濱口竜介監督作品『悪は存在しない』に銀獅子賞 ベネチア映画祭

イタリアで開催されていた世界三大映画祭の一つ、第80回ベネチア国際映画祭の授賞式が9月9日夜(日本時間10日未明)行われ、濱口竜介監督の『悪は存在しない』が銀獅子賞(審査員大賞)に選ばれた。同賞は最高賞・金獅子賞に次ぐ賞。濱口監督はカンヌとベルリンの両国際映画祭に加え、米アカデミー賞でも部門賞の受賞歴がある。
ベネチア国際映画祭での日本作品の受賞は、2020年に『スパイの妻』で黒沢清監督が銀獅子賞(監督賞)に輝いて以来、3年ぶり。