大阪モノレール 24年春より全18駅でカード等のタッチ決済乗車へ

大阪モノレールなど6社は8月31日、2024年春より大阪モノレール全18駅でクレジットカード等のタッチ決済による乗車を開始すると発表した。大阪モノレール(本社:大阪府吹田市)、三井住友カード(本社:東京都江東区)、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(本社:東京都千代田区)、ジェーシービー(本社:東京都港区)、日本信号(本社:東京都千代田区)、QUADRAC(本社:東京都港区)の6社が参画する。
大阪モノレールは、日本のモノレールで一番長い総延長28km・18駅を結び、1日13万人の顧客に利用されている。大阪空港駅は、大阪国際(伊丹)空港に直結しており、空港利用者の空の玄関口となっている。

村田製作所 43億円投じベトナム・ダナン市で新生産棟竣工

村田製作所(本社:京都府長岡京市)は8月30日、生産子会社Murata Manufacturing Vietnam Co.,Ltd.(所在地:ベトナム・ダナン市)が43億2,000万円(建物のみ)を投じ、2022年6月より建設を進めていた新生産棟が竣工したと発表した。電子機器・車載向けコイル製品の中長期的な需要拡大に応える。同日、ダナン市政府幹部・要人らの来賓を招き、同社の村田恒夫会長出席のもと竣工式を行った。
新生産棟はRC造・地上4階建て。延床面積2万2,637㎡、建築面積5,486㎡。コイル製品を生産する。

空飛ぶクルマ 夢洲ー尼崎間飛行 兵庫県が臨海部にポート整備

兵庫県の斎藤元彦知事は8月30日、2025年大阪・関西万博の開催時に尼崎市の臨海部と万博会場の夢洲をつなぐ空飛ぶクルマが就航する予定だと発表した。運航を担う丸紅や日本国際博覧会協会と詳細に飛行ルートやポート(離着陸場)に必要な設備について調整を進めるという。ポートは9月末までに、尼崎市の埋め立て地「フェニックス事業用地」に整備する。万博会場までは直線距離で約3km。

フジテレビ イオンとベトナムで子供向け事業に進出

フジテレビは8月31日、イオンとともにベトナムで子供向けのコミュニティ事業を始めると発表した。その第一弾として、両社が共同開発・制作した子供番組『じゃじゃじゃじゃ〜ん!』をベトナムで配信。同国内のイオンモールでのイベント実施、MD事業など多角的に子供向け事業を展開する。さらに第2弾IPでのコラボも予定している。

AGC, 三菱ガス化学 CO2有効活用の環境循環型メタノールを検討

AGCと三菱ガス化学は8月31日、世界初となるガラス製造時に発生するCO2を原料とした環境循環型メタノールの製造販売を検討開始することで合意したと発表した。AGCは鹿島工場で2030年ごろまでに事業化することを目標とする。実現できればガラス製造時に発生するCO2を有効活用した環境循環型メタノールの製造・販売事例として世界初となる。

岸田首相 25年大阪・関西万博 海外館「政府主導で準備加速」

岸田首相は8月31日、2025年大阪・関西万博について、関係閣僚や大阪府の吉村知事らとの会合を開き、海外のパビリオン建設に遅れが出ていることに危機感を示したうえで、予定通りの開催に向けて政府が主導して準備を加速させていく考えを強調した。そして「万博の成否は国際社会から日本への信頼がかかっている。総理大臣として成功に向けて、政府の先頭に立って取り組む決意だ」と述べた。

ネット証券大手2社が売買手数料「無料」NISA新制度見据え

ネット証券最大手のSBI証券と同2位の楽天証券が8月31日、日本株の売買手数料を無料にすると発表した。これにより両社はそれぞれ1〜2割の収益源の失うことになる。日本の証券会社が、対象者を限定せずに完全無料化に踏み切るのは初めて。
運用益が非課税になるNISA(少額投資非課税制度)の新制度が2024年に始まるのを見据え、業界大手2社が顧客獲得に大きな一手を繰り出した形。