ヤンマーHD 陸上養殖でアクアステージと資本業務提携

ヤンマーホールディングス(HD)(本社:大阪市北区)は6月26日、独自の水質浄化技術を活用し、完全閉鎖循環式の陸上養殖事業を進めるアクアステージ(本社:滋賀県草津市)と資本業務提携したと発表した。この陸上養殖事業の展開を通じて、地域産品のブランド化や安心安全な水産物の価値向上を目指す。
アクアステージは、世界初となるシロサケの陸上養殖はじめ、トラフグ、ビワマス、エビ、ヒラメなどを滋賀県など内陸地で養殖生産している企業。

H2Aロケット最終号機打ち上げ成功 ”いぶきGW”軌道に投入

H2Aロケットの最終号機となる50号機は6月29日未明、鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上げられ、搭載している温室効果ガスなどを観測する人工衛星「いぶきGW」を予定の軌道に投入して、打ち上げは成功した。
H2Aロケットは20年以上にわた日本の主力ロケットとして、数々の人工衛星を宇宙に運んできたが、打ち上げ費用の高さなどから50号機で運用を終え、後継機のH3ロケットに完全に移行することになっている。
H2Aロケットは、今回を含め50回の打ち上げのうち、失敗したのは2003年の6号機の1回のみで、打ち上げの成功率は最終的に98%と世界的に高い水準に達した。

リチウムイオン電池 発火事故相次ぐ,自治体に適切な処分を

総務省の調査によると、モバイルバッテリーやスマートフォンなど充電できる製品に広く使われているリチウムイオン電池を、家庭から回収した自治体の半数近くが処分事業者が見当たらないなどの事情で、焼却や埋め立て処理もしくはそのまま保管されていることが分かった。これらが今、発火事故や火災を引き起こすケースが相次いでいる。
このため、総務省は経済産業省と環境省に対し、製品メーカーなどに自主回収対象の品目を追加するよう求めることや、全国の市区町村に適切な回収・処分を推進するよう通知を出した。
総務省はリチウムイオン電池を使った製品の回収を巡る実態を把握するため、2024年5月から7月にかけて全国50の市を対象に実地調査を実施した。

EU ウナギをワシントン条約の規制対象に提案 日本は反対

欧州連合(EU)は6月27日、ニホンウナギなどウナギ全種を絶滅のおそれがある野生生物の国際取引を規制するワシントン条約の対象に加えるよう事務局に提案した。今年11月からウズベキスタンで開かれる締約国会議で議論されることになる。
これを受け、小泉農林水産相は同日、ニホンウナギなどは十分な資源量が確保されているとして、EUの提案に反対するよう各国に働きかけていく考えを示した。

北海道大構内に世界一危険な猛毒植物「バイカルハナウド」

札幌市中心部の北海道大学構内に世界で最も危険な植物の一つとして知られる「ジャイアント・ホグウィード(和名バイカルハナウド)」とみられるセリ科の植物が自生しているのが見つかった。外部から10株以上自生しているとの情報が6月24日寄せられ、大学側が専門家に調査を依頼し、分かった。
環境省によると、バイカルハナウドは国内では未確認の毒性植物で、どのような経緯でいつごろから、キャンパス内に自生しているのか全く分からという。
バイカルハナウドの樹液に触れると、深刻な皮膚炎を引き起こす恐れがあるという。間違って触れたら、すぐ水で擦らずにきれいに洗い流し、布などで覆っておくことが療法だ。樹液に触れたまま放置し、日光に当てると、焼けただれような状態になる。要注意だ。

見納め6/27 白浜パンダに最後のお別れセレモニーに3,000人

和歌山県白浜町のテーマパーク、アドベンチャーワールドで飼育されている4頭のジャイアントパンダの最後の観覧日となった6月27日、朝早くから数多くのパンダファンが訪れた。午後4時から行われたお別れセレモニーには、家族連れなどおよそ3,000人が集まり、別れを惜しんだ。
日本のパンダファンの心を癒やした「良浜(らうひん)」と、その子の「結浜(ゆいひん)」「彩浜(さいひん)」「楓浜(ふうひん)」の4頭のジャイアントパンダは28日、専用機で中国・四川省の繁殖施設へ向け旅立った。

首都圏 新築マンション5月平均価格25.5%高の9,396万円

不動産経済研究所によると、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)で5月に発売された新築マンションの平均価格は、前年同月比25.5%高の9,396万円だった。
このうち、東京23区の平均価格は前年同月比36.1%高の1億4,049万円となった。都市部で高額物件の発売が多く、中には2億円や3億円の高額物件も多かったことが、全体の平均価格を押し上げた。
一方、首都圏全体では新築マンションの供給は少なくなっており、5月発売された戸数は前年同月より16.9%減少し、1,288戸にとどまった。

富裕層 25年は過去最大の14万人が大移動, 英国が中国抜く

英国メディアによると、富裕層に導入された厳しい税制を嫌って国外に脱出する動きが活発だ。これにより、2025年は全世界で国外に流出する富裕層の数が過去最大の14万2,000人に上る見通しだ。元大手金融機関の幹部、不動産王らの流出を連日のようにメディアが伝えている。
その筆頭が英国で、これまで指摘されてきた中国富裕層の数を上回って、最大の流出国になるという。25年は異動する英国の富裕層の総資産は約918億ドル(約13兆円)と試算されている。流入先は中東や米国、イタリアなどが上位に並ぶ。

王貞治氏「球心会」設立を発表 副代表に栗山英樹氏

ソフトバンクの王貞治球団会長は6月26日、東京都内で記者会見し、野球振興事業などを企画、運営する「一般社団法人 球心会」の設立を発表した。王会長が代表、副代表には日本代表前監督の栗山英樹氏が就いた。
野球界、スポーツ界から世界的ヒーローを継続的に生み出すことが目的。そのため、関連組織と一体となって取り組む事業「BEYOND OH! PROJECT」を推進する。