リクルートワークス研究所は、団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年に、企業などで働く担い手の不足が全国で1,100万人余に上るとの予測を発表した。これはGDP(国内総生産)の将来予想と、性別や世帯別の働く人の割合などの見通しから、予測し算出したもの。
これを都道府県別でみると、東京以外の46すべての道府県で不足し、不足率が20%を超える地域は18の道府県に上り、全体の3分の1を占める結果となった。ちなみに不足率の高い地域を挙げると京都府39.4%、新潟県34.4%、長野県33.5%、愛媛県32.4%、山形県32.1%、さらに北海道も30%を超えている。地方と東京の格差が一段と深刻になることが予想される。
職種別では「介護サービス」の25.3%をはじめ、「商品の販売」「ドライバー」「建築・土木」などで不足率が高くなる予測となっている。
デジタル化、AI(人工知能)の導入は進むが、高度外国人人材の活用を含め、担い手の絶対的な不足に伴い、既存の産業界の仕組みや枠組みなどのあり方そのものが問われる。
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JOLED 民事再生法を申請 負債337億円で今年最大
JOLED(本社:東京都千代田区、ジェイオーレッド)は3月27日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日、監督命令を受けた。負債総額は約337億円。官民ファンドが主導した「日の丸ディスプレイ」構想は事実上、未完に終わった。
同社は世界初となる印刷方式の有機ELディスプレイの開発や量産化体制の構築を目的に設立された。ソニー(現ソニーグループ)、パナソニック(現パナソニックホールディングス)のほか、官民出資の投資ファンド、INCJ、ジャパンディスプレイが出資。その後、ソニーとパナソニックの有機ELディスプレイパネルの事業を承継。2018年6月にはジャパンディスプレイから能美工場(所在地:石川県能美市)を取得し、量産化を急いでいた。