トヨタ 23年世界販売 単体で初の1,000万台超 過去最高

トヨタ自動車は1月30日、2023年の世界新車販売がグループ全体(ダイハツ工業、日野自動車を含む)で2022年比7%増の1,123万台、トヨタ単体(トヨタ・レクサス)では8%増の1,030万台だったと発表した。この結果、グループ合計、トヨタ単体ともにドイツのフォルクスワーゲン(VW、約924万台)を上回り、、4年連続で世界首位となった。
地域別では北米が7%増の261万台、欧州が9%増の112万台だった。ハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)が伸びた。一方、中国では2%減の190万台にとどまった。国内販売は30%増の167万台だった。

香港 国家安全条例を制定へ 国安法を補完 社会統制一段と

香港政府の李家超(ジョン・リー)行政長官は1月30日、スパイ行為などを幅広く取り締まる「国家安全条例」の制定に向けた作業に着手すると表明した。立法会(議会)にも草案を提出する立法手続きを始める。これは2020年に施行された香港国家安全維持法(国安法)を補完するもので、香港の社会統制が一段と強まり、メディアや外国人への統制が一段と強まるとみられる。

中国 日本人短期滞在ビザ免除を”再開検討”日本に措置要求

中国外務省は1月29日、中国政府が停止している、日本人が中国に短期滞在する際のビザの免除について、「再開を検討する」ことを明らかにした。そのうえで、日本側も訪日する中国人に対して何らかの措置をとるよう求めた。中国政府は新型コロナウイルス感染拡大した2020年以降、日本人に対して、中国に15日以内の短期滞在する際のビザを免除する措置を停止している。

サントリー 阪大と連携し「ボトルtoボトル」リサイクル

サントリー食品インターナショナルは1月29日、大阪大学と連携し4月より、同大学の3つのキャンパスに集められた使用済みペットボトルを新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクルを開始すると発表した。
箕面・吹田・豊中の3キャンパスに、両者が協働で制作したオリジナルリサイクルステーションを設置し、利用者にパネルなどでペットボトルの分別投入の啓発を実施する。また、今後プラスチックの循環推進等の教育啓発も連携して行っていく予定。

トヨタ 2/1まで4工場6生産ライン停止 エンジン不正認証で

トヨタ自動車は、豊田自動織機が生産したエンジンの不正認証問題を受け、国内の4工場で生産ラインの停止を決めた。2月1日まで、国内向け6車種を含む合わせて10車種の出荷を停止し、国内4工場の6つの生産ラインの生産を停止すると発表した。
生産停止するのはトヨタ車体の吉原工場(所在地:愛知県豊田市)、岐阜車体工業の岐阜県各務原の工場、トヨタ車体のいなべ工場(所在地:三重県いなべ市)。

神戸ルミナリエ10日間で230万人来場 有料エリアに15万人

阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼する光の祭典「神戸ルミナリエ」の組織委員会は1月29日、19〜28日の開催10日間の来場者数が229万8,000人だったと発表した。新型コロナウイルス禍による中断を経て、今回は4年ぶりの開催だった。
これまでの経験、密集・混雑を避けるため会場を旧居留地、東遊園地、そしてメリケンパークの3カ所に分散して実施された。メリケンパークには有料エリアが設けられた。来場者数は2019年の約347万人と比べ3割以上減少した。目玉作品、光の回廊「ガレリア」の通り抜けができる有料エリアには15万人が来場した。

タイFTI 24年自動車生産 前年比3%増の190万台見込む

タイ工業連盟(FTI)のまとめによると、2024年のタイ自動車生産台数について、前年比3%増の190万台を見込んでいる。増加は2年ぶり。新型コロナウイルス禍で大きな打撃を受けた同国の主要産業の観光業が、ポストコロナでは2023年前半、ASEAN諸国の中でもいち早く観光客の受け入れを発表。早期回復に繋げ、タイ経済が上向き回復軌道にある。これを受け自動車の国内需要が伸びると判断した。加えて、日本メーカーをはるかに上回るペースで、中国メーカーが電気自動車(EV)の生産を本格化しており、生産台数を押し上げると見込む。

ピーチ・アビエーション 初の自社育成パイロット乗務へ

格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(所在地:大阪府田尻町)は1月29日、自社のパイロット育成制度を利用した訓練生4人が副操縦士の昇格試験に合格したと発表した。国内のLCCでパイロットを自社育成するするのは初めてで、この1期生は2月から乗務を始める。順調にスキルアップできれば、最短6年で機長へ昇格できるという。
LCC会社はパイロットについては、一定のキャリのある人材を中途採用で確保するのが通例。しかし、”2030年問題”と指摘される航空業界の人材不足を見据え、同社は2018年に「パイロットチャレンジ制度」を創設。自社育成に取り組んでいる。

東大, 早大 培養骨格筋組織の収縮運動で二足歩行ロボ

東大と早大の研究グループは1月27日、生体材料と人工物を組み合わせた新たな二足歩行ロボット開発に成功したと発表した。グループは生体材料と人工物を組み合わせたバイオハイブリッドロボット技術を用い、培養骨格筋組織の筋収縮運動によって実現させた、”柔軟な足”を屈曲して動く二足歩行ロボットを世界で初めて製作した。これにより、ヒトの二足歩行で観察される細やかな旋回運動を再現することに成功した。

香港高裁 中国恒大集団に”清算”命令 香港市場で取引停止

香港の高等裁判所にあたる高等法院は1月29日、経営再建中の不動産大手、中国恒大集団に対し、債権を法的に整理し会社を清算するよう命じた。今回の決定が中国本土にある中国恒大集団の資産に影響を与えるかどうかは不透明という。
香港市場で中国恒大集団の株価が急落したため、香港証券取引所は中国恒大集団と傘下の2社の株式取引を停止した。