関経連会長 万博前売り券「関西財界分460万枚にめど」

関西経済連合会(関経連)の松本正義会長は7月17日、2025年万博での関西の経済界の前売りチケット購入について、企業から「460万枚の購入意向がある」と明らかにした。経済界全体で700万枚を負担する計画だが、このうち関西だけで480万〜500万枚を分担することを想定しており、これに一定のめどがついたとみられる。

ホンダ 充電もできる新型FCV 7/19からリース販売

ホンダ(本社:東京都港区)は7月18日、日本の自動車メーカーが発売するモデルとして初めて、外部から充電可能なプラグイン機能を持つ新型燃料電池車(FCV)「CR-V e:FCEV」を19日から国内販売すると発表した。リース専用で、5人乗りFCVで価格は809万4,900円から。同社4代目となるFCVで、航続距離は621km。
同社は2040年に世界で販売するすべての新車を、排出ガスが出ないEVやFCVなどの”ゼロエミッション車”とする方針を表明している。3代目となるFCV「クラリティ・フューエルセル」は2021年に生産を終えており、今回の新型車は事実上の再参入となる。

三菱地所設計 インドネシアに初の”半屋外型”アウトレット

三菱地所設計(所在地:東京都千代田区)は7月17日、設計を手掛けたインドネシアのアウトレットモール「The Grand Outlet East Jakarta Karawang」(所在地:カラワン県)が同日、グランドオープンしたと発表した。
同施設は三菱地所グループがインドネシアで初めて手掛けるアウトレットモールで、ジャカルタ中心部から高速道路を経由し車で約1時間の立地にある。
約8万8,000㎡の広大な敷地に150店舗が建ち並ぶ。「Shoppinng in Nature」というコンセプトもと、シミュレーションやコンピューテーショナルデザインを駆使して設計した「木漏れ日のような」表情を見せるガラス屋根が日照や気温をコントロールする、熱帯気候の地では稀な快適な”半屋外型”の商業空間を実現している。

手足口病 患者数過去10年で最多 38都府県で警報基準超え  

国立感染症研究所によると、7月7日までの1週間に全国およそ3,000の小児科の医療機関から報告された患者数は3万5,960人で、1医療機関あたりでは11.46人と前の週よりも3.01人増え、この時期としては過去10年で最も多くなっている。地域別にみると、三重県が25.98人と最多で、次いで埼玉県が18.8人、富山県が18.76人、広島県が16.99人と続いている。全国38の都府県で国の警報基準の5人を超えている。
手足口病は主に子供が感染し、手足や口に発疹ができる病気。

鈴茂器工 モンゴル国内販売店とパートナーシップを締結

鈴茂器工(本社:東京都中野区)は7月17日、モンゴルで食品工場、飲食店を含む施設の基礎インフラ、機械等のリスクマネジメントとメンテナンス事業、食品加工機械、資材の輸入販売などの事業を行うHandyman Service LLC(以下、Handyman)と、モンゴル国内での販売店パートナーシップを2024年5月より締結し、順調に取り組みを進めていると発表した。モンゴルでの米飯需要の急速な拡大に対応、生産ラインの自動化、省人化に寄与する。

三菱電機 タイの電子デバイスのForth EMSと防衛分野で協業

三菱電機(本社:東京都千代田区)は7月17日、タイの電子デバイス、プリント基板等の製造企業、Forth EMS Public Company Limited(本社:タイ・バンコク、以下、Forth EMS)と三菱電機が製造する、警戒管制レーダーに使用される送受信モジュールの共同生産体制の構築に向け、覚書(MOU)を締結したと発表した。
この覚書に基づき共同生産に向けた協業体制の構築と、両社の役割分担を検討する。将来的にForth EMSの電子機器製造に関する技術力と経験を活用し、警戒管制レーダー用送受信モジュールの共同生産を行うことで、三菱電機」防衛事業のサプライチェーン強化を目指す。

大谷 大リーグオールスターで初ホームラン 先制の3ラン

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(30)が7月16日(日本時間17日)、テキサス州アーリントンのレンジャーズの本拠地、グローブライフ・フィールドで行われたオールスター戦にナショナル・リーグの2番・指名打者(DH)で先発出場し、三回に球宴で初本塁打となる先制の3ランを放つ活躍を見せた。大谷は3度打席に立ち、2打数1安打、1三振、1四球だった。大リーグオールスター戦で、日本人選手で本塁打をマークしたのは2007年のイチロー選手(ランニング本塁打)以来2人目。
メジャー1年目で選出されたカブスの今永昇太選手は、ナ・リーグの投手として4番手で登板し、1回を三者凡退で抑え期待に応えた。

インド4〜6月新車販売3%増の125万台 乗用車は過去最高

インド自動車工業会(SIAM)のまとめによると、同国の4〜6月の新車販売台数(出荷ベース、乗用車と商用車の合計)は、前年同期比3%増の125万215台だった。このうち乗用車は3%増の102万6,006台で、過去最高を更新した。商用車も22万4,209台で4%近く伸びた。ただ、販売店の一部では足元で過剰在庫を懸念する声も出ている。

首相 旧優生保護法で原告に謝罪「除斥期間」取り下げ

岸田首相は7月17日、最高裁の障害を理由に不妊手術を強いた旧優生保護法の違憲判断を受け、国家賠償請求訴訟の原告らおよそ130人と首相官邸で面会し、1時間40分ほどかけて被害者から直接訴えを聞き、謝罪した。そのうえで首相は「除斥期間」を取り下げて、和解を目指す方針を示した。

京都・祇園祭 前祭23基の山鉾巡行 古都の夏優雅に彩る

京都・祇園祭のハイライト、前祭の23基の山鉾巡行が7月17日、京都市内中心部の四条通〜河原町一帯で行われた。巡行は午前9時ごろ、祇園囃子の響きとともに、先頭の長刀鉾が四条烏丸交差点を出発。”動く美術館”とも称される、豪奢な装飾品に彩られた山鉾23基が都大路を進む。
最大の見せ場は鉾を90度に方向転換する”辻回し”。鉾の車輪の下に竹を敷いて水を撒き、男衆が「よーいとせ」の掛け声とともに縄を引くと、鉾は滑るように向きを変える。
この日、京都市内は午前10時までに気温30度を超え、梅雨明け前の湿気が肌にまとわりつく、蒸し暑さに見舞われた。このため、零年以上に団扇(うちわ)や手持ち扇風機で涼をとる見物客の姿が目立った。7月24日の後祭では別の山鉾11基が巡行する。