ソニーG 手術現場用マイクロサージャリー支援ロボ開発

ソニーグループは5月9日、手術器具の自動交換と精密操作が可能なマイクロサージャリー支援ロボットを開発したと発表した。これは、血管や神経といった微小な組織を、顕微鏡などを用いながら処置するマイクロサージャリーの支援を想定し、ソニーの研究開発組織が技術開発のために試作したロボット。「ICRA2024(横浜)」のソニーブースで試作機を初公開する。

FOOD&LIFE COMPANIES「スシロー」天津市1号店開業

回転ずし「スシロー」を運営するFOOD&LIFE COMPANIES(本社:大阪府吹田市)は5月10日、中国・天津市中心部の商業施設にスシロー1号店「天津大悦城店」を開業した。中国では南部や内陸部にはすでに店舗展開しているが、北部は今回が「初進出。出店エリアの拡大で同国の外食需要を取り込む。

東急不 国内初の洋上浮体式太陽光発電の技術実証開始

東急不動産(本社:東京都渋谷区)は5月9日、東京都政策企画局が主導する「東京ベイeSGプロジェクト 先行プロジェクト」に採択された、国内初となる洋上での浮体式太陽光発電の技術実証に向けて、同設備の海面への設置を完了したと発表した。これにより、中央防波堤エリアに設置した設備(約30m×約26m×約6m)での発電、蓄電池への蓄電、蓄電池の運搬・消費の実証実験を開始する。
実証実験は、SolarDuck B.V.(本社:オランダ・ロッテルダム)および京セラコミュニケーションシステムとの連携のもと進められる。

電源開発 30年までに石炭火力発電所5基休廃止を発表

電源開発(Jパワー、本店:東京都中央区)は5月9日、2030年までに国内で運転する石炭火力発電所5基を休廃止すると発表した。5基の発電容量は計2,700メガ(メガは100万)ワットに上り、同社の国内火力発電の3割にあたる。残る発電所は脱炭素燃料との混焼や、石炭由来の水素を燃料にする石炭ガス化複合発電(IGCC)に転換する。
休廃止対象発電所は高砂火力発電所1,2号機(所在地:兵庫県高砂市)、松島火力1号機(同長崎県西海市)、竹原火力3号機(同広島県竹原市)、松浦火力1号機(同長崎県松浦市)。
同社が発電所ごとの休廃止計画を明らかにするのは初めて。世界的に脱炭素の圧力が強まる中、構造転換を急ぐ。

「太陽フレア」連続発生 GPSなど誤差拡大の恐れ

情報通信研究機構(NICT)は5月10日、太陽の表面で爆発現象が起こる大規模な「太陽フレア」が8日から10日未明にかけ、連続して6回発生したと発表した。これにより、世界各地でピンクに染まったオーロラが見られた。
この爆発の影響で全地球測位システム(GPS)の誤差が拡大したり、宇宙にある人工衛星との通信に障害が起きる可能性がある。今後数日はさらに太陽フレアの発生が考えられ、NICTは注意を呼びかけている。

スペイン 25年万博パビリオンテーマは大航海時代「黒潮」

スペインは5月9日、東京都内のスペイン大使館で2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンのデザインや展示内容を発表した。
テーマは、400年以上前の大航海時代、世界に雄飛したスペインがアジアを目指した航路で、利用していた「黒潮」。パビリオンの正面には海を表すブルーの階段が設置され、入り口はオレンジ色の円形で、同国を特徴付ける「海と太陽」を表現している。展示では海底にある歴史的遺産を保護する技術のほか、持続可能な社会の実現に向けて藻など海の資源を燃料や医薬品に活用する技術を紹介するとしている。

ダイキン”中興の祖”井上氏 会長を退任, 世界の空調企業に

ダイキン工業(本社:大阪市北区)で30年間にわたって経営トップを務め、グローバル化を主導してきた井上礼之氏が会長職を退任する。井上氏はM&A(合併・買収)や海外大手との提携を通じて省エネ技術を世界に広め、ダイキンを世界トップの空調メーカーに育て上げた。
同社は10月に、節目の記念すべき創立100周年を迎える。次の100年に向けた新たな戦略に基づく、新たな”舵取り”が求められる。

フィギュアスケート宇野昌磨が”電撃”現役引退発表

フィギュアスケート男子の2022年、2023年世界王者の宇野昌磨(26)が5月9日、自身のインスタグラムを更新し、現役引退を発表した。3月の世界選手権で3連覇を逃したとはいえ、今季の全日本王者でグランプリファイナルでも2位だった。若手陣の成長はあるものの、まだ国際舞台での出場経験が少なく、実力は未知数。いぜんとして日本男子のフィギュア界の”顔”的存在の宇野の引退は、大きな痛手だ。