岩谷産業, トーヨーカネツ 液化水素の大型タンク共同開発へ

岩谷産業とトーヨーカネツは7月19日、液化水素を貯蔵する円筒形の大型タンクの共同開発案件が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採択されたと発表した。国内で実用化されている球体タンクの約20倍にあたる、容量5万㎥のタンクの開発を目指す。予定事業期間は2023〜2027年度。水素貯蔵に強い岩谷産業と液化天然ガス(LNG)向け大型タンクなどで実績のあるトーヨーカネツがノウハウを持ち寄る。最終的に内部の直径が40m、高さ60m程度の円筒型のタンクの開発を目指す。

SkyDrive 米サウスカロライナ州で空飛ぶクルマ事業を本格始動

「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」を開発するSkyDrive(本社:愛知県豊田市)は7月20日、米サウスカロライナ州で空飛ぶクルマ(eVTOL)の運航実現に向けて、州内の主要空港、運航会社等とプレスイベントの開催およびチャーター機運航会社、オースティンアビエーションと5機のプレオーダーで合意し、本格始動したと発表した。
今後、SkyDriveは様々なパートナー企業と協力、連携しながらサウスカロライナ州の主要空港を起点とした商用機「SKYDRIVE」の実用的なユースケースを創出、商業運航を目指す。

日本・インド 半導体供給網確立へ協力覚書 政策対話立ち上げ

インド訪問中の西村康稔経済産業相は7月20日、インドのバイシュナウ電子・情報技術相と会談し、同国政府と半導体の供給網確立に向けて、協力覚書を締結したことを明らかにした。両国は「日印半導体サプライチェーンパートナーシップ」と題し、インド側が求めている半導体製造装置や素材などについて政策対話を立ち上げる。インド国内に半導体製造拠点を設けることを視野に入れ、協力を進める方針。また、人材が豊富で市場も大きなインドと協力関係を深めていく。

日立 EVからビルに給電するシステムを外販 非常時にEVを有効活用

日立製作所は7月20日、子会社の日立ビルシステムが地震などによる停電時に、電気自動車(EV)からエレベーターに給電するシステムの販売を同日から開始すると発表した。非常時にEVを有効活用し、高層ビルやマンションのほか病院や公共施設などの災害対応能力を高める。
同システム機器の販売価格は650万円で、設置費用は別途必要。EVに接続して、直流電力をビル設備で使用できる交流に変換する機器と、エレベーターの制御盤と信号をやり取りする機器で構成し、既設のエレベーターでも導入できる。

NEC フィリピン南北通勤鉄道の通信・料金収受システムを受注

NECと住友商事は7月19日、日立レールから、フィリピン運輸省が国際協力機構(JICA)の円借款の資金を活用して整備を進める南北通勤鉄道のソリスーマロロス間の通信システムおよび自動料金収受システム(AFC)の構築を受注したと発表した。南北通勤鉄道はマニラ首都圏と近接する地域を南北に結ぶ147km(カランバークラーク間)の鉄道で、今回の受注はこのうち約35.4km、9駅の区間が対象。

積水ハウス 米住宅販売会社Hubble Groupを取得 米事業8州に拡大

積水ハウス(本社:大阪市北区)は7月19日、米子会社Woodside Homes Company,LLC(以下、Woodside社)が米Hubble Homes(本社:アイダホ州ボイシー)の事業および関連する土地資産(Hubble Group)を2023年6月中旬に取得したと発表した。これにより、同社の米国における事業展開エリアは8州に拡大した。同社は2025年の海外市場における住宅供給戸数1万戸を目標に掲げ、事業拡大に取り組んでいる。

1〜6月刑法犯21.1%増の33.3万件で21年ぶり増加 警察庁まとめ

警察庁のまとめによると、2023年1〜6月の全国の警察が認知した刑法犯は前年同期比21.1%増の33万3,003件(暫定値)に上った。刑法犯は通年では2022年、20年ぶりに増加に転じたが、上半期では21年ぶりに増えた。
「街頭犯罪」や「侵入犯罪」の増加が目立った。内訳をみると、自転車盗、路上での傷害、暴行などの街頭犯罪は前年同期比29.7%増の11万744件、”闇バイト”など侵入強盗・侵入盗などの侵入犯罪は同28.0%増の2万7,741件だった。
刑法犯全体の摘発件数は、前年同期比4.9%増の12万5,335件。検挙率は5.9ポイント減の37.6%だった。

6月消費者物価指数3.3%上昇 2カ月ぶり伸び率拡大

総務省が7月21日発表した6月の消費者物価指数は(2020年=100)は変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が105.0となり、前年同月比3.3%上昇した。伸び率は2カ月ぶりに拡大した。生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は4.2%上がった。伸び率は5月から0.1ポイント縮小した。指数の伸びが前月を下回ったのは2022年1月以来、17カ月月ぶりとなる。

日本 23年は世界125位で過去最低 男女格差の是正進まず

世界経済フォーラム(WEF)が男女格差の現状を各国のデータをもとに評価した「Global Gender Gap Report」(世界男女格差報告書)の2023年版によると、日本の男女格差の是正がほとんど進んでいない実態が明らかになった。日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中125位で、前年(146カ国中116位)から9ランクダウン。順位は2006年の公表開始以来、最低だった。
同指数は「経済」「教育」「健康」「政治」の4分野で評価したものだが、分野別にみると日本の政治分野の男女格差が世界最低クラスの138位となっている。
1位は14年連続でアイスランド。以下、2位ノルウェー、3位フィンランド、4位ニュージーランド、5位スウェーデンと続いている。

第一生命HD インドデジタル保険ブローカー RenewBuy社へ出資

第一生命ホールディングスは7月19日、インドの大手デジタル保険ブローカー、RenewBuy社(本社:インド・グルグラム)に対し、約31億インドルピー(約54億円)出資したと発表した。今回の出資を通じて、RenewBuy社の広範囲な販売網の活用による同社インド合弁会社、スター・ユニオン・第一ライフの強化・支援や、RenewBuy社の先進的なテクノロジー・組織能力の同社グループへの展開等、さらなる事業の高度化に努めていく。
RenewBuy社は2015年に設立された保険スタートアップ企業で、デジタル保険ブローカーの先駆者として急成長を遂げている。