25年春闘賃上げ5%以上, 中小企業6%以上 連合が方針

連合は10月18日開いた中央執行委員会で2025年の春闘について、基本構想を決定し、芳野会長がその骨子を明らかにした。今年の春闘では、”消費と分配の好循環”を掲げる政府や経団連など経済団体などの同調ムードを加わって、33年ぶりに5%台の賃上げが実現した。ただ、その一方で結果的に収入を上回る諸物価の高騰で個人消費は低迷しており、実質賃金を継続的に上昇させる必要があると指摘。
そこで、賃上げの流れを定着させるため2025年春闘では、基本給を引き上げるベースアップ相当分として3%以上、年齢や勤務年数などに応じた定期昇給分を含めて5%以上の賃上げを求める。また、企業の規模による格差を是正するため、中小企業の労働組合はさらに1%以上を上乗せして6%以上の賃上げを求める方針を決めた。

日本S DeNA vs ソフトバンクに CS最終戦で巨人を破る

プロ野球セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで(6回戦制)第6戦が10月21日、東京ドームで行われ、リーグ3位のDeNAが”下剋上”を達成、リーグ優勝の巨人を破り、通算4勝3敗とし、7年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。26日に横浜スタジアムで開幕する日本シリーズで、パ・リーグ覇者のソフトバンクと対戦する。

関西4〜9月新築マンション価格14.8%上昇, 戸数3年ぶり増

不動産経済研究所(所在地:東京都新宿区)のまとめによると、2024年度上半期(4〜9月)の関西2府4県の新築マンション1戸あたりの平均価格は、前年同期比14.8%高の5,393万円だった。大阪市内で高額のタワーマンションが売り出された影響で、5年連続で前年同期を上回った。発売戸数は4.1%増の6,612戸で、3年ぶりに増加した。ただ、2010年代の平均値(1万47戸)を大きく下回っている。

首都圏4〜9月新築マンション発売3割減の8,238戸 過去最少

不動産経済研究所(所在地:東京都新宿区)のまとめによると、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の4〜9月新築マンションの発売戸数は、前年同期比3割減の8,238戸にとどまった。上半期の減少は3年連続で新型コロナウイルス禍の2020年を下回って過去最少を更新した。一方、新築マンションの平均価格は東京23区で前年同月比5%高の1億1,051万円だった。
発売戸数を地域別にみると、神奈川県が4%増の2,160個だったほかは、いずれも減少した。東京23区は43%減の3,240戸、東京都下は25%減の25%減の714戸、埼玉県は30%源の788戸、千葉県は29%減の1,334戸だった。

ispece インドのHEX20と月周回軌道への衛星輸送で協業

ispace(本社:東京都中央区)は10月18日、インドの超小型衛星関連技術を手掛けるHEX20Lab India Private Limited(以下、HEX20)との間で17日、イタリア・ミラノで開催された第75回国際宇宙会議(IAC)で、将来のキューブサットの月周回軌道への輸送及び展開で協業する覚書を締結したと発表した。この覚書により、ispaceの月着陸船によるHEX20キューブサットの月周回軌道への打ち上げと展開を視野に入れたミッションに関する交渉をスタートさせる最初のステップとなる。

米ワールドシリーズ対決はヤンキースとドジャースに

米大リーグのワールドシリーズは両リーグの覇者、ア・リーグのヤンキースとナ・リーグのドジャースとの間で争われることになった。10月26日、ニューヨークのヤンキースタジアムで開幕する。7回戦制で先に4勝したチームがワールドチャンピオンとなる。
ワールドシリーズへ進出するのは、ヤンキースが2009年以来15年ぶり、ドジャースは4年ぶり。両者がワールドシリーズで対決するのは1981年以来、43年ぶり。両リーグのホームラン王、アーロン・ジャッジと大谷翔平の対決、山本由伸の快投が見られるのか注目される。

菊花賞 アーバンシックがG1初制覇 春からの成長示す 

競馬の3歳クラシック三冠(皐月賞・ダービー・菊花賞)レースの最終戦、第85回菊花賞(3,000m芝、G1)は10月20日、京都・淀競馬場で行われた。2番人気に支持されたアーバンシック(クリストフ・ルメール騎乗)が残り200mを切り、最後の直線で抜け出し、危なげなくゴール板を突き抜けた。春からの成長をうかがわせ、G1初勝利を挙げ、1着賞金2億円を獲得した。ルメール騎手は史上4人目の菊花賞2連覇を達成し、このレース4勝目。武井亮調教師(美浦)はG1初制覇。
2着は4番人気へデントール、3着にアドマイヤテラが入り、1番人気に支持されたダービー馬、ダノンでサイルは直線伸びず、6着に終わった。

中国の軍事演習「挑発的行為」G7国防相が共同声明

先進7カ国(G7)国防相会合が10月19日、イタリア・ナポリで開催された。会合で採択された共同声明で、東・南シナ海情勢を巡る中国の海洋進出について、「法的根拠がない」と批判し、深刻な懸念を示した。そのうえで、中国による台湾周辺での軍事演習を「挑発的行為」として非難した。会合にはインド太平洋やウクライナと中東の情勢などを中心に議論された。