パナソニックプロダクションエンジニアリングは3月16日、パナソニックホールディングスマニュファクチャリングイノベーション本部で開発した、植物由来のセルロースファイバーを70%の高濃度で樹脂と複合した成形材料「kinari」のサンプル販売を2023年4月より開始すると発表した。
パナソニックグループでは2015年より石油由来樹脂の使用量削減による環境負荷低減を目指し、天然由来のセルロースファイバーを活用した材料開発を進めてきた。その結果、2022年12月よりセルロースファイバーを55%複合した成形材料(「kibari55-pp」)の量産販売を開始。
そして今回、セルロースファイバーを70%の高濃度で樹脂(ポリプロピレン)に混ぜ込んだ成形材料「kinari 70」を4月よりサンプル販売を開始することになった。