安倍晋三・元首相銃撃事件で、殺人罪や銃刀法違反などに問われた山上哲也被告(45の裁判員裁判)の第15回公判が12月18日、奈良地裁であった。検察側は「戦後史に前例を見ない犯行で、極めて重大な結果と社会的影響をもたらした」として無期懲役を求刑。弁護側は最終弁論で「懲役は20年までにとどめるべきだ」と訴え、結審した。判決は2026年1月21日。
欧州評議会 露へ損害補償「請求委」設立
人権問題などを扱う国際機関「欧州評議会」は12月16日、オランダ・ハーグで会合を開き、ロシアのウクライナ侵略による損害の補償に向けた国際的な「請求委員会」を設立することで合意した。関連条約が25カ国・組織で批准された後、ハーグに設置される。
欧州連合(EU)と34カ国が同日、条約に署名した。欧州評議会が2023年に設置した被害の登録窓口には、これまでに個人・団体からロシア軍による拷問や性暴力、住宅破壊など8万件以上の被害が報告されている。請求委はこれらの報告を踏まえ、それぞれの被害認定や補償金額の算定にあたる。
補償金の支払いは、参加国による寄付のほか、いずれはロシアが負担することが想定されている。ただ、ロシアの反発は確実だ。
世界銀行は2月時点で、ウクライナ復興に今後10年以上で5,240億ドル(約81兆円)が必要だとの推計を示している。
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1〜11月訪日外客3,906万人, 11月10.4%増
日本政府観光局(JNTO)の推計によると、11月の訪日外国人客数は前年同月比10.4%増の351万8,000人だった。この結果、1〜11月累計で3,906万5,600人となり、今年は11カ月間で、年間で過去最高を記録した2024年の3,687万148人を上回った。韓国、米国、台湾など19市場で11月として過去最高を記録し、11月までの累計では17市場で年間での過去最高を更新した。米国は初めて累計で300万人を突破した。年間で300万人市場となったのは中国、韓国、台湾に次いで4市場目。
11月の訪日客を市場別にみると、韓国が前年同月比10%増の82万4,500人に上った。中国は、政府による日本への渡航自粛の呼びかけがあったものの、3.0%増の56万2,600人とわずかながら前年同月を上回った。以下、台湾が同11.1%増の54万2,400人、米国が同22.2%増の30万2,500人の順だった。