トヨタ自動車の佐藤恒治社長は5月28日、燃費効率と小型化を追求した新型エンジンの開発を進めることを明らかにした。開発するのは低排気量の直列4気筒のエンジンで、2種類用意する。プラグインハイブリッド車(PHV)やハイブリッド車(HV)など電動車のモーターとの併用を想定し、高効率化を目指す。
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「SLIM」月面データから月の起源探る「カンラン石」確認
立命館大学や会津大学などの研究グループは5月27日、千葉県で開かれた学会で、今年1月に日本初の月面着陸に成功した無人探査機「SLIM」が得た月面の岩石の観測データを解析した結果、月の内部に存在し、月の起源を探るうえで重要な手掛かりになる「カンラン石」の存在を確認したことを明らかにした。
このカンラン石はかつて月の内部にあった可能性があるとして、研究グループは今後詳しい化学組成を調べるとしている。月の内部のカンラン石を分析し、地球のものと比較できれば、月は地球に別の天体が衝突して一部が飛び散ってきたとする、現在有力な説を裏付けることにもつながり、月の起源を探るうえで重要な手掛かりになると期待される。
『君死にたまふことなかれ』15言語に翻訳 堺で企画展
大阪府堺市の文化観光施設「さかい利晶の杜」は、同市出身の歌人、与謝野晶子の代表作『君死にたまふことなかれ』に込められた思いを世界の人々に知ってほしいと、15の言語に翻訳、紹介した企画展を開いている。同企画展は6月16日まで。
日露戦争(1904〜1905年)当時、与謝野晶子は生まれ育った実家、商家の跡継ぎとなるはずの、激戦地にいる弟の身を案じて「あゝをとうとよ 君を泣く 君死にたまふことなかれ」と、どうか戦死だけはしないでほしいとの心情を切々と詩に詠み上げた。企画展ではこの詩をウクライナ語、ロシア語、ヒンディー語、韓国語など15の言語に翻訳し、パネル展示している。
世界各地で激しい戦闘が続く中だけに、戦争の悲惨さを痛切に訴える言葉として読む人の心に”刺さる”のではないか。