日本の男女平等指数125位に後退「政治」など低水準 WFF

世界経済フォーラム(WFF)は6月21日、男女平等がどれだけ実現できているか数値化した「ジェンダー・ギャップ指数」を発表した。日本は、調査した146カ国中、125位にとどまり、前年調査(116位)よりさらに順位を落とした。主要7カ国(G7)では最低水準となった。調査は「経済」「教育」「健康」「政治」の4分野で男女平等の現状を指数化したもの。

インド北東部 45度の熱波に見舞われ熱中症で約170人死亡

現地メディアによると、インド北部や東部が猛烈な熱波に見舞われ、6月19日までに熱中症とみられる症状で170人近くが死亡した。北部ウッタルプラデシュ州、東部ビハール州などで先週以降、これらの地域が記録的熱波に見舞われ、ビハール州で17日に44.7度記録している。死者の大半は60歳以上の高齢者という。

ヤナセ, 九州電力 EV普及促進で業務提携 充電環境構築,整備 

ヤナセ(本社:東京都港区)と九州電力(本店:福岡市)は6月20日、電気自動車(EV)の普及促進に向け戸建て住宅および集合住宅の居住する個人顧客へのEV提案、情報発信に取り組むことを目的とした業務提携契約を締結したと発表した。個人顧客のEV普及のカギとなる充電環境構築、整備に注力する。

コニカミノルタ マレーシアの複合機生産全拠点で100%再エネ達成

コニカミノルタ(本社:東京都千代田区)は6月20日、マレーシアの複合機生産拠点のコニカミノルタビジネステクノロジーズ(マレーシア)社(所在地:マレーシア・マラッカ州、以下、BMMY)で、使用電力の100%が再生可能エネルギー(以下、再エネ)由来となったと発表した。
BMMYは2023年3月より、太陽光発電システム(設置面積1万7,059㎡、発電容量3.4MW)を導入し、電気使用量の約20%を太陽光発電で賄うことになっている。この結果、コニカミノルタグループの海外複合機生産全拠点で100%再エネを達成したとしている。
このほか、中国の複合機生産拠点では2019年と2020年に、コニカミノルタビジネステクノロジーズ(東莞)社、コニカミノルタビジネステクノロジーズ(無錫)社がそれぞれ再エネ100%を達成している。

両陛下 カリバタ英雄墓地で英霊碑に供花 旧日本兵28人も眠る

インドネシアを公式訪問中の天皇、皇后両陛下は6月20日、インドネシアの独立に貢献した政治家や軍人らを埋葬するジャカルタのカリバタ英雄墓地を訪れ、英霊碑で黙とうを捧げ、供花された。
同墓地には戦後も現地に残留し、インドネシア人とともに1945〜1949年まで続いたオランダとの独立戦争を戦った旧日本兵28人も埋葬されている。前日の19日、両陛下は旧日本兵の2世らと面会されている。

スカイドライブ スズキと空飛ぶクルマ製造で基本合意

空飛ぶクルマの開発を進めるスタートアップ企業、スカイドライブ(本社:愛知県豊田市)は6月19日、スズキ(本社:静岡県浜松市)と製造に向けて基本合意したと発表した。スズキグループの工場を活用し、2024年春の製造ラインの稼働開始を目指す。また、スカイドライブは電動の垂直離着陸航空機、eVTOL(イーブイトール)の製造を目的とする完全子会社を設立する。

次世代ペロブスカイト太陽電池の実証事業 東京都 開発2社と協定

東京都は6月19日、次世代太陽電池として期待される「ペロブスカイト太陽電池」の実用化に向け、開発企業2社と実証事業に関する協定を締結したと発表した。都が場所を提供し、2社が発電性能の検証などを行う。この2社はペロブスカイト太陽電池の開発を進める、京都大学発スタートアップのエネコートテクノロジーズ(所在地:京都府)と、センサーを開発するマクニカ(所在地:横浜市)。
ペロブスカイト太陽電池は薄く、折り曲げることも可能で、重装備の設備が不要で設置場所の自由度も高い簡易型電池。実証事業では都庁舎の一室に同太陽電池を活用したIoT(モノのインターネット)センサー5台を設置予定。2024年5月31日まで実施し、結果を公表する予定。

首都圏の5月新築マンション32.5%高の8,068万円 発売戸数は2割減

不動産経済研究所のまとめによると、5月の首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新築マンションの1戸あたり平均販売価格は前年同月比32.5%高の8,068万円だった。5月単月としては過去最高となった。また、東京23区の平均価格は同47.9%高の1億1,475万円で、富裕層をターゲットとした1億円以上の高額物件が4割弱を占めた。
一方、5月首都圏のマンション発売戸数は前年同月比21.5%減の1,936戸だった。東京23区は7.5%増えたが、東京都下(73.6%減)、神奈川県(38.4%減)、埼玉県(56.5%減)と大幅に減少した。

天皇陛下 インドネシア大統領と会見 予定外の植物園でラン観賞も

国賓としてインドネシアを公式訪問中の天皇、皇后両陛下は6月19日、ジャカルタ郊外のボゴール宮殿でジョコ大統領夫妻と約50分間、会見された。その後、大統領夫妻主催の昼食会に参加された。
これに先立ち、インドネシア側が日程を変更、ジョコ大統領が運転するゴルフカートに両陛下が乗り込み、宮殿に隣接する植物園に移動。両陛下は大統領夫妻の案内で、終始和やかな雰囲気で園内のオーキッド・ハウス(ラン園)を観賞された。

WTO 日本の勝訴認める 中国の日本製ステンレス製品への課税で

世界貿易機関(WTO)は6月20日、日本製のステンレス製品に対する中国の反ダンピング(不当廉売)課税を巡って日本が提訴している問題について、日本の勝訴を認める報告書を公表した。中国は上訴する姿勢は示しておらず、WTOの勧告に従い、措置を是正する義務を負う。
中国政府は反ダンピング措置として、自動車や家電の材料となる3種類のステンレス素材に、2019年7月から18.1〜29%の関税をかけていた。