国枝慎吾が引退 パラで「生涯グランドスラム」達成

車いすテニスの世界ランキング1位の国枝慎吾(38、ユニクロ)が1月22日、自らのSNS上で引退を発表した。2月7日に記者会見する予定。
国枝は2004年アテネパラリンピックの男子ダブルスで初の金メダルを獲得。2008年、2012年パラリンピックでもシングルスを制した。四大大会でも活躍し、国際テニス連盟(ITF)によると、シングルス28勝、ダブルス22勝。2022年のウインブルドン優勝で男子史上初の「生涯グランドスラム」も達成している。

連合・経団連 賃上げへ労使意見一致 春闘スタート 

経団連の十倉雅和会長と連合の芳野友子会長が1月23日、東京都内で会見し、2023年春闘が事実上スタートした。コロナ禍と歴史的な物価高で暮らしが厳しくなっており、賃上げの必要性については労使ともに認識が一致。ただ、賃上げ水準やその手法を巡っては意見の隔たりがあり、どの程度の賃上げが実現するか、業界や大企業、中小零細企業まで事情は大きく異なるだけに、賃上げ率の幅が大きくなりそうだ。
連合の芳野会長は3%のベースアップおよび定期昇給分を合わせ5%程度の賃上げを目指す。これに対し、経団連の十倉会長は「賃金引き上げに向けた積極的な対応を呼びかける」と強調したが、手法では企業間で「慎重な検討が望まれる」とした。連合が月給の引き上げを重視するのに対し、経団連はボーナスや手当などを含めた選択肢の中から、各社が判断するよう促している。

貴景勝 13場所ぶり3度目の賜杯 大相撲初場所

大相撲初場所千秋楽は1月22日、東京・両国国技館で行われ、大関貴景勝がすくい投げで平幕琴勝峰との相星(11勝3敗)決戦を制して12勝3敗とし、13場所ぶり3回目の優勝を決めた。
平幕力士が千秋楽の相星決戦に臨んだのは1場所15日制が定着した1949年夏場所以降で初めて。その前頭13枚目の琴勝峰が初の敢闘賞、小結で11勝4敗の霧馬山が初の技能賞をそれぞれ受賞した。殊勲賞は5場所ぶり該当者がいなかった。

元大関・朝乃山が十両優勝 再入幕へ前進,復帰4場所

大相撲初場所で元大関、朝乃山(富山県出身、高砂部屋)が14勝1敗で初の十両優勝を果たした。6場所出場停止処分から復帰4場所目で、再入幕へ大きく前進した。協会関係者によると、15戦全勝なら一気に再入幕となったが、平幕から十両への陥落者候補と十両上位の入幕候補者との兼ね合いで、もう1場所待って、今回は再入幕が見送られる可能性があるという。

年末年始 関空国際線利用者は感染拡大前の37%に

大阪出入国在留管理局関西空港支局によると、2022年12月23日から2023年1月3日までの12日間に関西空港を発着する国際線を利用した人は、出発が約17万8,400人、到着が約15万4,900人の合わせて33万3,300人だった。1日あたりの利用者は約2万7,700人。感染拡大前の2019年から2020年にかけての年末年始の利用者は1日あたり約7万4,200人だったから、およそ37%まで回復したことになる。
関空国際線を出発した人の行く先は韓国が最多で約7万4,100人、次いで台湾、香港、マカオが続いている。

ニトリ タイへ進出 23年度中に最大10店舗 アジア出店

ニトリホールディングス(本社:北海道札幌市)の似鳥昭雄会長は1月20日、2023年度以降の中期海外事業戦略を明らかにした。2024年3月期にタイへ進出。初年度は首都バンコク中心に最大10店舗出店するほか、2025年3月期以降も出店を続ける。タイだけでなく、アジア出店を加速し、韓国、フィリピン、ベトナム、インドネシアにも2024年3月期に出店する方針も示した。

22年コンビニ売上高 コロナ禍前上回り過去最高

日本フランチャイズチェーン協会が1月20日発表した2022年の主要コンビニエンスストアの全店ベースの売上高は、前年比3.7%増の11兆1,775億円で、コロナ禍前の2019年(11兆1,608億円)を上回り過去最高となった。前年比プラスは2年連続。コロナ対策の行動制限の緩和などにより人流が回復。おにぎり、弁当、ソフトドリンクなどが好調だった。

今春大卒予定の就職内定率84.4% 2年連続回復

厚生労働省、文部科学省のまとめによると、今春卒業する予定の大学生の就職内定率は、2022年12月時点で84.4%と前年同時期を1,4ポイント上回り、2年連続で回復、新型コロナウイルスの影響は概ね解消されてきているとしている。男女別にみると、男子大学生が82.5%、女子大学生が86.5%で、前年同時期に比べいずれも1.5ポイント高くなった。厚労省、文科省が全国62大学の合わせて4,770人を抽出して調査した。

丸紅・公文 インドネシアの小学校に学習プログラム

丸紅(本社:東京都千代田区)は1月20日、公文教育研究会(本社:大阪市淀川区、以下、KUMON)とともに、インドネシア・南スマトラ州の内陸部の小学校で、タブレットを用いたデジタル形式での公文式学習プログラムの試験導入を開始したと発表した。試験期間は1月17日〜6月。教科は算数・数学。
併せて、丸紅はKUMONとの間で、インドネシア国内の学校法人向けにデジタル形式での学習プログラムのサービス展開の事業性を調査・検討する覚書を締結した。

キリンビバレッジ リサイクルレジン使用の容器製造

キリンビバレッジは1月20日、同社の湘南工場で、3月上旬よりリサイクルレジンを100%使ったペットボトルのプリフォームの製造を開始すると発表した。リサイクルレジンの製造工程では、バージンレジンと比べ、GHG(温室効果ガス)排出量を50〜60%削減可能という。