トヨタ国内全14工場 システム不具合で稼働停止 8/30から順次再開

トヨタ自動車は8月29日、国内の完成車工場14工場28ラインのうち12工場25ラインが、29日朝から稼働停止、夕方から別の2工場3ラインも生産を止めたことを明らかにした。部品の発注を管理するシステムに不具合が発生したためとしている。しかし、各工場は30日朝から順次生産を再開し、同日午後から全14工場が稼働する見込み。

1〜6月出生数3.6%減の37万人にとどまり2000年以降で最少

厚生労働省が8月29日発表した人口動態統計によると、2023年1〜6月の出生数は前年同期比3.6%減の37万1,052人(外国人を含む速報値)にとどまった。2年連続の40万人割れで、2000年以降で最少を更新した。最近の婚姻数が過去最低水準にあることを考え合わせると、とても反転は見込みにくく、2023年の出生数は前年比でさらに落ち込むことは避けられない見通しとなってきた。
1〜6月の死亡数は2.6%増えて79万7,716人で、出生数から死亡数を差し引いた自然増減はマイナス42万6,664人だった。この結果、総人口の減少もさらに加速しそうな情勢となっている。

大日光・エンジ 台湾JMSと蓄電池再利用製品事業で業務提携

電子機器製造の大日光・エンジニアリングは8月28日、台湾のリチウムイオン電池製品メーカー、佐茂股份有限公司(JMS、所在地:台北市)と包括的業務提携を結んだと発表した。JMSの蓄電池製品に、大日光・エンジニアリングが得意とする電池システムを組み合わせることにより、EV(電気自動車)を含む様々な分野に向け蓄電池を再利用した製品の開発に取り組む。

そごう・西武労組 経営側にストライキ実施を通告 60年ぶり断行か

そごう・西武の売却を巡って、雇用などへの懸念から反発している労働組合は8月28日、経営側に対し31日からのストライキの実施を通告したことを明らかにした。
同日、都内の本社で親会社のセブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長も出席して、経営側と改めて協議を行った。労組側は経営側の方針に今後も変化がみられないと判断した場合、31日から旗艦店の西武池袋本店で、およそ900人の従業員を対象とするストライキを行うとしている。ストライキが実施されれば、大手デパートではおよそ60年ぶりとなる。

大阪・天神橋筋商店街で「やっとさー」阿波踊りイベント

大阪市北区の大阪天満宮と天神橋筋商店街で8月27日、徳島・阿波踊りのイベントが開かれ、多くの人で賑わった。このイベントは商店街を活性化させるとともに、大阪でも阿波踊りを普及させようと10年前から開かれている。ただここ数年は新型コロナウイルス禍で中止や規模の縮小を余儀なくされていた。今年は4年ぶりに制約のない通常の規模で開催された。
イベントはまず大阪天満宮の境内で、踊り手およそ60人がしなやかな「女踊り」と豪快な「男踊り」を奉納。その後、日本一長いとされる天神橋筋商店街を、「連」と呼ばれる踊り手グループ9組、総勢300人が「やっとさー」などの掛け声とともに、軽やかに踊りながら練り歩いた。

中国恒大集団1〜6月連結決算6,600億円赤字 2年半で計12兆円に

中国不動産大手、中国恒大集団の2023年1〜6月期連結決算は、最終損益が330億元(約6,600億円)の赤字だった。前年同期の663億元の赤字額こそ半減したものの、莫大な赤字決算が続き1〜6月期として3年連続で最終赤字となった。この結果、直近の2年半の赤字額は約6,149億元(約12兆4,000億円)に達している。

松野官房長官 原発処理水放出巡る中国の「嫌がらせ」を憂慮

松野博一官房長官は8月28日、東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出を巡って、日本国内で中国からの様々な嫌がらせ電話が相次いでいることについて、「極めて遺憾で、憂慮している」と語った。また、これに関連して、中国国内では日本人学校への投石などが起きているという。
松野氏は中国側に「在留日本人の安全確保に万全を期すこと、処理水について正確な情報を発信することを強く求める」と述べ、中国国民への冷静な行動の呼び掛けも要求した。

外務省 中国渡航邦人に注意呼び掛け 原発処理水放出への反発で

外務省は8月27日、東京電力福島第1原子力発電所の処理水放出を受けて、反発する中国で抗議や嫌がらせの動きが相次いでいることから、中国への渡航や滞在を予定する邦人に注意を呼び掛けた。
この要点は①外出する際は不用意に日本語を大きな声で話さない②日本大使館や総領事館、日本人学校を訪問時には周囲に細心の注意を払う③抗議活動に遭遇しても近づかず、スマートフォンでの撮影もしないーなど慎重な行動を求めている。

東京電力 原発処理水設備を初公開 ポンプ, 海水の流量計など

東京電力ホールディングス(HD)は8月27日、福島第1原子力発電所の処理水放出設備の一部を報道陣に公開した。処理水を薄めるための海水を取り込むポンプ、海水の流量計、薄めた処理水のサンプリング設備などのほか、当直員が勤務する監視室を公開した。24日の放出開始後、同社が設備を公開するのは初めてで、これまでに設備の異常はないという。

京大 iPS細胞活用し難病の筋ジストロフィー治療に新技術

京都大学iPS細胞研究所の堀田秋津准教授らの研究グループは、難病の筋ジストロフィーの患者からiPS才能をつくり、遺伝子を操作できる新しい技術を使って、病気の原因となる異常を取り除いて正常な細胞をつくることに成功したと発表した。
遺伝子変異の場所が異なる3人の筋ジストロフィー患者からiPS細胞をつくり、ゲノム編集と呼ばれる遺伝子操作の中でも、国内で開発された新しい手法を使って、3人のそれぞれ病気の原因となる異常な細胞を取り除くことに成功したという。このiPS細胞を筋肉の細胞に変化させて調べたところ、機能が正常になったことを確認できた。研究グループは今後、新しい治療法の開発につなげたいとしている。