関西企業の8割が賃上げ予定「5%以上」は3割弱

東京商工リサーチが関西企業を対象に行った調査(インターネット、580社から回答)によると、2023年度に賃上げを行う予定の企業は470社で全体の81.0%に上った。ただ、連合が目標に掲げる5%以上の賃上げを予定している企業は27.8%にとどまり、72%余りは5%未満であることが分かった。
このうち中小企業がけでみると、賃上げを予定している割合は80.2%と、大企業を6.7ポイント下回ったほか、賃上げにはボーナスや一時金の増額で対応すると回答した割合が41.1%と大企業より13ポイント以上大きくなった。

LGBTQの人権「守られていない」65% 毎日新聞調査

毎日新聞が2月18、19の両日実施した全国世論調査によると、日本で性的少数者(LGBTQ)の人権が守られていると思うかとの問いに「守られていると思う」はわずか15%にとどまり、「守られているとは思わない」が65%に達した。荒井元首相秘書官が性的少数者や同性婚に対する差別発言で更迭されたことを受けて行われたもの。

ウクライナから国外脱出807万人 2/15 UNHCR調べ

ロシアによるウクライナへの武力侵攻から1年。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、ウクライナから国外に脱出した人は2月15日時点で807万人に上っていることが分かった。昨年のピーク時には1,000万人を超える人々の国外退避が伝えられたが、ウクライナ軍が盛り返した後は戻ったウクライナ人も数多くいた。
脱出先は周辺諸国をはじめ欧州、米国、日本など数十カ国・地域に及ぶとみられる。このほか、子どもらが本意ではないロシアへ強制退避・連行されている人も少なくないとみられている。

レモンポップが制覇 23年最初のG1フェブラリーS

日本中央競馬の2023年最初のG1レース、第40回フェブラリーステークス(1600mダート、16頭出走、G1)は2月19日、東京・府中市の東京競馬場で行われ、1番人気に支持されたレモンポップ(坂井瑠星騎乗)が1分35秒6で優勝した。坂井騎手、田中博康調教師ともにこのレース初勝利。
道中5,6番手の好位置でレースを進めたレモンポップは、最後の直線で騎手のGOサインに応え鮮やかに抜け出し、後続を突き放す危なげない勝利だった。1馬身半差2着は3番人気のレッドルゼル、さらに2馬身半差の3着に4番人気のメイショウハリオが入った。

トルコ南部に日本の野営病院開設 本格稼働開始

複数のメディアによると、トルコ・シリア大地震の震源に近いトルコ南部の町、オーゼリに日本の国際緊急救助隊の医療チームが2月17日、テントを繋いだ野営病院を開き、本格稼働を開始した。早速、被災住民らが次々と訪れていた。
この野営病院は職業訓練校の駐車場に設けられており、入院設備と手術室もある。日本全国の大学病院や保健所などから集まった有志、総勢70人超の医師や看護師らが医療を提供する。
トルコ、シリア当局と国連のまとめによると、両国の死者は計4万6,000人を上回り、トルコだけで4万人を超えている。

NXHD シンガポールの空港で医薬品輸送の認証取得

NIPPON EVPRESSホールディングス(NXHD)は2月17日、シンガポールの現地子会社が1月17日、同国のチャンギ国際空港FTZ(自由貿易地域)内施設で、医薬品輸送品質認証「CEIVファーマ」を取得したと発表した。NXHDが海外で同認証を取得するのは初めて。
CEIVファーマは国際航空運送協会(IATA)のプログラムで、欧州などで法制化が進む「医薬品適正流通基準(GDP)」と呼ばれる流通規格に適合した国際認証。空港ごとに取得する必要があり、輸送中の温度管理や温度推移のモニタリングなどの監査項目を通過しなければ取得できない。

横浜ゴム インドのタイヤ年産能力450万本へ拡大

横浜ゴムは2月17日、8,200万米ドルを投じ、インド東部のヨコハマ・オフハイウェイタイヤのヴィシャカパトナム工場(所在地:インド・アンドラプラデシュ州)の敷地内に新たに乗用車用タイヤの生産ラインを増設。これにより、同国の既存の乗用車タイヤ生産販売会社、ヨコハマ・インディア(所在地:インド・ハリヤナ州)と合わせた生産能力を現在の年産280万本から同450万本に引き上げると発表した。
2024年第4四半期からの生産開始を予定しており、将来的には22インチまでの乗用車用タイヤの生産を視野に入れている。

「空飛ぶクルマ」 国内初の屋外有人飛行に成功

岡山県倉敷市の航空・自動車関連企業などで組織する「MASC(マスク)」は2月17日、大分市で2人乗りの「空飛ぶクルマ」の試験飛行に成功した。高さ約1.7m、幅約5.6mの機体の空飛ぶクルマは、地上約30mまで浮上し、約350mを2分間自動飛行した。国土交通相の許可を受けた屋外での有人飛行は国内初。

京大など コロナ変異株に高い中和活性示す抗体創出

京都大学の研究グループは2月17日、横浜市立大が、東京大学の研究グループとの共同研究により、新型コロナウイルスの変異株に高い中和活性を示すナノボディ抗体の中和活性を向上した抗体を創出したと発表した。マウス実験で有効性を確認したとしている。
この研究成果は、英科学雑誌『Communications Medicine』(2022年11月26日付)電子版に掲載されている。

日米韓外相が会談 北朝鮮のICBM級発射を非難

日米韓3カ国外相は2月18日(日本時間19日)、訪問先のドイツで会談した。北朝鮮が18日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイルを発射したことを「国際社会への明白かつ深刻な挑戦だ」と非難した。林芳正外相、米国のブリンケン国務長官、韓国の朴振(パク・ジン)外相が緊密に連携し、対応することを改めて確認した。