国立感染症研究所によると、7月7日までの1週間に全国およそ3,000の小児科の医療機関から報告された患者数は3万5,960人で、1医療機関あたりでは11.46人と前の週よりも3.01人増え、この時期としては過去10年で最も多くなっている。地域別にみると、三重県が25.98人と最多で、次いで埼玉県が18.8人、富山県が18.76人、広島県が16.99人と続いている。全国38の都府県で国の警報基準の5人を超えている。
手足口病は主に子供が感染し、手足や口に発疹ができる病気。
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京都・祇園祭 前祭23基の山鉾巡行 古都の夏優雅に彩る
京都・祇園祭のハイライト、前祭の23基の山鉾巡行が7月17日、京都市内中心部の四条通〜河原町一帯で行われた。巡行は午前9時ごろ、祇園囃子の響きとともに、先頭の長刀鉾が四条烏丸交差点を出発。”動く美術館”とも称される、豪奢な装飾品に彩られた山鉾23基が都大路を進む。
最大の見せ場は鉾を90度に方向転換する”辻回し”。鉾の車輪の下に竹を敷いて水を撒き、男衆が「よーいとせ」の掛け声とともに縄を引くと、鉾は滑るように向きを変える。
この日、京都市内は午前10時までに気温30度を超え、梅雨明け前の湿気が肌にまとわりつく、蒸し暑さに見舞われた。このため、零年以上に団扇(うちわ)や手持ち扇風機で涼をとる見物客の姿が目立った。7月24日の後祭では別の山鉾11基が巡行する。