モロッコ地震 死者2,800人超え 山岳地周辺で30万人?に影響

北アフリカのモロッコ中部で9月8日深夜(日本時間9日朝)発生したマグニチュード(M)6.8の地震で、同国内務省は11日、死者が2,681人、負傷者が2,501人に上ったと発表した。その後も犠牲者は増え続け、複数のメディアによると死者は2,800人を超えたと伝えている。
被害はモロッコ全土に広がっているが、最も激しい被害を受けたのは山岳地帯。ただ、現状では被害の全容は不明で、犠牲者はさらに増える可能性がある。大きな被災地の一つ、中部ハウズ県などは山間部に位置し、道路が塞がれている場所もあり、軍や救助隊のによる活動は難航している。
国際人道問題調整室(OCHA)は、同国中部マラケシュ周辺で30万人以上が影響を受けたとみられるとしている。