丸紅子会社と新明和 ビジネスジェット機体整備で新会社

丸紅の100%子会社、丸紅エアロスペースと新明和工業は2月7日、ビジネスジェットの機体整備事業を手掛ける新会社「JAMS(ジャムス)」(本社所在地:東京都千代田区)を設立し、2024年4月から中部国際空港を拠点に事業を開始すると発表した。JAMSへの出資比率は丸紅エアロスペース、新明和工業各50%。
JAMSは丸紅グループのビジネスジェットに関する知見・ネットワークと、新明和工業の航空機整備に係る技術・実績、両社の強みを生かし、ビジネスジェットに特化した国内最大級の整備会社を目指し、今後幅広い機種に対応した整備サービスを提供していく。

国交省 タクシー会社に「ライドシェア」許可基準を提示

国土交通省は2月7日、4月から限定解禁する「ライドシェア」実施にあたり、法人タクシー事業者向けに運営許可を出す際の基準案を示した。許可期間は2年とし、支払い方法は原則キャッシュレスとした。ライドシェアの運営ができる地域や時期は、国交省が配車アプリなどのデータに基づき今後指定する。

1月倒産 4年ぶり700件台 22カ月連続増 小規模7割超

東京商工リサーチのまとめによると、負債額1,000万円以上の1月の企業倒産は、前年同月比23%増の701件に上った。増加は22カ月連続。1月としては2020年以来4年ぶりに700件台となった。負債総額1億円未満の倒産が全体の7割超を占めた。産業別にみると、飲食業や宿泊業を含むサービス業の倒産は32%増の241件と、最も多かった。

東急不とENEOS 廃食油をSAFに活用する取り組みで合意

東急不動産(本社:東京都渋谷区)とENEOS(本社:東京都千代田区)は2月7日、廃食油を持続可能な航空燃料(以下、SAF=Sustainable Aviation Fuel)の原料として活用する取り組みに関する基本合意書を締結したと発表した。
具体的には2023年11月30日に開業した複合商業施設「COCONO SUSUKINO」(ココノススキノ、所在地:北海道札幌市)、東急不動産グループの東急リゾーツ&ステイが全国に展開、運営するホテルやゴルフ場29カ所で排出される廃食油を回収し、ENEOS和歌山製造所(所在地:和歌山県有田市)で事業化を進めるSAFの製造プラント(能力:40万KL/年)で原料として使用する予定。COCONO SUSUKINOは施設で発生する廃食油全量をSAFに活用することを目指しており、実現すれば全国で初の取り組みとなる。

日本製鉄 高炉水素還元技術の試験炉でCO2排出33%削減

日本製鉄は2月6日、東日本製鉄所君津地区の水素還元試験炉(内容積12㎥)で2023年11月から12月に実施した、加熱した水素を使用してCO2を削減するSuper COURSE50技術(CO2排出量50%以上削減)開発試験で、世界最高水準の更新となる高炉本体からのCO2排出量33%の削減を確認したと発表した。今後さらに実証試験を進め、大型高炉での早期Super COURSE50技術確立に取り組んでいく。
この実証試験はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金に採択され、日本製鉄、JFEスチール、神戸製鋼所、一般財団法人金属系材料研究開発センターの4社でコンソーシアムを結成し、開発を推進しているもの。

EU 温暖化ガス40年に90%削減案 脱炭素への道筋明確に

欧州連合(EU)の欧州委員会は2月6日、温暖化ガス排出量を2040年に1990年比で90%削減する新目標案を示した。EUはこれまで2030年に55%削減、2050年の排出実質ゼロを掲げてきた。今回これを前倒しし、脱炭素への道筋をより明確にすることで、再生可能エネルギーや電気自動車(EV)の導入を加速させる。
今後加盟国で議論して正式に決める。ただ、この新目標に慎重な国もあり、協議が難航する可能性もある。

マイナビ 介護経営支援事業に参入 ノバケアと連携

マイナビ(本社:東京都千代田区)は2月6日、新たに介護経営支援事業を開始すると発表した。新規事業でヘルスケア領域に特化したAIテック企業のノバケア(本社:東京都港区)とパートナーシップを締結し、2024年春に介護加算取得支援サービスの提供を開始する。これにより、介護事業者の経営と介護サービスのクオリティの安定化に貢献する。

IIJ, 村田製作所 インドネシアの交通輸送のIoTで開発協力

インターネットイニシアティブ(IIJ、本社:東京都千代田区)と村田製作所(本社:京都府長岡京市)は2月5日。インドネシア国立研究革新庁などと交通輸送を中心としたIoT分野での研究開発協力に関するMOU(基本合意書)を2月1日付で締結したと発表した。これに基づき、とくに交通輸送、地図情報の分野でIoT機器から取得したデータの分析や、アルゴリズムの開発などIoT関連の研究開発を共同で推進していく。