1〜6月出生数3.6%減の37万人にとどまり2000年以降で最少

厚生労働省が8月29日発表した人口動態統計によると、2023年1〜6月の出生数は前年同期比3.6%減の37万1,052人(外国人を含む速報値)にとどまった。2年連続の40万人割れで、2000年以降で最少を更新した。最近の婚姻数が過去最低水準にあることを考え合わせると、とても反転は見込みにくく、2023年の出生数は前年比でさらに落ち込むことは避けられない見通しとなってきた。
1〜6月の死亡数は2.6%増えて79万7,716人で、出生数から死亡数を差し引いた自然増減はマイナス42万6,664人だった。この結果、総人口の減少もさらに加速しそうな情勢となっている。