都内タクシー団体 4月からライドシェア開始 数百台規模で

東京都内のタクシー会社でつくる業界団体、東京ハイヤー・タクシー協会(所在地:東京都千代田区)は1月10日、4月から都内でライドシェアサービスの開始を目指すことを明らかにした。加盟会社を通じて数百台規模の運用を想定する。政府が4月からタクシー会社が運行管理する形でライドシェアを解禁するのに合わせ、業界として準備を進める。

東京都 都有地に水素の製造・供給設備を整備3基稼働へ

東京都の小池百合子知事は1月10日、2024年度予算案の査定後、臨海部にある都有地に再生可能エネルギーを活用する「グリーン水素」の製造と供給を担う設備を整備すると発表した。2024年度に着工し、年度内に1基を先行稼働させる。今後2基の設計に着手し、3基の稼働を目指す。
水素活用の促進に向け、新たに燃料電池トラックの燃料費の補助制度を開始する。補助額は小型トラックで年200万円、大型トラックで年900万円を上限とする予定。

23年の世界パソコン出荷台数13.9%減 2年連続減

米国の調査会社IDCのまとめによると、2023年の世界パソコン出荷台数(速報値)は、前年比13.9%減の2億5,950万台だったと発表した。減少は2年連続。メーカー別ではシェア1位の中国レノボ・グループが前年比13.2%減の5,900万台、2位の米国HPが同4.3%減の5,290万台だった。
パソコン市場は長期的に縮小傾向にあったが、新型コロナウイルス禍による”巣ごもり需要”で一時的に需要が盛り上がり、2020年には6年ぶりの3億台を上回り、2021年には前年比15.1%増えた。その結果、2022年には反動減も加わって大幅に落ち込んでいる。

中国の出生数7年連続減少へ 出産奨励も少子化に続く

中国は人口減少に歯止めをかけるべく、地方政府も含めて国ぐるみで対策を急いでいるが、出生数減少に歯止めがかからず、2023年は7年連続で減少する見込みとなった。国の長期にわたる強力な産児制限の実施で、国民の意識や暮らし方・価値観が大きく変化したためだ。
中国政府は2016年に2人目、2021年に3人目の出産をすべての夫婦に認めて産児制限を事実上廃止した。しかし、その後も出生数が増加に転じないことから、現在は地方政府や企業も補助金の支給や休暇の義務化など国ぐるみで対策を打ち出しているが、国民にはほとんど響いていない。

スズキ インド・グジャラート州政府と新工場建設で合意

スズキ(本社:静岡県浜松市)は1月10日、インド・グジャラート州政府との間で新しい四輪車生産工場を建設することで基本合意したと発表した。新工場はスズキのインド子会社、マルチ・スズキ・インディア社が運営し、2028年度の稼働開始を目指す。将来的な年間生産能力は100万台程度。投資額は3,500億ルピー(土地取得費除く)となる見込み。

大成建設・カネカ 建材一体型太陽光発電パネルを開発

大成建設とカネカは、建材一体型太陽光発電パネルを「T-Green(R) Multi Solar」を共同開発した。太陽電池を世界で初めてLow-Eペアガラスに挟み込むことで、外装そのものが発電システムとなるのが最大と特徴。
オフィスビルの外装や住宅のバルコニーなど様々な規模の新築、リニューアルに採用できる。また、建物単体で自立した電源を有するため停電時の備えとなり、街全体のレジリエンスも高まる安心に発電システムだ。

スズキ SkyDriveに追加出資 24年春 空飛ぶクルマ製造開始

スズキ(本社:静岡県浜松市)は1月10日、SkyDrive(本社:愛知県豊田市)が実施した第三者割当増資を通じて2023年12月に追加出資したと発表した。今回の資本業務提携強化を背景に、これまでの試作機の改良段階を経て、いよいよSkyDriveは2024年春ごろ「空飛ぶクルマ」の実機「SKYDRIVE(SD-05型)」の製造開始を目指している。
スズキは2022年3月にSkyDriveと空飛ぶクルマの事業・技術提携に関する協定を締結し、同年9月に出資した。そして2023年10月にスズキグループが静岡県磐田市に保有する工場を活用し、空飛ぶクルマの製造協力契約を締結していた。

サッカー元日本代表MF遠藤保仁が引退 G大阪コーチに

Jリーグ、J1磐田は1月9日、元日本代表MFの遠藤保仁(43)が現役を引退すると発表した。今季からG大阪のトップチームコーチに就任する。遠藤はマネジメント事務所の公式You Tubeで「26年という本当に長い、充実した最高のサッカー人生を送れた」とし、サポーターや関係者、家族への感謝の言葉を口にした。そして、コーチになっても”日々楽しく”のモットーを忘れずに、「日本サッカー界のため、G大阪のために働いて一人でもいい選手を送り出していければ」と話した。