コニカミノルタ ベトナム子会社設立でASEAN調達機能拡大

コニカミノルタ(本社:東京都千代田区)は12月2日、複合機、デジタル印刷機器および関連消耗品等の生産統括機能を持つKonica Minolta Business Technologies Manufacturing(HK)Limited(本社:香港)の100%子会社としてKonica Minolta Consulting Vietnam Co.,Ltd.をベトナム・ホーチミン市に12月1日付で設立したと発表した。
新会社の資本金は50万米ドル。ASEANにおける取引先選定、取引価格交渉、納入・検査仕様提案、ASEANで調達する製品・部品の生産管理および品つ管理対応、調達業務委託などを担う。これにより、競争力のある部品調達を持続的に実現するサプライチェーンマネジメントを強化する。

24年 流行語大賞「ふてほど」トップ10「50ー50」「裏金問題」

2024年の新語・流行語大賞が12月2日発表され、TBS系の連続ドラマ「不適切にもほどがある!」の略称「ふれほど」が年間大賞を受賞した。ふてほどは、主演の阿部サダヲさん(54)が扮する「昭和のおじさん」が現代にタイムスリップするコメディー。コンプライアンスが重視される令和の価値観では不適切な言動を繰り返すストーリー展開で、現代社会の生きづらさを風刺した内容だった。
このほか、トップ10に「50ー50」「裏金問題」「界隈」「名言が残せなかった」「初老ジャパン」「ホワイト案件」「新紙幣」「もうええでしょう」「Bling-Bang-Bang-Born」などが選ばれた。

金谷拓実が初の賞金王 最終戦3位に食い込み栄冠

男子グルフの今季最終戦、日本シリーズJTカップ最終日は12月1日、賞金2位で臨んだ金谷拓実が67をマーク、通算9アンダーの271で3位に食い込み、今季の総獲得額を1億1,955万1,222円として、初めて賞金王に輝いた。前週まで獲得賞金首位の平田憲聖は17位、石川遼は18位に終わり、獲得額を伸ばせなかった。

レモンポップ 第25回チャンピオンズカップ連覇し有終飾る

競馬の第25回チャンピオンズカップ(1800m、ダート、G1、16頭出走)は12月1日、中京競馬場で行われた。このレースを引退レースと発表し、1番人気に支持されたレモンポップ(坂井瑠星騎乗)が逃げ切り、2011年のトランセンド以来となる2頭目の連覇を達成し、1着賞金1億2,000万円を獲得した。勝ち時計は1分50秒1。この結果、地方交流を含めた国内のG1は6戦全勝とした。坂井騎手と田中博康調教師(美浦)は、このレース2勝目。
レモンポップは迷わずに先手を取ってレースを進め、ゴール前の猛追をしのぎきり、昨年の最優秀ダートホースの貫禄を示した。鼻差の2着にウィルソンテソーロ、3着にドゥラエレーデは入り、前年と同じ顔ぶれとなった。

エクイニクス タイに10年間で約5億米ドルを投資

グローバルなデジタル員フィラストラクチゃー企業、エクイニクスは11月29日、企業や大手クラウドサービスプロバイダによるニーズの高まりに応えるため、今後10年間でタイに約5億米ドルを段階的に投資する計画を発表した。この投資額には7月16日にバンコクで締結した約3,400万米ドルの土地取得契約が含まれている。これはエクイニクスのタイを含む東南アジアにおけるデジタル能力の強化の重要な一環。

25年万博開幕日4/13に会場のリングで「1万人の第九」

日本国際博覧会協会と毎日放送(所在地:大阪市北区)は12月1日、大阪・関西万博が開幕する2025年4月13日、万博会場で佐渡裕さんの指揮でベートーベンの「交響曲第9番」の第4楽章「歓喜の歌」を1万人の合唱団で披露すると発表した。合唱団員は公募する。「1万人の第九 EXPO2025」と銘打ち、万博のシンボル、大屋根(リング)に合唱団を配置するなどして実施する。

広州汽車 ファーウェイと新エネ車で協業 新ブランド設立

中国の国有自動車大手、広州汽車集団は11月30日、通信大手の華為技術(ファーウェイ)と電気自動車(EV)など新エネルギー車の新ブランドを設立すると発表した。同日、両社首脳出席のもと戦略提携を結んだ。広州汽車は、すでに傘下の既存ブランドでファーウェイの技術を活用しており、今回の戦略提携で協業関係を強化する。

タカラバイオ タイに拠点置くNSI社と業務提携 業容拡大へ

タカラバイオ(滋賀県草津市)は11月29日、タイに拠点を置くNomura Siam International Co.,Ltd.(以下、NSI社)と、東南アジア地域における同社研究用試薬の非独占的な販売代理店契約を同日付で締結したと発表した。ライフサイエンス分野で強力なネットワークを持つNSI社と提携することで、東南アジア市場でのプレゼンスを一層強化し、研究用試薬の売上高の大幅な拡大を目指す。

維新 新代表に吉村氏 与党と対決姿勢 共同代表に前原氏

日本維新の会は12月1日、大阪市内で開いた臨時党大会で代表選の投開票を行い、党共同代表の吉村洋文大阪府知事(49)を新代表に選出した。
代表選の有権者は、国会議員や地方議員、首長ら特別党員846人と、党費を2年以上支払った一般党員2万5,025人の計2万5,871人。特別党員と一般党員が同じ「1人1票」を投じる仕組みで争われた。吉村氏は投票総数1万809票のうち、約8割にあたる8,547票を得て、松沢成文参院議員(66)、金村龍那衆院議員(45)、空本誠喜衆院議員(45)の3氏を退け選出された。
吉村新代表は、前執行部が維持してきた政府・与党との協調路線を見直し、対決姿勢を鮮明にしたうえで党再建を進める考えを明らかにした。「将来的に政権を奪取することは当然目指すが、今すぐできる状況ではない。野党第1党を目指すことよりは、(参院を含め)与党過半数割れを目指す」考えを示した。
共同代表には、前原誠司衆院議員を起用する意向で、すでに前原氏から内諾を得ているという。

プラスチックごみ 国際条約 隔たり埋まらず合意見送り

地球規模のプラスチックによる環境汚染の防止に向け、初めてとなる国際条約の案をまとめるため、11月25日から韓国・釜山(プサン)で開かれていた政府観光省委員会は12月1日、今回の交渉での合意を見送った。今後改めて会合が開かれ、今回の交渉内容をもとに条文案をまとめるための協議が再開されることになる。
同委員会は、世界的な削減内容を設け、各国が目標達成のためにとった対応やデータを報告するという案と、プラスチックの原料となる石油産出国などが規制に強く反対していることを踏まえ、条約に盛り込まないという案の、対照的な2つの選択肢が示されたまま、意見の隔たりが埋められなかった。
世界のプラスチックごみの量は、2019年までの20年間で2倍以上に増え、各国はプラスチックによる環境汚染を防ぐため法的拘束力のある国際条約をを今年中に取りまとめることを国連で決議している。