トヨタFCV「ミライ」中国・広州市で合弁新展開

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、トヨタ自動車と広州汽車集団(広汽集団)との合弁会社で、広東省広州市に本拠を置く広汽トヨタは2月15日、広州市南沙区で燃料電池自動車(FCV)「ミライ」のモデル運営プロジェクトを始動すると発表した。
同プロジェクトではミライ65台を投入し、個人向けレンタカー、オンライン配車サービス向けに提供するほか、南沙区内の主要交通エリアにミライ体験乗車ルートを設置。事前予約により利用可能とする。また、同区内に水素ステーション1基が設置された。

バイデン米大統領 ウクライナを電撃訪問 侵攻後初

バイデン米大統領が2月20日、ウクライナの首都キーウを予告なしに訪問し、同国のゼレンスキー大統領と会談した。昨年2月24日のロシアのウクライナ侵攻開始から1年を前に支援継続に向けた国際社会の結束を強調した。また、バイデン氏はウクライナに新たに5億ドル(約670億円)規模の軍事支援を表明した。バイデン氏のウクライナ訪問は、ロシアの侵攻開始以降、初となる。

トルコ被災地の大半で捜索終了を発表 災害対策庁

悲惨なトルコ・シリア大地震発生から2月20日で2週間。懸命な救助・捜索活動を担ってきたトルコ災害緊急事態対策庁のセゼル長官は2月19日、被災した11県のうち9県で捜索活動が終了したと発表した。記録的な数の家屋が倒壊し、住む場所を失った被災者への支援が本格化し、3月には住宅建設に着手する。
一方、内戦下にあるシリア側の被害の全体像ははっきりしていない。

関西企業の8割が賃上げ予定「5%以上」は3割弱

東京商工リサーチが関西企業を対象に行った調査(インターネット、580社から回答)によると、2023年度に賃上げを行う予定の企業は470社で全体の81.0%に上った。ただ、連合が目標に掲げる5%以上の賃上げを予定している企業は27.8%にとどまり、72%余りは5%未満であることが分かった。
このうち中小企業がけでみると、賃上げを予定している割合は80.2%と、大企業を6.7ポイント下回ったほか、賃上げにはボーナスや一時金の増額で対応すると回答した割合が41.1%と大企業より13ポイント以上大きくなった。

LGBTQの人権「守られていない」65% 毎日新聞調査

毎日新聞が2月18、19の両日実施した全国世論調査によると、日本で性的少数者(LGBTQ)の人権が守られていると思うかとの問いに「守られていると思う」はわずか15%にとどまり、「守られているとは思わない」が65%に達した。荒井元首相秘書官が性的少数者や同性婚に対する差別発言で更迭されたことを受けて行われたもの。

ウクライナから国外脱出807万人 2/15 UNHCR調べ

ロシアによるウクライナへの武力侵攻から1年。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、ウクライナから国外に脱出した人は2月15日時点で807万人に上っていることが分かった。昨年のピーク時には1,000万人を超える人々の国外退避が伝えられたが、ウクライナ軍が盛り返した後は戻ったウクライナ人も数多くいた。
脱出先は周辺諸国をはじめ欧州、米国、日本など数十カ国・地域に及ぶとみられる。このほか、子どもらが本意ではないロシアへ強制退避・連行されている人も少なくないとみられている。

レモンポップが制覇 23年最初のG1フェブラリーS

日本中央競馬の2023年最初のG1レース、第40回フェブラリーステークス(1600mダート、16頭出走、G1)は2月19日、東京・府中市の東京競馬場で行われ、1番人気に支持されたレモンポップ(坂井瑠星騎乗)が1分35秒6で優勝した。坂井騎手、田中博康調教師ともにこのレース初勝利。
道中5,6番手の好位置でレースを進めたレモンポップは、最後の直線で騎手のGOサインに応え鮮やかに抜け出し、後続を突き放す危なげない勝利だった。1馬身半差2着は3番人気のレッドルゼル、さらに2馬身半差の3着に4番人気のメイショウハリオが入った。

トルコ南部に日本の野営病院開設 本格稼働開始

複数のメディアによると、トルコ・シリア大地震の震源に近いトルコ南部の町、オーゼリに日本の国際緊急救助隊の医療チームが2月17日、テントを繋いだ野営病院を開き、本格稼働を開始した。早速、被災住民らが次々と訪れていた。
この野営病院は職業訓練校の駐車場に設けられており、入院設備と手術室もある。日本全国の大学病院や保健所などから集まった有志、総勢70人超の医師や看護師らが医療を提供する。
トルコ、シリア当局と国連のまとめによると、両国の死者は計4万6,000人を上回り、トルコだけで4万人を超えている。

NXHD シンガポールの空港で医薬品輸送の認証取得

NIPPON EVPRESSホールディングス(NXHD)は2月17日、シンガポールの現地子会社が1月17日、同国のチャンギ国際空港FTZ(自由貿易地域)内施設で、医薬品輸送品質認証「CEIVファーマ」を取得したと発表した。NXHDが海外で同認証を取得するのは初めて。
CEIVファーマは国際航空運送協会(IATA)のプログラムで、欧州などで法制化が進む「医薬品適正流通基準(GDP)」と呼ばれる流通規格に適合した国際認証。空港ごとに取得する必要があり、輸送中の温度管理や温度推移のモニタリングなどの監査項目を通過しなければ取得できない。