脱炭素燃料利用35年までに4倍へ 大阪で国際閣僚会議

大阪市で9月15日、34の国・国際機関が参加し、環境負荷の低いバイオ燃料や水素の利用拡大を議論する持続可能燃料閣僚会議が開かれた。
共同議長国の日本とブラジルが総括を公表し、脱炭素につながる燃料の生産や利用について、2035年までに2024年比で4倍以上に伸ばす目標を示した。また、自動車や航空機などの燃料に加え、製造現場での利用も促す方針を掲げた。

井上尚弥 5度目の4団体王座防衛に成功 KOに拘らず

ボクシングの世界スーパー・バンタム級主要4団体タイトルマッチは9月14日、王者・井上尚弥と挑戦者・ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との間で行われた。井上は全く危なげなく5度目の防衛に成功した。
ただ、今回の試合はこれまでとは大きく異なり、井上はスピードを生かしアウトボクシングに徹し、KO勝ちに拘らず、大差の判定で下した。次戦は12月にサウジアラビアでの防衛戦が予定だれている。

トランプ米政権9/16から適用 自動車関税27.5%⇢15%

トランプ米政権は、米東部時間9月16日午前0時1分(日本時間16日午後1時1分)、日本の自動車関税を引き下げた。既存の関税2.5%を合わせると、日本から米国に輸出する自動車の関税負担は27.5%から15%に下がった。
トランプ大統領が9月4日にこの措置の大統領令に署名が伝えられてからも、適用時期が明らかにされていなかった。

三浦龍司 無念の8位入賞, メダルに届かず 3000m障害

世界陸上男子3000m障害の決勝が9月15日行われ、期待の三浦龍司は8分35秒90で健闘虚しく8位入賞に終わった。三浦は2大会連続の入賞。
レースは最後の1周で大きく動き、三浦はメダルを狙える位置におり、まだ余裕があるように見えただけに期待を抱かせた。しかし、ゴールが見えた最終障害を一団が跳んだ直後、三浦は後続の選手らと接触、大きくバランスを崩し、立て直すことができずに後続ランナーに抜かれた。同レースにおいては、この種の接触が避けられないとすれば、やむを得ないところだ。だが、すぐにも立て直すことができれば、メダルに手が届いていた可能性がある。実力的には世界の第一線で戦えるポジションにある、そんな惜しいレースだった。

セーレン 買収したユニチカの繊維事業へ投資、再建策

セーレン(本社:福井市)はこのほど、2026年1月1日付で買収したユニチカの繊維事業の再建策を発表した。この骨子は①設備の維持・後進に3年程度で100億円を投資する②新規事業にも3年で100億〜120億円を投じる③不採算事業から撤退し、初年度黒字化を目指す④雇用は維持する。
同社はユニチカの繊維事業のうち岡崎事業所(所在地:愛知県岡崎市)の事業や土地、建物、従業員を引き継ぐ。敷地は32万㎡に上り、セーレンとして最大の生産拠点となる。

廣中璃梨佳6位入賞 世界陸上女子10,000m決勝

世界陸上女子10,000m(1周400m×25周)決勝は、トップグループのアフリカ勢らが主導権を握り、逃げ出しの機会をうかがい乱ペースで進められる展開となった。廣中璃梨佳は辛抱強く中盤10位以下まで順位を落としたが、電光掲示板を横目で見ながら余裕の走りを見せた。24周目から覚醒したかのように加速、最後の1周で2人を抜き去り、順位を6位に上げフィニッシュした。廣中は2大会連続の入賞を果たした。

東大, 法大 LED植物工場の養液栽培で枝豆安定生産に成功

東大と法政大学は9月12日、LED植物工場の養液栽培で枝豆の安定生産に成功したと発表した。LED植物工場の養液栽培ではこれまでレタスなど一部の野菜しか栽培できなかった。今回、世界で初めて枝豆の安定生産に成功した。
しかも収量で、畑での栽培を上回り、さらに甘みが強く、健康成分イソフラボンなど栄養価も高いことが明らかになった。