井上尚弥 7回TKOで4団体防衛 武居由樹初防衛 ダブル世界戦

ボクシングのダブル世界戦が9月3日、東京・有明アリーナで行われ、世界スーパーバンタム級主要4団体統一王者の井上尚弥が、元同級世界王者のTJ・ドヘニー(アイルランド)を7回16秒TKOで下し、4団体の王座を防衛した。この結果、井上は28戦全勝(25KO)、ドヘニーは31戦26勝(20KO)5敗。
世界ボクシング機構(WBO)バンタム級王者の武居由樹は元フライ級世界王者の比嘉大吾に3−0の判定で勝ち、初防衛に成功した武居は10戦全勝(8KO)、比嘉は25戦21勝(19KO)3敗1分け。

東京23区 今夏の熱中症の疑いで死亡248人, 過去最多に迫る

東京都監察医務院によると、東京23区内で今年6月から8月までの3カ月間に熱中症の疑いで死亡したのは速報値で40代から90歳以上の合わせて248人に上った。これは昨年6月から9月までの4カ月間の累計192人を上回り、公表されている2006年以降で最も多かった2022年の251人にも迫っている。
年代別でみると80代が97人、70代が82人、90歳以上が32人、60代が27人だった。場所別では屋内で亡くなった人が239人と96%以上を占め、213人はエアコンを使っていなかった。このうちエアコンがあるのに使っていなかったのが155人で、エアコンがない部屋で亡くなっていたのが58人だった。

筑波大学 マレーシアに初の分校開校 新入生13人迎え入学式

筑波大学(所在地:茨城県つくば市)は東南アジアのマレーシアに分校を設立し9月2日」、首都クアラルンプールで開校式を執り行ったと発表した。日本の大学が海外で学位を授与するのは初めてという。
筑波大学の永田恭介学長は「教育を通じて、日本の伝統や文化の発信に寄与するとともに、この地域に根ざすことで両国のさらなる信頼関係の強化にも貢献したい」とあいさつした。引き続き、新入生13人を迎えて入学式が行われた。

クロスプラス BEAMS JAPAN監修の介護パジャマ販売開始

老舗アパレルメーカー、クロスプラス(本社:名古屋市西区)は9月3日、機能性とデザイン性に長けた介護服ブランド「ココロ color」からBEAMS JAPAN監修の介護パジャマ「COCORO COLOR」を9月上旬より自社ECサイトで販売開始すると発表した。
ワークパジャマはデニムニット生地を使用しながらも着脱しやすく、ゆったりとした着心地の良さを実現した。リボンフリルパジャマは、可愛らしさと上品さを兼ね備えたデザインのパジャマで、ストレッチベロアを用いて高級感を演出した。価格はいずれも税込み7,590円で、サイズはM。Lを用意。

熊本県 台湾からの在留者23年末1,549人, 半年で3倍超に

熊本県は9月3日、同県内の2023年末の在留外国人数が2022年末比23.9%増の2万5,589人となり、過去最高を更新したことを明らかにした。特に増えたのが台湾からの在留者で1,549人に上り、同年6月末時点の511人の3倍超を記録した。台湾積体電路製造(TSMC)進出による駐在員らの流入で大幅に伸びたとみられる。

AGC 台湾に半導体・電子材料向け製品のサービス拠点開設

AGC(本社:東京都千代田区)は9月2日、台湾新竹県竹北市で2024年10月に半導体・電子材料向け製品のテクニカルサービス拠点「AGCケミカルズテクニカルセンター」を開設すると発表した。同センターを開設することで、同地域でのマーケティング活動を強化するとともに、迅速な技術サービスを提供していく。

喫煙率14.8% 10年間で5.9㌽低下 喫煙スペースの規制強化で

厚生労働省の調査によると、たばこを習慣的に吸っている人の割合は14.8%と、今の方法で調査を始めた2003年以降で、最も低くなったことが分かった。企業や公共施設など屋内での喫煙スペースの制限強化が主要因とみられる。
男女別にみると、男性の喫煙率は24.8%、女性は6.2%、男女合わせた喫煙率は14.8%となった。10年間で男性は9.3ポイント、女性は2.8ポイント、男女全体で5.9ポイント低下した。厚労省は2022年、全国の20歳以上の男女およそ5,000人を対象に調査した」。

日本 車いすラグビーとバドミントン車いす男女Sで金メダル

パリ・パラリンピックで日本選手のメダルラッシュが続いている。車いすラグビーの決勝で日本は米国に48−41で競り勝ち、初めての金メダルを獲得した。日本は2016年のリオデジャネイロ大会、2021年の東京大会と2大会連続で銅メダルにとどまっており、今回こそと目標にしていた、悲願の金メダルを手にした。
バドミントン男子シングルス(車いすWH2)の決勝で梶原大暉が圧倒的な強さを見せ、香港の陳浩源に2−0でストレートで勝ち、同女子シングルス(車いすWH1)の決勝で里見紗李奈もタイの選手を破り、それぞれ金メダルを獲得した。梶原、里見はいずれも2大会連続の金メダルとなった。

京大病院 iPS細胞で「1型糖尿病」治療の治験 25年2月に実施

京都大学医学部附属病院は9月2日、免疫の異常などで発症するとされる「1型糖尿病」について、iPS細胞から血糖値を下げるインスリンを分泌する細胞をつくり、シート状にしたものを患者に移植する治験を始める方針を発表した。同病院はすでに治験の計画を国に届け出ており、2025年2月にも実施したいとしている。計画では、20歳以上、65歳未満の患者3人を対象に、神奈川県藤沢市のベンチャー企業がつくった複数の膵(すい)島細胞のシートを患者の腹部に移植する。
インスリン投与が必要な1型糖尿病患者は全国におよそ14万人いるとされる。今回の治験が成功すれば、将来的に注射の必要がない、患者にとって明るい世界が見えてくる。

”手ぶら観光”支援の実証 西武HD コインロッカー→ホテルへ

観光客が益のコインロッカーに預けたスーツケースなどの手荷物を事業者が希望するホテルまで配送する新しいサービスの実証実験が9月2日、都内で始まった。この実証実験は西武ホールディングスと、ロッカー事業を展開する会社が共同で西武新宿駅、池袋駅、豊島園駅のロッカーで始めた。実証実験は2025年3月末まで行う予定。
利用者は交通系ICカードで事前に料金を支払い、タッチパネルで首都圏にあるおよそ500軒のホテルから配送先を選ぶ。午後2時までにスーツケースなどをコインロッカーに預ければ、委託された配送事業者がその日のうちにホテルに届ける仕組み。これにより観光客は”手ぶら旅行”を楽しめようになるほか、公共交通機関の混雑緩和につながるとみられる。