習近平氏「一帯一路」首脳会議で成果強調 質へ転換めざす

中国の習近平国家主席は10月18日、北京市の人民大会堂で行われた広域経済圏構想「一帯一路」の首脳会議で基調演説した。提唱から10年間を経て、参加国のインフラ整備などの成果を強調した。また、量から質への転換を目指す方針を強調した。経済の減速局面が続く中、これまでの10年間と同様の巨額の海外投資の継続は難しいことと、同国の「経済支援を名目にした」海外投資が、途上国を借金漬けにする”債務の罠”と指摘される批判をかわす狙いもあるとみられる。