東洋エンジニアリング(本社:千葉県習志野市)は10月3日、子会社のToyo Engineering India Private Limitedが、Offshore Frontier Solution Pte.Ltd.(以下、OFS Singapore)とともに、インド・ベンガルールに最先端のGlobal Capability Centre(グローバル・ケイパビリティ・センター)を設立したと発表した。この合弁会社TOYO MODEC OFS India Private Limited(以下、OFS India)は2025年春に業務を開始する予定。OFS IndiaはOFS Singaporeと協力してFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)の基本設計(FEED)、詳細設計、調達支援サービスを提供する。
第42回大阪科学賞「宇宙線」「培養肉」研究の2人が受賞
科学技術の発展に貢献した関西の50歳以下の研究者を表彰する大阪科学賞。42回目となる今年は、大阪公立大学の藤井俊博准教授と大阪大学の松崎典弥教授の受賞が決まった。表彰式は11月9日に行われる予定。
藤井准教授は国際研究グループのメンバーとして、宇宙から降り注ぐ小さな粒子「宇宙線」のうち、計算上わずか1グラムで地球が破壊されるほどの巨大なエネルギーを持つものを発見し、この宇宙線を「アマテラス粒子」と名付けた。
また、松崎教授らの研究グループは細胞を立体的に成長させる独自の技術を応用し、霜降り和牛のような味と食感を再現する「培養肉」の開発を進めており、2025年大阪・関西万博で展示する予定という。
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地方創生へ交付金倍増, 防災庁設置視野 石破首相所信表明
石破首相は10月4日、衆参両院本会議で内閣発足後、初めてとなる所信表明演説を行った。主な要点は①地方創生で交付金の予算を倍増する②「防災立国」を目指し、防災庁の設置の準備を進める③経済対策の策定を約束し、2020年代に最低賃金を全国平均1,500円に引き上げを目標とする④外交・安保では現実的な国益を踏まえた外交を通じ、日米同盟を基軸に友好国・同志国を増やして国際秩序維持を図るーなど。
「再起動」を宣言した地方創生を巡っては、全国各地の取り組みを支援する交付金を当初予算ベースで倍増させ、「新しい地方経済・生活環境創生本部」を創設して、今後10年間で集中的に取り組む基本構想をまとめる方針。また、現在の内閣府防災担当を予算・人事両面で抜本的に強化したうえで、専任の閣僚を置く防災庁設置の準備を進めると強調した。