秋田県 クマの捕獲上限を引き上げ 人身事故多発で

秋田県は、クマによる人身事故が全国最悪となっていることを受け11月24日、被害を減らすための捕獲・駆除について、本年度の上限と定めている1,582頭にこだわらず認めることを決めた。新たな枠は設けないが、関連予算の範囲内で2,700頭程度が限度になる見通し。同県内の推定個体数約4,400頭。
捕獲の大半は人里へ下りてきたクマを罠にかけるなどの有害駆除となる。また、これとは別に上限の範囲内で11月〜2024年2月中旬に狩猟も行われる。狩猟については本年度の枠が100頭と定められており、これも200頭へ拡大するという。

ヴィッセル神戸 参入27年目で悲願のサッカーJ1初優勝

大詰めを迎えたサッカーJリーグ、J1首位のヴィッセル神戸は11月25日、地元・ノエビアスタジアム神戸で名古屋グランパスとの一戦で2−1で勝ち、最終節を待たずに初優勝を決めた。神戸は1997年にJリーグに参入して以来27年目。この間2度、J2に転落したが、いずれも1年でJ1に復帰。2018年にはFCバルセロナからスペインの至宝「・アンドレス・イニエスタ選手が加入。2019年には天皇杯でクラブ史上初タイトルを獲得し、2021年には同クラブとして最高の3位となっていた。今シーズンは第2節に首位に立って以降、常に3位以上をキープ。連敗はゼロと、抜群の安定感があった。

作家・伊集院静さん 肝内胆管がんで死去 73歳「大人の流儀」

エッセー「大人の流儀」シリーズなどの作品で知られる直木賞作家の伊集院静(いじゅういん・しずか、本名:西山忠来=にしやま・ただき)さんが11月24日、死去した。73歳だった。伊集院さんは、肝内胆管がんの診断を受け、10月27日に個人事務所が「がんのため当面執筆を休止する」と発表して以来、まだ1カ月も経っていない。ベストセラーを出し続け、これが”男・伊集院静の生きざま”だといわんばかりに、すぐにも現役作家してきそうな雰囲気を残したまま、逝った。
広告代理店勤務を経てテレビCMの規格、人気歌手の演出などに携わる。1981年に作家デビュー、1992年に「受け月」で直木賞を受賞。「機関車先生」「ミチクサ先生」「琥珀の夢」「ごろごろ」「ノボさん」などの作品がある。2016年に紫綬褒章を受章している。野球界や様々な芸能人、タレントらとも交流があった。
1984年に結婚した俳優の夏目雅子さんが翌年、白血病で急逝。1992年に俳優の篠ひろ子さんと再婚している。

東京都心6区10月中古マンション価格1.8%高 9カ月連続高値更新

不動産調査会社、東京カンテイ(所在地:東京都品川区)によると、10月の中古マンション平均希望売り出し価格は東京都心6区(千代田、中央、港、新宿、文京、渋谷)が、70㎡あたり1億791万円だった。前月に比べ1.8%高で、2002年の集計開始後の最高値を9カ月連続で更新した。
首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)が同0.4%安の4,760万円だった。このうち東京都心6区外も含めた東京都全体では同0.3%高の6,433万円、神奈川県は同0.2%安の3,680万円、埼玉県は同0.7%安の2,996万円、千葉県は同0.8%安の2,749万円だった。近畿圏は同0.7%安の2,865万円、中部圏は同0.2%高の2,251万円だった。

首都圏新築マンション 平均価格6,567万円 8カ月ぶり下回る

不動産経済研究所のまとめによると、首都圏1都3県で10月発売された新築マンションの1戸あたりの平均価格は6,567万円で8カ月ぶりに前年同月を下回った。東京23区の平均価格は8,709万円と前年同月より7%下落した。
一方、東京23区を除いた東京都は5,624万円と21.7%、神奈川県は6,555万円と10.9%、埼玉県は5,118万円と5.4%、千葉県も4,528万円と0.7%それぞれ前年同月より上昇した。また、10月の1都3県の発売戸数は1,486戸にとどまり、前年同月を46.3%下回った。

JR西日本 24年春ダイヤ改正で21年春早めた終電時間を維持

JR西日本(本社:大阪市北区)の長谷川一明社長は11月22日、新型コロナの影響で利用者が激減したことを受け、2021年春のダイヤ改正で京阪神エリアなどの主要路線で終電時間を最大30分程度早めたが、2024年春のダイヤ改正ではこの見直しは行わず、現状を維持する考えを明らかにした。
新型コロナの5類移行やインバウンド需要が戻りつつあることなどプラス要因はあるものの、人手不足などから深夜の保線作業の時間を確保するなどメンテナンスの時間が必要ーなどをその理由に挙げている。

23年出生数70万人台前半か 出生数8年連続最少へ

少子化に全く歯止めがかからない。厚生労働省が11月24日発表した人口動態統計によると、2023年1〜9月の出生数(外国人含む、速報値)は56万9,656人にとどまり、前年同期比5.0%減少した。これを基に試算すると、2023年の日本人の年間出生数は70万人台前半と、8年連続過去最少を更新する見通しとなった。
政府が喫緊の課題として掲げる、少子化対策の声は挙がっているが、現実には婚姻・妊娠数にはほとんど反映されておらず、現時点ではいぜんとして出生数増には全く結びついていない。

23年出生数70万人台前半か 出生数8年連続最少へ

少子化に全く歯止めがかからない。厚生労働省が11月24日発表した人口動態統計によると、2023年1〜9月の出生数(外国人含む、速報値)は56万9,656人にとどまり、前年同期比5.0%減少した。これを基に試算すると、2023年の日本人の年間出生数は70万人台前半と、8年連続過去最少を更新する見通しとなった。
政府が喫緊の課題として掲げる、少子化対策の声は挙がっているが、現実には婚姻・妊娠数にはほとんど反映されておらず、現時点ではいぜんとして出生数増には全く結びついていない。