夏の全国高校野球選手権大会の大阪大会は7月27日、東大阪大学柏原高校が大阪桐蔭高校に延長10回、タイブレークの末、6対5で競り勝ち、14年ぶり2回目の甲子園大会出場を決めた。
この試合は柏原が先行、一時は4−0とリードし、主導権を握って試合を進めた。一方、常勝・大阪桐蔭は何度も反撃、得点機をつくりながらタイムリーが出ず、柏原の守備陣の乱れもあって一時は4−4に追い付いた。だが、その後も得点機にヒットに恵まれず、勝ち越せなかった。タイブレークでも先攻の柏原が2点奪ったのに対し、大阪桐蔭は1点にとどまり決着、連続出場を逃した。
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万博 海外館工事代金”未払い”訴える下請け業者7カ国19社に
大阪・関西万博に参加した海外パビリオンの建設工事で、発注元の企業から工事代金が支払われていないと訴える下請け業者が、7カ国のパンビリオンで少なくとも19社に上ることが分かった。米国、アンゴラ、セルビア、中国、ドイツ、マルタ、ルーマニアの7カ国で、いずれも発注元の企業から期限までに代金が支払われていないとの訴えが相次いでいる。
未払いの金額は1社あたり、およそ100万円から1億2,000万円余りで、「従業員の給料の支払いを遅らせている」など、事業者の経営に深刻な影響が出ている。未払いの理由について、発注元の企業からは①契約の不履行があった②クライアントが気に入らない③担当者が日本にいないーーなどの回答しかないという。
こうした状況を受け、元請けによる未払いを1次下請けが訴えるケースのほか、これにより1次下請けが2次下請けに代金を支払えなくなる”未払いの連鎖”が起きているのだ。
今回の万博の海外パビリオンの建設遅れは、当初から指摘され、尋常ではなかった。こうした立ち上がりの遅れにより、人件費の高騰などの影響で工期が短くなり、時間的な制約が厳しい中で、契約内容をきちんと詰めずに”見切り発車”で工事を進めたことが背景にあるとみられる。
加えて、発注者や元請け業者が海外の場合、契約の考えにギャップがあり、これを補うコミュニケーションも取りづらいため、トラブルに発展した可能性もある。万博協会の調整・指導力が問われる。