米ハワイ・マウイ島の山火事でマウイ郡当局は8月11日、これまでに計80人の死者が確認されたと発表した。ハリケーンに伴う強風にあおられて市街地に急速に燃え広がり、1959年にハワイ州が誕生して以来、最悪の自然災害となった。米メディアによると、約千人と連絡が取れていないという。
今回の山火事でマウイ島西部の観光地ラハイナが壊滅的な被害を受け、これまでに2,200棟以上の建物が損壊したとみられる。被害を受けた建物の86%が住宅で、再建には56億2,000万ドル(約8,000億円)の費用が必要という。