日本 東ティモールのASEAN加盟, WTO加盟を支持 独自支援も

林芳正外相は7月12日、訪問先のインドネシアで東ティモールのフレイタス外相と会談した。この中で、林氏は東ティモールの東南アジア諸国連合(ASEAN)や世界貿易機関(WTO)への加盟を支持していると伝えた。東ティモールは2022年11月のASEAN首脳会議で加盟が内定しており、同国が国際的な枠組みに早期に参加できるよう、日本が人材育成やインフラ整備で支援する。

シャープ, アスエネと連携し企業の脱炭素を支援 顧客に相互提案

シャープ(本社:大阪府堺市)は7月12日、環境スタートアップのアスエネ(本社:東京都港区)と業務提携したと発表した。脱炭素に向け、シャープ傘下のシャープエネルギーソリューション(本社:大阪府八尾市)は太陽光発電設備に施工・保守管理を手掛け、アスエネは二酸化炭素(CO2)排出量を可視化するクラウドを提供する。両社は、それぞれの顧客企業に製品・サービスを相互提案し、事業拡大を図る。

「強制性交罪」から「不同意性交罪」へ改正刑法 7/13施行

「強制性交罪」の罪名を「不同意性交罪」に変え、同意がない性行為は犯罪になり得ることを明確にした改正刑法が7月13日施行された。同法に基づく犯罪成立の要件として、これまでの「暴行や脅迫」に加え、「アルコールや薬物摂取」「同意しない意思を表すいとまを与えない」「恐怖・驚愕させる」など、具体的に8つの行為を示している。また、時効が現行より5年延長される。
このほか、性行為への同意を判断できるとみなす年齢が現在の「13歳以上」から「16歳以上」に引き上げられ、同年代同士を除き、16歳未満との性行為は処罰されることになる。

盗撮被害急増 22年5,737件を摘発 被害抑制へ7/13新法施行

警察庁によると、盗撮の摘発件数は2022年に5,737件に上り、2012年から約2.4倍に急増した。統計が残る中で最多を更新し続けている。いずれもスマートフォンの高性能カメラを悪用するケースが目立つ。こうした状況を受けて取締強化に向け、性的な部位の盗撮行為を禁じる新法「性的姿態撮影処罰法」が7月13日施行された。
ただ、まだこの新法の周知化が極めて不十分で、被害の抑止とするには若者への啓発が欠かせず、大きなカギとなる。

ライオン デイサービス向け口腔ケアサポート『D-サポ』提供開始

ライオン(本社:東京都台東区)は7月11日、デイサービス向け口腔ケアサポートサービス『D-サポ』の提供を同日から開始すると発表した。2030年に向けたオーラルヘルス領域の活動「LIONオーラルヘルスイニシアチブ」の一環。
歯科衛生士が定期的にデイサービスを訪問して介護保険の「口腔機能向上加算」の取得をサポートし、利用者である高齢者の口の健康の維持・改善に向けた習慣づくりを後押しする。

米国で熱波深刻 9,600万人に猛暑警報 セ氏46〜47度の予報も

世界の平均気温が連日、過去最高を更新する中、米国でも深刻な熱波が広がっている。米海洋大気局(NOAA)によると、7月11日時点でおよそ9,572万8,922人が猛暑警報の対象となっており、警報は米南西部に集中している。16日にかけ西部アリゾナ州では最高気温がセ氏47.2度、ネバダ州では46.7度に達するとの予報が出ており、最も警戒レベルの高い警報が発令された。NOAAは声明で15〜16日にかけ「強烈で非情に危険な」熱波が米南西部を中心に広がり、「局所的に観測史上最高の気温を記録する可能性がある」と警告している。日本経済新聞が報じた。

劣悪!日本の最低賃金の伸び OECD平均の3分の1に届かず

経済協力開発機構(OECD)が7月11日発表した2023年の雇用見通しによると、日本の最低賃金の伸び率が名目・実質ともに平均値の3分の1にとどまり、日本の最低賃金の伸びが世界に比べ大幅に見劣りすることが分かった。政府が掲げる全国加重平均1,000円を達成できても、海外とは依然としてさがある。
OECDが最低賃金制度を持つ30カ国のデータを集計した。日本は2020年12月から2023年5月の伸び率が名目6.5%増、物価変動を考慮した実質で0.7%増だった。これにひきかえ、米国、英国、ドイツは16〜28%伸びている。米国を除く29カ国の平均では名目29.0%増、実質2.3%増で、日本はいずれも平均の3分の1にも届いていない。

根室 花咲港で特産”花咲ガニ”初水揚げ始まる 初日は5トン余

北海道根室市で特産の花咲ガニの漁が始まり7月11日朝、初水揚げが行われた。根室市花咲港での11日の水揚げは5トン余りで、初日としては昨年より多かった。入札では最も高いもので1キロ当たり3,300円と、昨年とほぼ同価格で取り引きされた。
近年、根室市での30年前のピーク時の5分の1程度に落ち込んでいることから、漁獲量をオスは7割、メスは5割に抑えることにしているという。花咲ガニ漁は9月20日まで行われる。

経産省 FCトラック30年に1.7万台へ 普及促進へ規制緩和も検討

経済産業省は7月11日、水素燃料電池(FC)車両の普及に向けた中間案を公表した。FCトラックの利用を促すため2030年までに、少なくとも小型で1万2,000台、大型で5,000台の合わせて1万7,000台程度の車両の供給が必要だと示した。
FC車両は現時点では数十台にとどまっているが量産して価格の引き下げを図る。また、普及促進へ水素充填施設用の蓄圧器一本あたりの水素保有量を増やすなど規制緩和も検討する。6月に改定した政府の水素基本戦略では、15年間で官民合わせ15兆円を投じる計画を打ち出している。

万博会場 パナソニックGパビリオン「ノモの国」起工式

パナソニックホールディングスは7月12日、2025年大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」の起工式を夢洲の建設予定地で実施したと発表した。ノモの国は「3つの循環で生まれるパビリオン」をテーマに掲げ、使用済み家電から回収したリサイクル材料や、工場から出る端材・廃材、パナソニックグループが開発した廃材を使った製品などを積極的に採用する。
ノモの国の構造はS造、敷地面積3,508.08㎡、建築面積1,546.23㎡、延床面積1,731.64㎡。工期は2023年7月18日〜2025年1月30日。総合プロデュース:電通、施工:大林組。