ILO ウイグル族の労働環境に「深い懸念」中国政府に報告求める

国際労働機関(ILO)は2月10日、各国の労働環境をまとめた年次報告書で、中国・ウイグル族の労働環境に「深い懸念」を表明した。強制労働の疑惑があり、中国政府に「ウイグル族などが公平な待遇を受けるために、どんな対策を取っているか」を報告するよう求めている。
中国政府は疑惑を否定するが、報告書は「ウイグル族やほかのイスラム教少数民族の雇用の状況からすると、強制的な措置の存在を示唆しているとみざるを得ない」としている。