オープンAI従業員の9割超アルトマン氏の復帰,全取締役の辞任求める

米メディアは11月20日、米オープンAIのサム・アルトマン氏(38)の最高経営責任者(CEO)退任を巡って、同社従業員約770人のうち9割超の700人以上が同氏の復帰と、全取締役の辞任を求める署名運動に賛同したと報じた。取締役会が同意しない場合、従業員らはアルトマン紙を追ってマイクロソフトに転職すると訴えている。

23年4〜9月内航貨物船輸送量0.4%増 4半期ぶりプラスに

日本内航海運組合総連合会(所在地:東京都千代田区)のまとめによると、2023年度上半期(2023年4〜9月)の内航貨物船輸送量は、前年同期比0.4%増の9,797万8,000トンだった。半期ベースのプラスは4期ぶり。部品不足で生産調整を余儀なくされていた国内自動車生産が回復傾向で、同21%増と輸送量全体の伸びを牽引した。石炭やコークスなどの燃料も火力発電所のトラブルなどで減少した前年の反動から13%増えた。

第一三共開発の新型コロナワクチン承認後140万回分購入 厚労省

厚生労働省は今後、製薬大手の第一三共が開発した新型コロナウイルスワクチンについて、製造・販売を承認した後に140万回分を購入することで同社と合意したと発表した。第一三共は9月に新型コロナウイルスのオミクロン株の派生型「XBB」系統に対応するワクチンの承認申請を行い、厚生労働省は11月中に開かれる専門家部会での議論を経たうえで、正式に承認する方針。今回のXBB系統対応ワクチンが承認されれば、早ければ12月上旬から自治体に配送され、国産のワクチンが初めて実際の接種で使えるようになる。

元オープンAIのCEOアルトマン氏ら マイクロソフト入り

米マイクロソフトのサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は11月19日、X(旧ツイッター)への投稿で、米新興企業オープンAIのCEOを解任されたサム・アルトマン氏がマイクロソフトに加わると明らかにした。同社に新設する人工知能(AI)の先進的な研究チームを率いるという。
サティア氏はまた、オープンAIの共同創業者の1人でアルトマン氏とともに退社を表明したグレッグ・ブロックマン元社長もマイクロソフトに入るほか、複数のオープンAI従業員もマイクロソフトに移ることを明らかにした。

コロナワクチン接種で感染者, 死者「9割以上減らせた」京大が検証

京都大学の西浦博教授らのチームは、新型コロナウイルスワクチンの接種によって、国内の2021年2〜11月の感染者と死者をいずれも90%以上減らせたとの推計結果をまとめた。研究成果は10月18日付の英科学誌『サイエンティフィック・リポーツ』に掲載された。
この期間の実際の感染者は約400万人と推計され、死者は約1万人だったが、ワクチンがなければそれぞれ約6,330万人と約36万人に達していた恐れがあるとしている。また、ワクチン接種のペースが実際よりも14日間早ければ感染者と死者を半分程度に抑えられ、14日間遅かったら感染者は2倍以上、死者は約1.5倍に拡大していたとの結果も出た。

丸紅 インドネシアの医療用消費財のOneject社へ出資参画

丸紅(本社:東京都千代田区)は11月17日、シンガポールの子会社Marubeni Growth Capital Asia Pte.Ltd.を通じて、インドネシアの医療用消費財メーカー、PT Oneject Indonesia(以下、Oneject社)へ出資参画すると発表した。
注射器を含む使い捨て医療用消費財は、医療水準や衛生意識・作業効率化に対する意識の向上を受けて、あらゆるサービスでニーズが高まっていることから、医療市場全体の成長とともに、着実な成長が見込まれている。
Oneject社の主力製品である安全機構付き注射器は、WHO(世界保健機関)にも認定され、現在インドネシアにおけるシェアは約90%を占め、世界でも広く利用されている。

ヤマトHD・JAL 24年4/11から貨物専用機を運航 長距離輸送に対応

ヤマトホールディングス(HD)と日本航空(JAL)は11月20日、貨物専用機「フレイター」の運航を2024年4月11日に開始すると発表した。欧州エアバスの小型貨物機「A321−200 P2F」をリースで3機を導入し、JALグループの格安航空会社(LCC)、スプリング・ジャパン(所在地:千葉県成田市)が国内4路線で運航する。東京(成田・羽田)ー北九州や東京ー新千歳など長距離輸送の受け皿として取り入れる。2024年4月からのトラック運転手の時間外労働に上限規制が適用される「2024年問題」に備える。

大卒の10/1時点の大卒就職内定率74.8% リーマン後 4番目水準

文部科学省と厚生労働省は11月17日、2024年春に卒業予定の大学生の10月1日時点の就職内定率が74.8%になったと発売した。前年同期比で0.7ポイント上がった。新型コロナウイルス禍前の2019年の76.8%には届かなかったが、企業の採用意欲の回復を受け、2008年のリーマン・ショック後で4番目に高い水準となった。近年の10月1日時点の大卒の就職内定率は2020年は69.8%、2021年は71.2%、2022年は74.1%だった。

伊藤忠 ビッグモーターと基本合意書を締結 再建可能性を検証

伊藤忠商事(本社:東京都港区)、伊藤忠エネクス(本社:東京都千代田区)、ジョイ・ウィル・パートナーズ(本社:東京都千代田区)は11月17日、ビッグモーター(本社:東京都多摩市)と基本合意書を締結したと発表した。ビッグモーター社が運営する事業について、再建の可能性を検証する。

競馬マイルCS ナミュールが圧巻、末脚爆発 G1初制覇

競馬の秋のマイル王決定戦、第40回マイルチャンピオンシップ(G1、1600m芝、16頭出走)は11月19日、4年ぶりに京都競馬場で行われ、5番人気のナミュール(藤岡康太騎乗)が1分32秒5で優勝、G1初制覇した。1着賞金1億8,000万円を獲得。らいあん・ムーア騎手の落馬負傷による乗り替わりだった藤岡康太騎手、高野友和調教師ともにこのレース初勝利。
ナミュールはこのレース後方で脚をため、末脚にかけた。すると、これまで重賞レースで善戦健闘しながら上位入選止まりで、頂点に届かなかったのが嘘のように、最後の直線が圧巻だった。藤岡騎手が追い出し賢明にムチを入れると豪脚を披露、先行馬群を差し切った。首差の2着に3番人気のソウルラッシュ、さらに半馬身差の3着にジャスティンカフェが入った。1番人気に支持されていたシュネルマイスターは7着に終わった。