経団連が上場する会員企業を対象に行った女性役員の実態調査(7月1日時点)によると、全役員に占める女性の割合は東証プライム企業で前年比2.7ポイント増の16.8%とどまった。女性の割合は増えているが、2030年に30%とする政府目標には遠く、日本企業の男性偏重が改めて浮き彫りになった。調査は会員企業約1,500社を対象に実施した。
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次世代車 産官学タッグ 車体制御ソフト一部共通化
経済産業省や自動車関連団体は10月17日、車に搭載するソフトウェアの一部仕様を共通化すると発表した。この連携は、①車体制御の領域では自動車大手が共通化を主導する②自動運転や車載サービスの領域では大学や通信大手が協力するー2つの枠組みで、次世代車の開発を本格化させる。
車体制御の領域ではトヨタ自動車、ホンダ、日産自動車の3社が主導する。ドア、窓の開き具合やワイパーの動き方など車体制御の仕様の共通化を図る車の先端技術で先行する米中メーカーに対抗するため、日本勢の連携を加速させる。
共通化するのは「API」と呼ばれるソフトやシステム間をつなぐ基盤部分の仕様。様々なソフトを「メーカーの垣根を越えて搭載できるようにする。ソフト開発を手掛ける企業も参入しやすくなり、日本全体の競争力向上が期待される。