米FRC 3行目の銀行破綻 JPモルガン買収で収拾, 連鎖不安視も

米国の地銀ファースト・リパブリック・バンク(FRC、本店:カリフォルニア州サンフランシスコ市)が5月1日、経営破綻した。貸出債権1,730億ドル(約23兆7,300億円余)で、史上2番目の規模の銀行破綻となった。
米連邦預金保険公社(FDIC)による管理のもと、米銀最大手JPモルガン・チェースが貸出債権および預金920億ドル(約12兆6,000億円余)を引き取り買収することが決まり、顧客にはひとまず安堵が広がっている。ただ、3月のシリコンバレー銀行、シグネチャー銀行に次ぐ3番目の銀行破綻だけに、金融不安説はくすぶっており、連鎖を不安視する声もある。