TOYO NTPCとインドでのe-メタノール製造・事業性検討

東洋エンジニアリング(本社:千葉県習志野市、以下、TOYO)は7月19日、経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(我が国企業によるインフラ海外展開促進調査に係る補助事業者募集)」に応募し、採択されたと発表した。
これはインド国営電力公社NTPC Limited(以下、NTPC社)が製造を計画する、インド南部におけるグリーン水素とバイオジェニックCO2を活用し、TOYO保有ライセンス技術g-Methanol(R)でe-メタノールを製造、日本へ輸出のうえ、船舶燃料として供給、または原料として低炭素合成燃料を製造・販売するバリューチェーン構築事業の可能性を調査するもの」。調査期間は約1年間。この事業で製造されたe-メタノールの日本のオフテイク候補企業はENEOS。

大林組 シンガポールに新たな研究開発拠点を開設

大林組(本社:東京都港区)は7月19日、アジア地域の研究開発拠点としてシンガポールに「Obayashi Construction-Tech Lab Singapore」(以下、OCLS)を4月に開設し、7月18日に現地関係者を集めたローンチイベントを開催したと発表した。今後アジア地域における次世代建設生産技術の育成・展開拠点と位置づけ、社内外との積極的な連携を図り、建設技術の研究開発を強化していく。

世界でシステム障害 空港, 銀行など業務停止 ソフト起因

世界各地で7月19日(日本時間)、コンピューターの大規模なシステム障害が発生した。サイバー攻撃によるものではなく、米セキュリティー企業のクラウドストライクのセキュリティーソフト「ファルコン」が原因と特定された。
この大規模なシステム障害により、米国はじめドイツ・ベルリン、英国・ロンドン、オランダ・アムステルダム、そして日本を含め各地の空港で遅延が発生。世界で3,300便以上が欠航した。このほか、銀行でも送金ができなくなるなど影響は大きく広がった。
各サービスは再開に向かっているが、自動的に回復しない一部のシステムについては、復旧に時間がかかる可能性がある。

6月の訪日外客313万人, 1〜6月累計1,777万人で最多に

日本政府観光局(JNTO)の推計によると、6月の訪日外客数は前年同月比51.2%増、過去最多を記録している2019年同月比で8.9%増の313万5,600人に上った。単月として過去最高を記録した。この結果、上半期(1〜6月)累計でも1,777万7,200人となり、過去最高記録の2019年同期のを100万人以上上回った。

創業100年以上の企業倒産1〜6月で95%増の74件で最多

帝国データバンクのまとめによると、創業・設立から100年以上の老舗企業の2024年上半期(1〜6月)の倒産件数が、前年同期の38件から95%増の74件に上った。上半期として統計を遡れる2000年以降で過去最多となった。これにより、年間ベースでリーマン・ショック時の2008年の120件を大幅に上回る可能性がある。原材料やエネルギー代などの物価高による採算悪化に加え、後継者不在を理由にした倒産が目立つ。同社によると、日本の老舗企業は4万3,631社に上る。

来季MLB 東京で開幕戦 ドジャースvsカブス 25年3/18, 19

米大リーグ機構は7月18日、来季の開幕戦を大谷翔平選手とと山本由伸投手が所属するロサンゼルス・ドジャースと、鈴木誠也選手と今永昇太投手が所属するシカゴ・カブスの顔合わせで、3月18、19日に東京ドームで開催すると発表した。
大リーグの公式戦が日本で開催されるのは、イチロー選手が引退を表明した2019年の開幕シリーズ、シアトル・マリナーズーオークランド・アスレチックス以来6年ぶり。

日本特殊陶業 陸上養殖事業新会社「Niterra AQUA」設立

Niterraグループの日本特殊陶業(本社:名古屋市東区)は7月18日、7月4日付で陸上養殖事業に関する新会社「Niterra AQUA」(本社:愛知県小牧市、資本金3億円)を設立したと発表した。
新会社は陸上養殖の課題である水質管理に着目し、水質をセンシングすることで水質の状態を把握し、その状態に合わせた養殖作業指示を行うことで、陸上養殖未経験の顧客でも「えび陸上養殖」を開始できるトータルソリューションを提供する予定。

三菱HCキャピタルとエネコートが資本業務提携 脱炭素へ

三菱HCキャピタル(本社:東京都千代田区)とエネコートテクノロジーズ(本社:京都府久御山町)は7月18日、ペロブスカイト型太陽電池を活用したビジネスモデルの構築により、さらなる脱炭素社会への貢献を図るべく資本業務提携契約を締結したと発表した。両社はこの提携に基づき、エネコートテクノロジーズが製造したペロブスカイト太陽電池を活用することで、これまで太陽光発電の設置が難しかった場所などで新たに発電事業を行い、再生可能エネルギーの普及拡大に貢献する。

ペロブスカイト太陽電池のエネコート 新たに55億円調達

曲がる太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」の開発を手掛けるエネコートテクノロジーズ(本社:京都府久世郡久御山町)は7月18日、第三者割当増資で55億円を調達したと発表した。今回、トヨタ自動車傘下のウーブン・キャピタルや三菱UFJキャピタル、INPEX、西松建設などから出資を受けた。
この結果、同社がこれまでに得た資金は公的助成も合わせると100億円を超えている。今後、本格的な生産体制の確立を急ぐとともに、車載用などへの展開を見据えて年内にも小型の太陽電池を発売する。
エネコートテクノロジーズは、京都大学の若宮淳志教授の研究成果などを基に、2018年に創業したスタートアップ企業。