の治療薬「ブリモクリプチン」にアルツハイマー病と関係する物質を減らす効果があることを見つけ、この実用化を目指し最終段階の治験を始めたと発表した。
グループはこれまで特定の遺伝性アルツハイマー病の患者を対象に治療を行ってきた。その結果、ブリモクリプチンを投与した患者は認知機能の低下など、症状の進行が抑えられる傾向があったという。そこで実用化に向けて、東和薬品が患者24人を対象にした最終段階の治験を5月から始めたことを明らかにした。
この最終治験は2028年3月まで行う予定で、有効性や安全性が確認できれば、治験が終了してから1年程度で国に承認申請したいとしている。